イギリスの自動車会社ジャガーランドローバー(以下JLR)は、ARを活用した新型HUD(ヘッドアップディスプレイ)の開発を進めていることを発表しました。
同社によれば今回発表された新型HUDは、車両の安全面の向上のほか、長時間のドライブ中に娯楽を提供する目的で開発されているとのこと。同HUDの製品化や車両への導入時期は明らかになっていません。
前方道路に情報を表示
JLRの新型ARHUDは、同社とケンブリッジ大学の「Centre for Advanced Photonics and Electronics(CAPE)」の共同プロジェクトとして開発が進められています。
2019年8月現在、自動車に搭載されているHUDの多くはフロントガラスに各種情報を投影する方式が採用されています。一方、JLRの新型ARHUDは、ARにより車両の前方の道路に情報を直接表示します。ナビゲーションや注目すべき場所の強調、ドライバーに迫る危険の情報などを表示します。
JLRによれば、新型ARHUDは各種安全情報の提供のほかに、同乗者に3D映画の視聴を可能とするとのこと。同社は、3D映画上映システムは複数人のユーザーに対応している説明。単一のスクリーンを通して、それぞれのユーザーが好みの映画を見ることが可能としています。
(参考)Motor Authority