VRヘッドセット開発企業のHTC社が新たなティザー画像を複数公開しました。各画像では、最初に投稿された画像にあった、新型デバイス関連らしき機材がフィーチャーされています。
このデバイスの詳細は不明ですが、10月14日に「Go With The Flow」と呼ばれるイベントを実施予定で、そのタイミングで公開されるのではないかと推測できます。イベントの専用サイトに掲載された画像のため、その可能性は、非常に高いと思われます。
公開された画像からは、機器の内部が空洞になっていると分かります。“本当の”新型デバイスは、内部に格納されているのかもしれません。
HTCが、「VIVE FLOW」という商標を申請したことも報じられています。使用陳述書には、ARやMRを示唆する内容も存在。14日のイベント名称からも、これが新デバイスの名称である可能性は高いでしょう。
FCCには新デバイスの情報を提出
これらの動きと並行して、HTCが米国連邦通信委員会(FCC)に新デバイスの情報を提出したことも確認されています。FCCは、通信や電波の利用を管理する組織で、アメリカ国内で無線機器を内蔵したデバイスの販売を行うにはFCCの承認が必要です。
確認されたデバイスのモデルナンバーは「2Q7Y100」。米メディアRoad to VRは、同デバイスに“e-label”、デバイス内で確認できる電子証明書ラベルが設定されていること。また、Wi-Fi 5 (802.11ac)を使用する(PC向けのVRヘッドセットは主にBluetoothのみを使う)ことから、一体型のVRヘッドセットである可能性が高いと論じています。
情報や報道が錯綜しているHTCの新製品ですが、“正体”はどういったものなのか。発表の日が待ち遠しいところです。
(参考)UploadVR、Road to VR
Mogura VRはRoad to VRのパートナーメディアです。