7月4日(月)より、画家・鶴田一郎さんのVR展示会がオープンしました。開催場所はソーシャルVR「VRChat」。会場ワールドは現在パブリックで公開され、誰でも無料で入場できます。
鶴田一郎さんは現代美人画を中心に描き続け、ノエビア化粧品のCM採用で知名度を得ている画家です。画業は半世紀近くにもなり、美人画以外にも仏画など様々な作品を描いています。
「VRChat」にオープンしたVR展示会ワールド「ICHIRO TSURUTA VR MUSEUM」には、これまでの鶴田一郎さんの作品が一挙に展示されています。鶴田一郎さんのコメント、および年表が掲示されたエントランスから、テーマごとの展示室につながるロビーへとつながります。
ロビーにも作品が展示されているほか、談笑できるスペースも設けられています。さながら銀座あたりのおしゃれなギャラリーです。
展示エリアは全部で7つ。現実の美術館のような空間かと思いきや、突然屋外に出たり、和風建築の中に入ったり、水上の教会が現れたりと、空間の使い方は非常に自由。歩いているだけで驚きがあり、そして展示された作品から展示エリアのコンセプトが垣間見えることでしょう。
作品のバリエーションはかなり豊富ですが、「私は、私自身のミューズを描きたいと思っている。」というエントランスのメッセージにある通り、独特のタッチで描かれた美人画が目を引きます。その不思議な魅力、あるいは引力は、空間の制約を取り払ったVR空間でより強く感じられます。
展示作品はもちろん、「VR空間上の美術館」という作品としても、鑑賞しがいのあるVR展示となっています。入場無料で閉場日も指定されていないため、気になった方はぜひVRヘッドセットを用意して足を運んでみてください。
ワールドへのアクセスはこちら(Meta Quest 2、またはPC接続型VRヘッドセット、高スペックPCが必要です)。
https://vrch.at/2y30z7e3
(参考)公式サイト