6月14日(火)Meta Quest(Quest 2)の最新ソフトウェア・アップデート(v41)の配信が順次(段階的に)開始されました。ペアレンタルコントロールツールや「Horizon Home」などが導入されます。
ペアレンタルコントロールは、Questで遊ぶ子どもがいる保護者の利用を想定したもので、公式スマートフォンアプリから子どもアカウントの管理が可能になるシステム。2022年3月に情報が発表されていました。
子ども側は保護者に自分のアカウントを監督してもらうように依頼し、保護者がOculusモバイルアプリからそれを承諾することで、この機能を利用できます。保護者側が設定できる機能の詳細は以下のとおりです。
・保護者は、13歳以上の子どもに不適切と思われる特定のアプリをブロックし、子どもがそれらのアプリを起動できないようにできます。ブロックできるアプリは、ウェブブラウザなどのアプリとストアで入手できるアプリが対象です。
・国際年齢評価連合(IARC)によるレーティングに従って、デフォルトでブロックされているアプリのダウンロードまたは購入を、保護者が承認できるようになります。
13歳以上の子どもは、「購入希望」のリクエストを申請すると、保護者にその旨の通知が届きます。保護者はOculusモバイルアプリからそのリクエストを承認または拒否することができます。
・保護者は、子どもが所有するすべてのアプリを見ることができます。
・保護者は、子どもがVR内で購入する度に「購入通知」を受け取り可能。子どもがアプリをダウンロードしたり、プレゼントを送ったり、受け取ったりすると、保護者は通知を受け取ることができます。
・保護者は、Oculusモバイルアプリからヘッドセットを利用している時間を見ることができ、子どもがVRをどれくらい使用しているか、把握できます。
・保護者は、子どものOculusフレンドのリストを閲覧できます。
・保護者は、子どもがPC上のコンテンツをQuestのヘッドセットからアクセスすることを防ぐために、(Oculus)LinkとAir Linkをブロックすることができます。
Meta社は、この機能の拡張を続け、VRコミュニティに貢献し、その安全を守ることに注力すると説明しています。公式サイトには、VRを使用する子どもがいる家庭を対象とした、保護者向けの教育ハブも設置されました。なお、教育ハブの一部は日本語非対応となっています。
ホーム画面招待機能「Horizon Home」が登場
「Horizon Home」は、Quest 2のホーム画面に友達や知人を招待できる機能です。招待した人と音声で会話したり、一緒に360度動画を視聴したりできます。対応するマルチプレイヤー作品(「Beat Saber」や「デメオ:ダンジョン アドベンチャー」など)の“グループ作成機能”なども実装されているとのこと。
各種機能については、今後段階的に拡張されていく予定。Meta社は、「Horizon Home」によって「友人や家族とVR上で簡単に会うことができるようになった」と説明しています。
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