バーチャルシンガー花譜さんの公式配信番組「花達と椿と君。」にて、「KAMITSUBAKI STUDIO」の最新情報が公開。花譜さんのカバーストリーミングライブの開催と、オリジナルIPプロジェクト「神椿市建設中。」やフォトリアル型のバーチャルアーティストte’resaさんが発表されました。
花譜カバーストリーミングライブ「アイスクリームライブ」が開催
「アイスクリームライブ」は花譜さんによるカバー曲限定のストリーミングライブです。6月中旬にYouTube Liveで無料配信を予定しており、詳細は追って発表するとのこと。
また、「HAYABUSA EXPERIENCE by 3.5D × docomo」のテーマソング「戸惑いテレパシー」がBOOTHにて6月10日(水)に発売します。柊キライさん、Orangestarさん、羽生まゐごさんによるリミックスバージョンも収録され、6月8日(月)にはMVも公開予定です。
オリジナルIPプロジェクト「神椿市建設中。」が発表
「神椿市建設中。」は、KAMITSUBAKI STUDIOが2019年から開発中のオリジナルIPプロジェクトと、インディゲームプロジェクトの総称です。架空の都市「神椿市」を舞台としたストーリーには沢山のクリエイターやアーティストたちが参加し、プレイヤーはスマートフォンで神椿市に潜むさまざまな「ナゾ解き」に挑戦することを予定していました。
ナゾ解きにはスマートフォンの位置情報を活用し、外に出て移動することが鍵になるような仕様となっていました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大状況を鑑み、サービスの提供予定時期を全面的に見直すことになったそうです。
神椿初のオリジナルIP「神椿市建設中。」ようやく発表出来ました。
とはいえ今後どうなるかは全くわかりません。
コロナの渦中に発表も出来ずに無くなったプロジェクトもあります。
それでも「神椿市建設中。」に関してはなんとか形にしたいです。
不幸を幸に塗り替えます。https://t.co/Y5RZcebcb5 https://t.co/UXMTD5iqm9— PIEDPIPER/KAMITSUBAKI P (@PIEDPIPER2045) May 29, 2020
KAMITSUBAKI STUDIOは、急速に変化しつつある「新たな時代」のために作り直していく必要があると考え、2020年夏以降何らかの形でプロジェクト開発への協力をお願いすると明かしています。
リアルとバーチャルの境界線のアーティスト「te’resa」がデビュー
te’resaさんは東京生まれLA育ちの17歳。KAMITSUBAKI STUDIOの新人アーティストとしてデビューが告知されていましたが、公式配信番組「花達と椿と君。」にてフォトリアル型のバーチャルアーティストであることが明らかとなりました。
彼女の存在は「リアルとバーチャルの境界線」とは何なのかの可能性を問うものとしており、「彼女とプロジェクトを共にすることで、KAMITSUBAKI STUDIOが求めている答えが、またひとつ見えてくるかもしれない」と明かされています。
ようやく本当の「te’resa(テレサ)」を、公開出来ました。
彼女に関しては経験してない事ばかりが起きて、なんというか本当に大変でした。
なので現時点での正解は分からないし非常に手探りではありますが「リアルとバーチャルの境界線」を曖昧にする不可解な実験を一緒に続けていこうと思っています。 https://t.co/9Q7BueqYEc— PIEDPIPER/KAMITSUBAKI P (@PIEDPIPER2045) May 29, 2020
te’resaさんのようにリアルな3DCGの姿で活動するバーチャル上の人物は「バーチャルヒューマン」と呼ばれており、新たなインフルエンサーとしてInstagramなどのSNSで注目を集めています。海外ではLil Miquelaさんが238.3万人のフォロワーを持つ他、国内でもimmaさんがファッションモデルやCM出演で話題となりました。
(参考)KAMITSUBAKI STUDIO 公式YouTubeチャンネル、「神椿市建設中。」公式ページ、花譜 Informatio、プロデューサーPIEDPIPER Twitterアカウント