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話題 2021.07.16

グリーグループがバーチャル3Dライブ技術を活用しグループ総会を実施【オフィシャルレポート】

※本記事はオフィシャルレポートを元にした記事です。
グリーグループでは、毎年グループ従業員が集まり、一年の振り返りと年間MVP(※)の授賞式を行う年次総会として「グループ総会」を行っています。今年はREALITYのバーチャル3Dライブ技術を活用したライブ配信で開催しました。

新型コロナウイルス感染症の影響でオンラインでの開催となりましたが、昨年の「グループ総会」から大幅にパワーアップし、今回初めて全編3Dバーチャル空間でのライブ配信という新たな試みに挑戦しました。

また、出社している従業員、リモート環境での従業員どちらもこの「グループ総会」へ参加でき、グリーグループ全体で盛り上がることができました。
グリーグループの持つノウハウを活かした今年の総会について、レポートをお届けします。

会場に入るとまずはその世界観に驚きます。この日のために用意された特別空間にはレッドカーペットが敷かれ、メインステージ上ではグループ各社のロゴが電光掲示板を回り、全体的に「サイバー」「未来」をイメージしたステージとなっています。
会場の空間だけで「グループ総会」への期待感が高まりますが、この凝った特別空間は、仮想空間内で行われる音楽ライブ、展示会、 上映会などを実現するためのカスタマイズ可能な、クラウドソリューション「REALITY XR cloud」を展開するREALITY社の協力によるものです。



司会者はアバターで登場。こちらはバーチャル配信アプリ「REALITY」のアバターが使われています。

この「バーチャル空間でアバターが動く」という一見簡単そうな演出ですが、バーチャル空間を担当した「3Dライブスタジオ」とアバターを担当した「REALITY」アプリは全く別の技術基盤で構築されているため、アバターをコンバートするだけでもかなり複雑な技術と工数が必要になりますが、REALITY社内で連携することで、低コストでスムーズに移植できるパイプラインを構築し、今回のようなイベントを実現できました。

また、ライブ感を出すためにグループ内コミュニケーションツールであるSlackのチャット画面をリアルタイムでステージに写したり、Slack通話でMVP受賞者からのコメントをもらったりという工夫も行われました。
オペレーションは複雑になりますが、REALITY社では過去にユーザーとコンサート会場を繋いだバーチャルイベントなどを実施した実績があるので、その運営ノウハウが今回生きています。



これにより、MVPの表彰時にSlackを使って視聴者がお祝いコメントを送ることや、電話で受賞者の生の声をもらうことができたりと、リアルタイムな臨場感を出せたことはもちろん、会全体の一体感も醸造でき大成功となりました。
「グループ総会」はREALITY社の全面協力のもと行われました。グリーグループ間の連携力、REALITY社の技術力の高さがあったからこそ実現できたと思います。
今年の「グループ総会」は、バーチャル空間を活用した新しい試みを実践し、今後オンラインで開催されるイベントの新たな可能性を実現したものとなりました。
 ※MVPとは、対象期間にグリーのバリュー(行動規範)を最も体現した社員/プロジェクトをMVP(Most Valuable Player)として表彰するグリーの成長支援制度です。
 (参考)プレスリリース


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