Googleは、4月13日からマンハッタンで開催されたトライベッカ映画祭にてHTC Viveを使ったインタラクティブなVRアニメーション作品『Pearl』を発表しました。
この作品はGoogleのR&DチームであるATAPの360度映像作品制作プロジェクト「Google Spotlight Stories」の新作として位置づけられています。ディズニーのショートフィルムを担当した監督のパトリック・オズボーンが制作。スマートフォン主体だったこれまでの作品と異なり、HTC Viveを使ったバージョンも制作されています。
主人公の女の子が、ミュージシャンの父親とともに成長していく物語。キャラクターが歌を歌う場面があったり、車のテープレコーダーから音が聴こえてくる、といった具合に音楽とストーリーテリングが融合した体験に仕上がっています。
体験は車の中のシーンのみで進行。HTC Viveでは立ち上がってサンルーフから身を乗り出すなど、より没入感の高い体験に仕上がっています。また、体験者が物語に干渉するタイミングも用意されています。
「Google Spotlight Stories」は、これまで実写映像である怪獣映画『HELP』、クリスマスにサンタクロースが贈り物を届ける『Special Delivery』、氷上の演劇を描いた『On Ice』などをAndroid向けの専用アプリ及びYouTubeで公開してきました。
HELP（予告映像）
https://www.youtube.com/watch?v=1sKObQbLwWc
Special Delivery（本編＝360度映像）
On Ice（予告映像）
Googleは、この『Pearl』の360度動画をYouTubeで公開予定です。
・Google Spotlight Stories
Android版 / iOS版（一部コンテンツのみ配信）
（関連記事）
Google Spotlight Stories、街を逃げ回る愉快なサンタの物語をYouTubeの360度動画で公開
（参考）
Google is Showing Off Their Spotlight Story ‘Pearl’ on HTC Vive – VRScout
http://vrscout.com/news/google-showing-off-spotlight-story-pearl-htc-vive/
