2024年11月第2週はMeta Quest 2(メタクエスト2)、Meta Quest 3(メタクエスト3)向けに有料アプリ3個がリリースされました。
今週のピックアップ
「Metro Awakening」
ロシアの小説家、Dmitriy Glukhovskiy(ドミトリー・グルホフスキー)氏の小説「Metro 2033」を原案にしたストーリー重視型FPS「Metro(メトロ)」シリーズ初となるVR専用作品。プレイヤーは主人公の医師「セルダル」となって、妻が切実に求める薬を手に入れるため、殺人的な放射線とミュータントがはびこる、モスクワの地下トンネルの探索に挑みます。2010年発売のシリーズ第1作「Metro 2033」の前日譚を描く内容で、ストーリーは原作者のグルホフスキー氏自らが書き下ろしています。
過去作のストーリーに沿いながら進めていく、ストーリー重視型ならではのゲームデザインはVR専用の本作においても健在。ステルス性の高い戦闘シーン、危険と隣り合わせな探索もVR専用になったことで臨場感と没入感が大幅に増し、舞台となる地下鉄内の雰囲気をリアルに味わえるようになっています。
また、操作全般はVR向けに最適化。ミュータントや盗賊との戦闘で用いる拳銃は、コントローラを直接動かすスタイルに改められ、装填(リロード)も本物っぽさのある手動式になっています。探索における重要アイテムとも言える懐中電灯の充電も同様で、いずれもプレイヤーが直接手に持って使っているかのような手触りを表現。さらにガスマスクの放射線対策用フィルターが減り始めると、視界が歪み始める演出もVRになったことで大幅にパワーアップ。舞台である地下鉄内の恐怖を大いに煽るものになっています。
他にストーリーも勇気と正気を限界にまで振り絞り、愛する妻を救うために奮闘する医師の壮絶な運命を描くなど、過去作と変わらぬ複雑で重厚な内容。前日譚ということで、シリーズ第1作「Metro 2033」の経験者にとっても興味をそそる仕上がりになっている模様です。
本作はリメイク版の発売が記憶に新しい「Arizona Sunshine(アリゾナ・サンシャイン)」や、「After the Fall(アフター・ザ・フォール)」を代表作とするVertigo Gamesが開発。PC(Steam)、PlayStation VR2版もあり、いずれもMeta Quest 2/3版と同タイミングで販売を開始しています。
前日譚のストーリーというその内容から、「メトロ」シリーズを追いかけているプレイヤーにはまさに必見の1本。同時にこれまでシリーズを遊んだことがないプレイヤーにも、ストーリー性の高いVRFPSという点から注目の新作であり、本作を機に「メトロ」シリーズに入門してみるのもまた一興と言えるでしょう。
新作一覧
「Metro Awakening」 開発:Vertigo Games 日本語対応:あり ジャンル:サバイバルアドベンチャー 価格(税込):4,480円 評価:星4.4(329件) Meta Store |
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「Dumb Ways Free For All」 開発:PlaySide Studios LTD 日本語対応:あり ジャンル:バカンスアドベンチャー+ミニゲーム 価格(税込):3,100円 評価:星5.0(20件) Meta Store |
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「Living Room」 開発:Thoughtfish GmbH 日本語対応:あり ジャンル:MRシミュレーション 価格(税込):3,100円 評価:星4.9(28件) Meta Store |
※評価は執筆時点のMeta Storeでの評価です。
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