2024年もさまざまなVTuberが登場し大きな活躍を見せました。MoguLive編集部は2024年の「MoguLive VTuber Award」として、アンケートの「2024年に発表されたVTuberの楽曲の中で最も好きだった曲」のアンケートを実施。コメントの中から数多く投票されたVTuberの楽曲をピックアップして紹介します。
星街すいせい「ビビデバ」
ホロライブ所属の星街すいせいさんのオリジナル楽曲。「フォニイ」で知られるツミキさんが楽曲を手掛けており、YouTubeの再生回数は1億回を突破し、VTuberの枠を超えて今年を代表する楽曲となりました。現実とアニメーションを融合させたMVのダンスも人気です。
【アンケート投票者のコメント】
・抜きん出てクオリティが高い。他のアーティストでは無理な楽曲とMVのクオリティ
・ここまで流行ったVTuber楽曲がこれまであっただろうか!あの軽快なリズムをどこへ行っても耳にするので驚きました。音楽は次元の壁をも越えてきますね!
・やはり今年はこれを外すことは出来ないと感じるほどに圧倒される
アニメーション作家による「ビビデバ」を読み解く記事はこちら。
GEMS COMPANY「Endless Coda」
スクウェア・エニックスがプロデュースし、芸能事務所ディアステージに所属する「GEMS COMPANY」は、11月に現体制の区切りを発表。「Endless Coda」は12月に行われたラストライブのタイトルにもなっています。
【アンケート投票者のコメント】
・GEMS COMPANYのラストライブの表題曲であり、これまでジェムカンが歌ってきた全員曲やユニット曲のフレーズを盛り込みながら、これからの希望を描いているジェムカン集大成と呼べる楽曲。
・6年半に渡る同グループの集大成となる1曲 曲中にグループ内ユニット曲のフレーズが自然に組み込まれているところに注目してほしい
・ジェムカンの最後の曲。今までの歴史や想いが沢山つまった曲。またいつの日か、という淡い希望も残しつつ、終わりを実感させる曲
月ノ美兎 / 笹木咲 / 椎名唯華「てんやわんや、夏。」
「てんやわんや、夏。」は、にじさんじの月ノ美兎さん、笹木咲さん、椎名唯華さんによるオリジナル楽曲。MVでは3人の格好をしたおじさんたちが海で戯れる映像に、ファンは度肝を抜かれました。
【アンケート投票者のコメント】
・今年一番度肝を抜かれたMV。楽曲もしっかりとエモい。
・楽曲のMVが実写?でvtuberの定義のようなものをひっくり返しながらも、なぜか説得力があって、広く受け入れられているのが印象的だった。
・こういうのが見たくてにじさんじ/月ノ美兎を推してるんだったわ、というのを思い出させてくれる最高の曲だった
儒烏風亭らでん「まいたけダンス」
まいたけダンスは、儒烏風亭らでんさんが配信中に披露した即興歌を、映像クリエイターのばかくん3世さんがアニメ化したショート動画からヒットしました。進研ゼミの集計した「小学生の流行語ランキング」でもベストテン入りするなど、子どもたちからも人気です。
【アンケート投票者のコメント】
・tiktokやyoutube shortsで大バズりしたことで多くの人が彼女のことを知るきっかけとなっており、周囲への説明でも伝わりやすかった
・TikTokでバズり、ニュースに取り上げられて、オリ曲としてデジタルリリースされるとは思わなかった。
・ネット流行語大賞2024年金賞、よくよく考えると意味が分からないが得体のしれぬ中毒性のある曲。
レトラ「群青イニシエーション」
アイドルマスターシリーズのプロジェクト「vα-liv」では、2024年に3人のアイドル候補生が無事アイドルデビュー権を獲得して話題となりました。そのうちのひとり、レトラさんの「群青イニシエーション」は、ラジオ番組「ミューコミVR」のVTuber楽曲ランキングの2位を獲得しています。
【アンケート投票者のコメント】
・歌を心の支えにしてきたレトラさんが、今までの自身の人生をコンポーザーの方と本格的にヒアリングしながら制作された1stシングルの楽曲。
