自分がオーケストラの指揮者になったような気分を体験できるVRゲーム「Maestro:The Masterclass」がリリースされました。
難しい操作は少なく、矢印の方向に指揮棒を振ったり、左手を挙げたりすることで演奏を奏でられるリズムゲームに仕上がっています。Meta Quest 2のハンドトラッキング機能を使えば、コントロール不要で体験も可能です。App LabでMeta Quest2、Meta Quest Pro向けに無料リリース中です。
実際に指揮者になってみた
本作は最初にチュートリアルレッスンがあり、丁寧にゲームプレイ方法を解説してくれます。「オーケストラの演奏者の方々からのレクチャーを受けながらプレイを学び、いざ本番!」のような自然な構成の流れになっているので、チュートリアルをやっている義務感が生まれず、没入度が疎外されないように配慮された作りなのが印象的でした。
指揮台の左側を指揮棒で軽く二回トントンと叩くとレッスンがスタート。白いノーツの時は矢印の方向に指揮棒を振ったり、黄色のノーツの時は両手を振ったり、ノーツの種類も様々なのでプレイが単調になることはありません。
やり方が分からなくなったら指揮台にある教科書を見ながら指揮に挑戦してみましょう!
操作を簡単に紹介すると、白いノーツは矢印の方向に指揮棒を振ります。
黄色のノーツは矢印の方向に両手を振ります。
オレンジのノーツが出てきたら左手を挙げ、ブルーのノーツが出てきたら左手を下げます。
白い丸が出るタイミングで左指を指します。
白いマークのノーツが出てきたら左手を挙げながらノーツが終わるところで手を握ります(これが一番筆者的には難しかったです、左手を挙げつつ他のノーツも並行してやらなければならないのでミスが連発しました…..左手を挙げたり下げたりするノーツは難易度高めなので要注意です!)。
レッスンが終わるとアナウンスが鳴り、「raise your hands」と表示されるので両手を挙げると遂に本番のコンサートがスタート。本番ではモーツァルトの「怒りの日」を指揮していきます。
チュートリアルとは打って変わり観客が入ることでまさに「自分が今指揮者としてコンサートに立っている!」という気分になります。観客の声や環境音も相まって、緊張で身が引き締まり「指揮に集中しなきゃ!!!」という気持ちにさせてくれました。
ノーツに沿って演奏していき、演奏が終わると星の数でスコアが決まります。
他のVRゲームに比べて右手と左手同時に違った動作をすることになり、そういった独特の操作方法も相まって本物の指揮者になっていると錯覚しました。
また、レッスンではジャズやヒップホップなどを聞きながら指揮していく箇所もあり一瞬「え!?ジャズ!?」と思いましたが音に合わせていくと不思議と楽しくなってきてこのゲームに新しい可能性を感じました。
リズムゲーム自体の面白さもあり、ハンドトラッキングもスムーズに動作してくれるので直感的に楽しめるのもポイントです。今後は曲数を増やしてフルゲームで発売してくれることを期待したいですね!
Maestro: The Masterclassのストアページはこちらから
https://www.oculus.com/experiences/quest/4813149252124417/?locale=ja_JP