11月6日(金)ほぼ日が制作したARアプリ「ほぼ日のアースボール」の大幅リニューアル版が発表されました。実物の地球儀に向けてスマホをかざすと、さまざまな情報が飛び出すという内容です。
とは言うものの、実際どんな感じなのかは、やってみなくては分かりません。この何でもない地球儀をARカメラで捉えるだけで、どんな変化が起こるのか。実際に家で試してみました。
まずアースボールを設置しました。普通の地球儀よりは小さめです。電源ボタンなどもないので、「本当にこれだけでいいのかな?」と、ちょっと不安に。
アプリをインストールして立ち上げてみると、「アースボールにかざしてみよう!」の文字が出てきました。言われたとおりにやってみます。
「あ、地球儀が光った!」と思ったら、変化したのはタブレットの画面の方でした。現物の方には無い、雲や国の名前などがはっきりと浮き出ています。
ちなみにタブレットで撮影した方は、こんな感じ。現物の地球儀を手で回すと、画面の中の地球もそれに合わせて、くるくるしました。
アプリのメニューには、色々な種類のコンテンツがそろっていました。とりあえず気になるものを選んで、地球がどう変わるのかを見てみましょう。
今、地球のどこに雨が降っているのかを確認してみます。パプアニューギニアに大雨が降っているみたいですね…。
世界のリアルタイムな気温です。ロシアがマイナス30度! さむそう!
どこにどんな国があるのかも分かります。ためしにひとつの国をタップしてみると…。
この国旗、クウェート国だったんだ。人口や言語、ネットの普及率まで詳しく紹介されています。よし! この調子でいろいろ遊んでみましょう。
これは恐竜図鑑モードです。当時どのあたりにどんな恐竜がいたのかがすぐ分かります。(北米大陸多すぎる…!)
恐竜をタップすると、図鑑のデータが見られます。一般的な図鑑では、地球上のどのあたりに恐竜が生息したのかがいまいちピンと来ないことがありますが、これならすぐに把握できそうです。ちなみに「三畳紀」「ジュラ紀」「白亜紀」の区分で、それぞれ浮かんでくる恐竜の姿も違うところが、幼い頃からの恐竜好きにはうれしいポイントでした。
なんと、地球その外側の宇宙ステーションも出現させられます。どのポイントをどう回っているのかを、実物の地球儀越しに見て取れるのには驚かされました。
これも面白かった「でこぼこ地球」モード。実際の地球儀はつるつるですが、高低差が出てくるとリアル感が増しますね。トピックを押してみると、それぞれの場所にどんな人たちが暮らしているのかも紹介してくれます。
「すいきんちかもく」モードでは、地球が水星に変身。さらに、木星と地球がAR空間に出現します。思わず「木星デカッ!!」と口走ってしまいました。星空解説員の方の音声解説も聞けて、天体の面白さにグッと引き込まれます。
いつまでも見ていられる地球儀
……っと、こんな感じで延々と色んなモードを遊んでいたら、みるみる時間が溶けていきました(仕事がヤバいのに)。他にも、コーヒーの産出地が分かるモードをはじめ、昼夜の移り変わり、古い地球儀、世界の朝ごはん等、さまざまな切り口で地球のアレコレを紹介してくれます。「これは何だろう? じゃあ、あそこはどうなってんだろう?」と、百科事典をずっと読んでしまうように地球に見入ってしまいました。
この地球儀、プレゼントでもらったら、かなりうれしいんじゃないかと思います。特に家族でわいわい言いながら触ると盛り上がりそう。漢字のほとんどに振り仮名がついているので、子どもの勉強用としても利用できそうです。(幼い頃にこんなものがあったら、もっと理科の点数良かっただろうな…)
専用アプリのダウンロードや細かな操作方法はこちらで詳しく解説されています。「ほぼ日のアースボール」実物はほぼ日ストアをはじめ、全国のロフトや東急ハンズ、文具店で販売中です。また公式ホームページには、発案者である糸井重里さんの地球儀についての想いがつづられています。
最後に「まわるデカモジ」モードでデコった地球の画像を載せておきます。皆さんも自分の好きなメッセージを地球にデコったりしてみませんか?
(参考)公式HP
執筆:ゆりいか