12月17日(金)、HTC VIVE JAPAN公式Twitterアカウントにて、謎めいた画像つきのツイートが投稿されました。画像のシルエットはゴーグルのようで、直近でHTC公式アカウントから投稿されたツイートも鑑みると、HTC VIVEシリーズの新型XRヘッドセットの予告である可能性があります。
そろそろ、ね。 #2023ces #viverse #XR pic.twitter.com/nwtSCwD94u
— htcvivejapan (@htcvivejapan) December 16, 2022
画像には「2023年1月6日午前3時」と、情報解禁時間とおぼしき時間が記されていますが、詳細な情報は一切記されていません。しかし、海外メディアThe Vergeは、HTCより「独占的に」新型XRヘッドセットの情報を入手。その概要を報じています。
一体型でMRにも対応? Meta Quest ProやPICO 4に対抗できるか
(画像はThe Verge記事より引用)
The Vergeに対して提供された画像と、HTCのグローバル製品責任者・Shen Ye氏のコメントから、HTCの新型XRヘッドセットは以下のような特徴を持つとことが読み取れます。
・外観はゴーグル状
・前面と側面にカメラが搭載
・バッテリー寿命は2時間
・「完全に自立」(すなわち「Meta Quest 2」のような一体型デバイスに?)
・「6DoFとハンドトラッキングを備えたコントローラー」をサポート予定
・カラーパススルー対応。実験的だがMR(複合現実)に対応。解像度は「ラップトップや電話の画面に映るテキストも読める」
・深度センサーも搭載され、効率的なトラッキングや、物理環境のマッピングが可能に。
・PCに無線または有線接続してデスクトップVRゲームをプレイできる
・重さについては「市場で最も軽いものの1つになりました」とのこと
・アイトラッキングについては不明だが、Ye氏は「VIVE Focus 3」にアップグレードキットとしてアイトラッキングモジュールを提供したことを示唆
・ゲーム、エンターテインメント、エクササイズに加え、企業向けツールなどとしての利用も想定
・価格は「399ドルのMeta Quest 2と比べれば高価に見えるだろう」
これらの特徴を総合すると、「軽量でMRにも対応した一体型VRヘッドセット」となります。そして性能面では「Meta Quest 2」はもちろん、MR対応された実験的デバイス「Meta Quest Pro」や、軽量で安価ながら「Meta Quest 2」を凌ぐ性能を持つ「PICO 4」などを、競合機種として見据えているように思われます。
The Vergeは、HTCの新型デバイスは2023年1月5日から1月8日に開催される「CES 2023」にて全容が明かされることを示唆しています。この日付は、HTC VIVE JAPAN公式Twitterにて告知されている日付(2023年1月6日午前3時)とも噛み合っており、「CES 2023」がお披露目タイミングとなる可能性が高いでしょう。
(参考)The Verge