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AR/MR 2021.06.20

グーグルがAR計測アプリ「Measure」の配信を終了

グーグルがARを活用したスマートフォン(Android)向け計測アプリ「Measure」の配信を終了しました。「Measure」は、グーグルのARフレームワーク「ARCore」で作成されたアプリ。計測したい物体にスマートフォンのカメラを合わせ、指で線を引くことで、対象物のサイズがARで表示されます。

2021年6月16日現在、グーグルが「Measure」の配信を終了した理由は判明していません。Google Playのアプリページは削除済。海外メディアAndroid Policeによれば、過去に一度でも「Measure」をダウンロードしていた場合、アプリページにアクセスできるとのこと、同メディアは、ページの以下の警告メッセージが追加されていると記載しています。

「このアプリはサポートが終了しており、アップデートも行われません。アプリを以前からダウンロードしていたユーザーは、互換性のあるデバイスでアプリの利用を継続できます」。

Android Policeは、「Measure」の“現状”についてグーグルに取材を実施。その結果、「配信終了は手違いではない」ことを確認したと説明しています。なお2021年6月17日現在、グーグルのAR/VRコンテンツ一覧ページには、依然として「Measure」が掲載されています。

グーグルは、AR/VRコンテンツに対する“一貫しない”スタンスで知られています。「Googleマップ」のAR案内機能を、継続的にアップデートする一方で、3D素材共有サイトPolyの閉鎖を決定。VRイラストレーションアプリ「Tilt Brush」のオープンソース化(積極的な開発はストップ)も行っています。

これまでは、VR分野の縮小を行っていると見られていましたが、今回の「Measure」の終了を鑑みるに、グーグル内部では、より複雑な“調整”が実施されているのかもしれません。

(参考)Android Police


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