HPは、PCに接続して使用する新型のVRヘッドセット「Reverb」を発表しました。2017年末に発売されたWindows Mixed Realityヘッドセット(WinMRヘッドセット)の新型となります。片目約2Kの高解像度が特長で、2019年4月下旬に発売されます。
Reverbは「Copper」というコードネームで呼ばれていたプロトタイプの製品版です。HPが2017年末に発売した初代のWinMRヘッドセットと比べるとデザインが刷新されています。
解像度は片目2160×2160と、初代の1440×1440から向上しました。全体のピクセル数は2.25倍に増加しています。リフレッシュレートは90Hzを維持し、初代と同程度の視野角です。
Rift、HTC VIVE |
VIVE Pro |
HP Win MR |
Reverb |
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解像度 |
1080 × 1200 |
1440 × 1600 OLED |
1440×1440 |
2160×2160 |
また、デザインが大幅に変更になりました。ヘッドホンが一体型となり、装着方法は左右と頭頂部のマジックテープで行います。重量は500gです。
Reverbは、主にエンタープライズ向けの用途を想定していますが、2モデルが発売されます。コンシューマー向けモデル(CE、Consumer Edition)とエンタープライズ向けモデル(PE、Pro Edition)です。性能に違いはなく、CEは600ドルで1年間の保証と洗えるフェイスクッションが付属します。PEは650ドルで1年間の法人用保証とレザークッション、0.6メートルの延長ケーブルが付属します。
Reverbはヘッドセットの前面にある2基のカメラで位置トラッキングと手のコントローラーのトラッキングを行います。外部センサーは不要です。
Reverbは4月下旬の発売を予定しています。