9月4日(水)、2Dアニメーションツール「Live2D Cubism 4」がリリースされました。2年ぶりのメジャーアップデートです。
個人・企業問わずVTuberも利用
Live2Dは、2Dイラストにアニメーションをつけられるソフトです。元となるイラストをパーツごとに分けて動きを設定し、平面的なイラストを立体的に見せることも可能です。ゲーム作品では「ファイアーエムブレムif」や「アズールレーン」といったタイトルにも使用され、さまざまなクリエイターがコンテンツ制作に活用しています。
Live2DとVTuber(バーチャルユーチューバー)との関わりは深く、現在も企業・個人を問わず、多くのVTuberがソフトを利用しています。FaceRigなどを通してリップシンクや動きを手軽に反映させられるため、キャラクターの動作を設定するのに活用されることが多いようです。
メジャーアップデートの内容
「Cubism 4」では、さまざまな新機能が追加。エディタ内で線を生成して描ける「アートパス」、タイムラインでモデルを直接編集できる「フォームアニメーション」など、表現の幅がより広がる新機能が搭載されます。
また、髪や服などの揺れをより自然な動きにする「拡張補間」や、眼の前に髪がかかった際、髪を透かすような表現もできる「マスクの反転」などが追加されています。
新型Live2D(Cubism4)、物理演算の設定画面の画質がめちゃくちゃ良くなってて嬉しい… pic.twitter.com/0AJ3qTboZx
— 乾物ひもの🐟メガネっ娘Vtuber (@himono_vtuber) September 4, 2019
拡張補間すげーーーーーー!!!!回転デフォーマ使わなくてもぬるぬる動く!!!! pic.twitter.com/fUSislGJav
— 乾物ひもの🐟メガネっ娘Vtuber (@himono_vtuber) September 4, 2019
すでに使用したユーザーからは、設定画面の画質が向上した点などが高く評価されています。なお、FaceRigとの連動は9月4日の段階では未対応です。
リリース記念として、年間ライセンスが40%OFFなどのキャンペーンが実施されています。また、42日間のPRO版無料トライアルも用意されるとのこと。
より表現の幅が広がったLive2Dが、VTuberたちの活動に今後どう影響を与えていくのか注目です。