比叡山延暦寺改修中の国宝「根本中堂」のVRウォークスルーを公開

4月29日（木）、比叡山延暦寺で「比叡山延暦寺VRウォークスルー」と「比叡山延暦寺AR体験」が公開されます。「比叡山延暦寺VRウォークスルー」はPCブラウザで閲覧可能です。

「比叡山延暦寺VRウォークスルー」では、国宝の「根本中堂」の3DデータがMatterportで作成され、一般非公開の文化財修復現場や「不滅の法灯」が安置されている内陣などをバーチャル空間上で歩き回れます。空間上には大改修の様子を映像で見られるポイントが各所に設置され、臨国宝・重要文化財ならではの珍しい屋根の葺替や蟇股彫刻の彩色修理などを見られます（日本語・英語字幕）。こちらのサイトで体験可能です。公開は2026年の3月末まで。

国宝根本中堂は、延暦寺の総本堂にあたり本尊の薬師如来が安置されています。伝教大師最澄が延暦７年（788）に創建した一乗止観院が元であり、その後何回も災害に遭い、復興の度に規模が拡大しています。ご本尊の前には1200年間灯り続けている「不滅の法灯」が安置されています。