米国現地時間10月15日にアドビ社が主催するクリエイター向けイベント「Adobe MAX」で、Insta360 Pro /Pro 2が3Dの180度動画に対応することが発表されました。
今回の対応では、Insta360 Pro /Pro 2で撮影した3Dの360度動画を編集して180度動画に出力ができるようになります。「Adobe Premiere Pro CC」のInsta360専用プラグインか「Insta360 Stitcher」で180度動画に変換する機能がアップデートによって追加されるとのことです。
Insta360は、10月末頃にこのアップデートを予定していると発表。
「実は180度撮影のクリエイターと360度撮影のクリエイターのニーズの重なる部分が多い。」「今回のアップデートで、彼らは初めて、同じカメラに同じ撮影作業でプロ級のコンテンツを作れます。更に同時に180度撮影も360度撮影もできるようになりました。」（Insta360のマーケティング責任者のマックス・リヒター氏）
また、3Dの180度動画はグーグルが「VR180」という規格を推進しており、日本でも「Lenovo Mirage Camera with Daydream」が販売されています。
Insta360 Pro /Pro 2の3Dの180度動画の解像度は「片目4K x 片目4K」と、高い没入感を与える高解像度です。さらに「Adobe Premiere Pro CC」のInsta360専用プラグインを使った場合は、各レンズで撮った映像を1枚に繋ぎ合わせるスティッチングがいらない「No-Stitch編集」が可能とのことです。
VRでも後方を見ることのない3Dの180度動画は注目を集めつつあり、これまでに日本でも、プロ野球の試合や音楽ライブなどを3Dの180度動画撮影がされています。3Dの180度動画制作が簡易になった今回の発表を受けて、コンテンツの充実が期待されます。
