新型コロナと医師との戦いを描く「Inside COVID19」がOculus TVで公開エミー賞にもノミネート

Oculus Quest（オキュラスクエスト）向けの公式アプリ「Oculus TV」で、新型コロナウイルス（COVID-19）と、ある実在の医師との戦いを描くVRコンテンツ「Inside COVID19」が公開されています。

「Inside COVID19」は、5つの異なった病院で新型コロナウイルスのパンデミックに備える救命部門のディレクター、Josiah Child医師の軌跡を追うコンテンツ。ウイルスと戦う準備を進めるなか、 Child氏自身も新型コロナに感染してしまう…というのがあらすじです。

（Inside COVID19の紹介映像）

「Inside COVID19」は先日、エミー賞の「Outstanding Interactive Program 2021」部門にノミネートされました。なお、Felix & Paul Studioが手掛けたVRコンテンツ「Space Explorers: The ISS Experience」も同部門にノミネートされています。

2021年のエミー賞の受賞者発表は、9月19日に行われる予定です。

“コロナ禍”が始まってから約1年以上が経過した2021年現在、同ウイルスに関わるVR/ARの活用事例が増えつつあります。日本では東京都港区がコロナワクチンの接種会場をバーチャルで公開し、接種時の過程を紹介するといった試みを行っています。また5月には株式会社ジョリーグッドと順天堂大学による感染症診療をVRで体験学習できるコンテンツの共同開発も発表されています。今後どういった活用事例やコンテンツが登場するのか、引き続き注目したいところです。