Meta Questシリーズ向けの最新ソフトウェア・アップデート（v56）の配信が順次開始されました。今回の更新では、ハンドトラッキングの大幅な改善やFacebookライブ配信の追加などが導入されます。
v56アップデートでは、手の反応性を重視した「ハンドトラッキング 2.2」が実装されます。発表によると更新後は、以前と比べて一般的な利用で最大40％、速い動きでは最大75％、ハンドトラッキングの遅延を低減するとのこと。ペースの早いゲームで、ハンドトラッキングがより機能する改良も行われているとのこと。
「ハンドトラッキング 2.2」にあわせて、Meta社はテスト用のデモアプリ「Move Fast」をリリースしました。公開された紹介映像では、より反応が機敏になったハンドトラッキングを見ることができます。
Facebookで生配信が可能に
Facebookライブ配信機能は、VRゲームをプレイする様子を、Facebookライブ配信でリアルタイムで共有できるシステムです。可能な限りシームレスに設計されており、ビデオ出力や配信を行いながら、ライブチャットパネルに常時アクセス可能です。
本ライブ機能は、段階的に展開される予定。7月現在、具体的なロードマップなどは発表されていません。
自動アップデート機能リリース
ヘッドセットが更新を自動で導入する、自動アップデート機能もリリース。今後は、ヘッドセットが充電中であれば、自動的に電源が入り、アプリとOSのアップデートと、クラウドへのバックアップが実行されます。また、コントローラーのボタン割り当て設定を変更することも可能になりました。
Meta Quest Proには、設定の「試験中」欄にローカルディミングを有効化する項目が追加されました。ローカルディミングとは、液晶裏のLEDバックライトの明るさを、複数のエリア単位（ディミングゾーン）で制御する技術です。有効にすると、特に暗いシーンで色のコントラストが改善されます。
その他の改善点など、v56アップデートの詳細はこちら
https://www.meta.com/ja-jp/blog/quest/v56-software-update-hand-tracking-improvements-live-captions-facebook-livestreaming/
（参考）Meta公式ブログ
