Home » 大阪駅うめきたエリアの券売機のバーチャル駅員に、対話型AIエンジンが導入される


話題 2023.03.31

大阪駅うめきたエリアの券売機のバーチャル駅員に、対話型AIエンジンが導入される

大阪駅・うめきたエリアの券売機のバーチャル駅員に、対話型AIエンジンが導入されました。

うめきたエリアの券売機「みどりの券売機プラス+AI」には、バーチャル駅員と会話しながらきっぷ購入ができる「AI 自動応対機能」が用意されています。今回、株式会社日立製作所が開発した日立独自の対話型AIエンジンが提供され、バーチャル駅員とのスムーズな会話によるきっぷ購入が実現したとのこと。


システムの特徴として、券売機の操作に不慣れな利用者にも、音声会話による操作でスムーズにきっぷが購入可能となっています。会話の内容は券売機上部のモニターに文字で表示されるため、耳やことばが不自由な方の利用もサポート。さらに、バーチャル駅員で対応しきれない場合は、それまでの接客内容をコールセンターのオペレーターに引き継ぎ、確実な接客応対が可能となっているそうです。

また、日立の「多言語対話プラットフォーム」内の音声認識を活用し、事前に登録された想定問答をもとに回答を提示。読み方が共通する駅名・地名などに対しても、画面上で複数の候補を表示します。

音声認識や対話のAIエンジンは鉄道・交通向け用語に対応し、実際の駅員とのやり取りを想定して、シナリオや言葉の言い替えなども考慮したチューニングが行われています。今後、利用頻度が高まることで対話ログが蓄積され、AIエンジンの継続的な精度向上も図れるそうです。

(参考)公式サイトプレスリリース


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード