VRをテーマにしたサイコスリラードラマ「キス・ミー・ファースト」が、6月29日よりNetflixで配信を開始します。スティーブン・スピルバーグ監督の映画「レディ・プレイヤー1」のように、完全な没入体験ができるVRが日常となった世界が舞台のSFドラマです。
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現実とVRの世界が交錯する物語
ロッティ・モガック氏のデビュー小説「Kiss Me First」を原作にしたこのドラマは、2018年4月からイギリス公共テレビ局のチャンネル4で放送されました。主人公のレイラは、母親を亡くした現実から逃避するために、VRに没頭しています。彼女は、VRゲームの中でテスという名のプレイヤーと友達になります。テスが謎めいた失踪を遂げたことから、レイラは現実とVRが交錯する世界に足を踏み入れることとなります。
公開されたトレーラーからは、実写とCGを組み合わせたドラマチックなストーリーが展開することが見てとれます。現実の世界で起こっている出来事はカメラが撮影した実写映像、VRの中での出来事はビデオゲームのような3Dアニメーションで映し出されています。
VR=危険、という図式への疑問
一方で米メディアVRScoutは「Kiss Me First」のような最新技術にまつわる作品が、VR技術を危険だと訴えるものになっているのではないかと懸念も示しています。VRを扱った作品の大半は、VRに対する不安感を払拭するものではなく、視聴者に最新技術の危険性を伝える内容になっている、ということです。
VRScoutは「VRは現実を破壊したり人々を陰鬱にさせるようなものではなく、未来の素晴らしい技術だとしてVRを描く「レディ・プレイヤー1」のような作品が増えていくことを願っています」と結んでいます。
Netflixは一体型VRヘッドセットOculus Goで視聴することができます。
（参考） VRScout
Mogura VRはVRScoutのパートナーメディアです。