力強い歌声に情熱のこもったメロディライン、アイドルの枠を越えた一人の表現者としてより多くの方にこの楽曲が届いて欲しいです。・「私は私を諦めきれない」というフレーズは、「歌で生きていきたい」というレトラさんの悲鳴にも似た強い思いを感じられ、曲調も相まってとても好きな曲です。
・夜明けのようなメロディに乗って、彼女の持つ静かな情熱がその高い歌唱力によって歌われるこの曲は聴く者の心を震わせる力があります。
※vα-livのメンバー灯里愛夏さんと上水流宇宙さんの楽曲も、多くの得票を獲得しました。
えのぐ「僕色インフィニティ」
VRアイドル「えのぐ」は、2024年に運営元の岩本町芸能社が廃業するのを機に、メンバーたちが新合同会社を立ち上げて活動する道を選びました。「僕色インフィニティ」は、グループ結成6周年ライブにて披露されています。
【アンケート投票者のコメント】
・曲やダンスに過去楽曲のモチーフが散りばめられている、えのぐが歩み繋いできた6年間の集大成というべき曲で、えのぐが描いてきた軌跡に思わず感極まりそうになるほど琴線に触れる。
・えのぐが6周年ライブ2589日目の奇跡にて今まで歩んできたアイドルとしての道と、これから無限に広がっていく未来を歌った曲は、どうなるか分からないと不安になっていた気持ちを吹き飛ばしてこれからも兎に角一緒に未来を見たいと思わせてくれました。
・まだVtuberという名称が無かった頃から活動を続け、決して順風満帆とは言えないこれまででしたが、1つも無駄なんてない。そしてこれからもファンのみんなと一緒に無限大の可能性を描いていこうと高らかに歌ってくれた、えのぐとファンにとってとても大切な曲です。
LiLiN「Glow」
LiLiNさんは、メタバースプラットフォーム「cluster」出身のバーチャルシンガー。Project FRVSのメンバーとして、clusterとYouTube上で定期的な歌のライブ配信を行っています。「Glow」は、2曲目のオリジナル楽曲としてリリースされました。
【アンケート投票者のコメント】
・オリジナル1曲目はご自分+リスナーへの応援曲という感じでしたが、さらにパワフル・ご自分の覚悟を掲げて、全てを「希望で塗りつぶしていく」楽曲に仕上がってます。定期ライブで熱唱しているところ、是非聞きに来ていただきたいです!
・LiLiNさん2曲目のオリジナル曲です!かっこよくて聴くたびに元気をもらえます。
毎週のclusterでのVRライブやYouTubeの歌枠でも歌ってくれるのですが、生歌がまた最高です!
早くアニメやゲームのタイアップ曲にならないかなと思っています♩・FoxRayer氏作曲、LiLIN氏作詞のオリジナル楽曲である。イントロはバラードか?と思わせる始まりだが、蓋を開けてみれば未来を切り拓いていくようなパワーソング。LiLiN氏の歌唱は一辺倒でなく、様々な感情や状況を声色と歌い方で変化させられるところが魅力である。強い思いを爆発させるような叫びにも似たサビ部分の歌唱は圧巻。毎週のライブでも歌唱しているのでぜひ一度生歌を浴びてほしい。(彼女の歌唱は聴く、というより浴びる、が似合う)
織姫はるか「オリハルコン」
個人VTuber織姫はるかさんは、音楽中心の配信や動画投稿を行っています。6番目のシングル楽曲「オリハルコン」は、アニメ「人類は衰退しました」「のんのんびより」のOP曲などを手掛けるnano.RIPEが手掛けています。
【アンケート投票者のコメント】
・これまで彼女を追ってきたディープなファンにはこの歌詞はあのことを歌っているんだなと分かる内容で彼女の半生を歌うような内容がエモすぎ、楽曲としてもnano.RIPE提供&演奏のサウンドは最高にアガるロックチューンになっており、何度聞いても胸の奥のデリケートな部分が刺激されキュンとなる。
・新衣装を機にリリースされた楽曲でしたが、心機一転前に進むことを大切にされている曲で、熱い想いが伝わる曲になっている。
・人生観を変える歌声、表現力、最高でした。