SNSのX(旧Twitter)にて、バーチャルアバターを現実の風景と合成した写真を投稿するハッシュタグ「#MRPhoto」が流行しています。

(kennzouさんのXアカウントより)
#MRPhotoは、VRChatユーザーでバーチャルフォトグラファーのkennzouさんが提案したハッシュタグです。リアル写真にアバターが入り込んでいる写真のことで、自分のアバターが現実をお出かけしているようなシーンや、リアルとバーチャルの境界が揺らぐような淡い表現が生まれており、さまざまなユーザーが積極的に投稿しています。
【拡散にご協力ください】
リアル写真にアバターが入り込んでいる写真…
もっと見たいですよね?そんな写真を検索しやすいように #MRPhoto というハッシュタグを提案します!
皆でこのジャンルを盛り上げていきましょう! pic.twitter.com/wHVFNFhHCa
— kennzou (@kennzou_f) June 2, 2025
きっかけとなったkennzouさんの写真は、モノクロでどことなくレトロさを感じる路地裏に、赤い着物のアバターが映り込むというもの。フォトグラファーらしい芸術性が垣間見える作品です。
#MRPhoto のコツ
・レンズの画角(広角or望遠)を同じにする
・カメラの角度(俯瞰orアオリ)を同じにする
・アバターの 足がどこに着くのか考えて配置する(通りかかる人を参考に)
・アバターの影の向きを現実の写真に合わせる
・アバターに当たる光を現実の色に合わせるだいたいこれでいけるぞ https://t.co/xHHW2Hzbpc
— BIS🍀 (@Bismuth833) June 5, 2025
同じくバーチャルフォトグラファーとして活動するBISさんは、#MRPhotoを撮影するコツを解説。画角や角度だけでなく、足の位置や影の向き、光の色合いなどの重要性を伝えています。
カーブミラー越しの君
※拡大して見てね#MRPhoto #bisgraphy pic.twitter.com/F8JnTLrZ1X
— BIS🍀 (@Bismuth833) June 3, 2025
BISさんは他にも、カーブミラーにアバターが映る写真も投稿しており、日常にアバターが本当に現れたかのような瞬間を作り上げています。
#MRPhoto pic.twitter.com/5se1pjYVfY
— えこちん📸🐳✨ (@ecochin) June 3, 2025
こちらはバーチャルフォトグラファーのえこちんさんの作品。ミーム化しているMV「Big Enough」を彷彿とさせるシュールな画像となっており、遊び心を感じられます。
#MRPhoto というタグの運用をkennzou さんが始められたようなので、僕もリアル✖︎バーチャルの撮影者として応援します!🎉🎉🎉🎉📸📸📸📸📸📸📸 https://t.co/lV839csMMq pic.twitter.com/jVJiNmjGrU
— BUSSAN⚡️(なんでもクリエイター) (@BUSSAN_8888) June 2, 2025
VRライブイベント「サンリオバーチャルフェス」などの映像撮影で活躍するバーチャルクリエイターのBUSSANさんは、ポラロイド風の写真を投稿。#MRPhotoが流行する3年ほど前にも、似たような写真を投稿していたことを明かしました。
広がるMR技術×アバターの可能性
MR(複合現実)といえばVR/MRヘッドセットのアプリで体験することが主流ですが、アバターと現実の風景を合成する事例は近年増えつつあります。
例えば、VTuber事務所「にじさんじ」が行った「新技術実証実験イベント」では、Meta Quest 3を被るとVTuberの加賀美ハヤトさんが目の前のステージに現れ、リアルタイムでライブパフォーマンスをしてくれました。
一方でアイドルマスターの公式YouTubeチャンネルでは「765プロダクション 発表記者会見」と題し、765プロアイドルの如月千早さんが現実の記者会見場に登壇。記者たちの質問に答えました。映像はスクリーン越しのものでしたが、オンライン映像では現実の視聴者と対面し、リアルタイムに受け答えする姿が見られました。
バーチャルシンガーsomuniaさんは、実在するクラブハウスでミニライブを実施。これには「Gaussian Splatting」と呼ばれる、複数の写真から3Dシーンを再現する技術が利用されています。バーチャル空間のなかに現実のオブジェクトをアップロードすることで、バーチャル・シンガーが同じ舞台に立っているかのようにみえる表現方法となっています。
VRChatでも、MRが使われたワールド「実写合成ミュージアム-RealPhotoFusionMuseum」があります。東京・渋谷など現実で撮影された写真の“中”にアバターで入り、好きなポーズを決めて写真を撮れるというワールドで、今回の#MRPhotoと非常に近いコンセプトとなっています。
こういった現実風景とアバターの合成が人気となっている背景には、VTuberやVRChatが普及し、MR技術が進んだことで、こういった表現も自然と浸透するようになったことが挙げられるでしょう。ハッシュタグでは他にもさまざまな投稿がされているので、ぜひご確認ください。



