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ARゲーム・アプリ 2025.01.16

ほぼ日の地球儀「ほぼ日のアースボール」最新アプリ版を試してみた AR機能でリアルタイムに変わりゆく世界の様子を追える楽しさ

2020年に販売されて以降、百貨店の玩具コーナーや書店などに並び、国内累計20万個以上が販売されるなど、長く愛され続けている地球儀「ほぼ日のアースボール」。一見は普通の地球儀と変わりませんが、スマホのアプリと連動可能で、カメラを向けると地球の様々な情報を表示できる機能が大きな特徴です。そんな地球儀に昨年11年、機能を大幅アップデートした新アプリ「HOBONICHI GLOBE」が国内リリース。各モードも刷新され、よりユニークな地球儀へと進化しました。実際どのように変わったのか、今記事では機能の一部を紹介します。

※2017年にリリースされた旧スマホアプリ「ほぼ日のアースボール」は2025年12月末に
サポート終了予定です。「HOBONICHI GLOBE」は無料でインストール可能で、切替時に料金などは発生しません。

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地球のリアルタイムの天候の様子を追ってみよう

「ほぼ日アースボール」本体を用意します。地球儀自体には国境線や国旗などの情報は記載されておらず、シンプルなつくりです。

スマホにインストールした「HOBONICHI GLOBE」を起動すると、カメラモードに切り替わるので、そのまま地球儀に向けて自動検出に成功すればOK。検出に失敗した場合は、購入した地球儀の名称を選択すれば大丈夫です。そのままカメラを向けたままにすれば、すぐにチュートリアルが始まります。操作方法はとても分かりやすいアプリのため、今記事では割愛します。

スマホ越しにみると、地形が立体的になりました。さらに、リアルタイムに変わりゆく雲や風の流れなどを確認できます。このARで表示された地球の様子は、衛星から取得したデータを元にしており、30分ごとに更新されていくとのこと。さらに、過去1週間の天候や気温の変化を時間の流れとともに再現するモードもあります。

旧アプリと比べると、アースボールのAR表示がかなり鮮明で美しくなり、よりリアルな地球に感じられます。現物の方の地球儀を手で回したり、スマホカメラのアングルを変えれば、さまざまな地域の様子を自由に眺められるのがポイント。まじまじと地球の様子を眺めているだけでも十分に楽しいものとなっています。

国名や海洋名はもちろん、各地域ごとの特色や政治的な情報なども確認できます。子どもの地理(社会)学習に活用できるのが魅力のため、小学校の入学記念や勉強意欲向上のために購入するのもおすすめできます。

他にも、地球が太陽に変化し、太陽系全体の様子を確認できるモードや古代の恐竜の姿を表示できるモードなどが用意されています。モードの種類こそ旧アプリよりも減っている状況ですが、公式サイトの情報によれば、今後のアップデートで、旧アプリの人気コンテンツの移植と新たな追加コンテンツも準備中とのこと。これまで旧アプリでしか活用していなかった方は、そろそろ新アプリの方に本格移行したほうが良いでしょう。

ちなみに、ほぼ日は、昨年実施されたMogura主催の「XR Kaigi 2024」で、現在研究開発中のApple Vision Pro版「ほぼ日のアースボール」コンテンツを披露しました。こちらは現状製品化などの予定は立っていないとのことでしたが、今も新たな地球儀コンテンツに意欲的に挑戦していることがうかがえます。この先、スマホのARカメラだけではなく、さまざまなXR関連デバイスでリアルな地球を体感できるようになるかもしれません。そうした流れも含めて、「ほぼ日のアースボール」の進化に注目したいところです。

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