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メタバース 2023.02.23

「FINAL FANTASY XIV」の世界を散歩する 拡張され続ける新天地の魅力を探る

MMORPG「FINAL FANTASY XIV」(以下、FF14)は、これまで数々のアップデートを繰り返してきました。そのアップデートの中には新マップ追加もあり、作中に出た大抵の場所はなんらかの形で行けるようになりました。

「どんなときだって、旅人は新天地に目を輝かせるもの」、FF14の中にはさまざまなロケーションがあり、冒険することの楽しさが詰め込まれています。本記事では、攻略にはあえて主眼を置かず、マップを巡りながら世界観の魅力を紹介していきます。

主要都市を巡ってみよう

最初に紹介するのはラザハン。大岩を切り抜いて作られた街であり、スリランカのシーギリヤをモチーフにしたとのことです。プレイヤーが集まるエーテライト周辺では、吹き抜けとなっており、解放感あるデザインになっています。

エーテライトから少し歩くと店が立ち並ぶエリアに出てきます。鮮やかな色使いをした建物が並ぶ中で、NPCが歩き回っており賑わいが見られます。プレイヤーとしても報酬を交換する場所としても使うため、設定とゲーム両方で人が集まるエリアです。

FF14を遊んでいると「ラザハンは錬金術が盛んである」ということがたびたび言われてきました。そしてラザハンに訪れたときに「アルキミヤ製薬堂」へ行けるようになり、全貌があきらかに。ケミカルな色をした装置がなにやら薬を作っているような様子を思わせます。

ラザハンの外に出ても、独特な色使いをしている建物や熱帯の植物と寺院を思わせる建物が並んでいます。ラザハンのあるサベネア島は、これまでのFF14にはなかった東南アジアを思わせる場所が多く用意されており、気合いを入れていると思いました。

もう1つ紹介するのはオールドシャーレアン。

「なぜオールド?」って思った人もいるでしょう。作中には植民都市としてシャーレアンがすでに登場していて、差別化するために「オールドシャーレアン」という名称になっています。植民都市のシャーレアンはすでに荒廃していますが、建築様式は共通しているといった特徴もあります。

ギリシャや北欧をモチーフにしたオールドシャーレアンは、学術都市という設定があり、大学や図書館もエリアとして用意されています。大学では「シャーレアン魔法大学取引」というサブストーリーが用意されており、学部ごとに掘り下げが行われています。

港の方にはカフェ「ラストスタンド」があります。「なぜラストスタンド?」と思ったかもしれませんが、食に疎かな学者が多いオールドシャーレアンで食の味を守るというのが理由です。ストーリー中でたびたび訪れる場所でもあり、ふと思ったときに立ち寄ると思い出しそうになります。

住宅街の中に一際大きな家がありますが、こちらはルヴェユール家。メインキャラクターのアルフィノとアリゼーの実家になります。

FF14のもう1人の主人公とも言えるアルフィノの家に行けるのは、プレイヤーとしても念願でした。オールドシャーレアンはメインキャラクターの多くにゆかりのある地であるため、メインキャラクターに関わりある場所やテキストに、小ネタが多く仕込まれています。

そして、知神サリャク像。学術都市であるシャーレアンは、エオルゼア12神の1人、知神サリャクの大きな像が建てられており、シャーレアンを出迎えてくるシンボルになっています。エオルゼア12神に関わる痕跡は「ミソロジー・オブ・エオルゼア」というコンテンツで巡る場面もあり、ストーリー内で紹介される流れがあるのも嬉しいポイント。

FF14のダンジョンはアトラクションだ!

FF14のダンジョンは、とにかくいろんなロケーションを用意しています。

THEファンタジーな宮殿はもちろん、エッシャーのだまし絵を思わせるような摩訶不思議空間といったものまで。「自由探索」という機能で敵のいない状態で、自由に回れるためダンジョンを観光、撮影スタジオとして活用できます。

ダンジョンのロケーションにも注目です。「雪山冥洞 ラピス・マナリス」を例に、目まぐるしく変わっていくFF14のダンジョンを紹介しましょう。(メインストーリーに関わる内容は含まないようにしていますが、ネタバレ注意

「雪山冥洞 ラピス・マナリス」のスタートは雪山を登るところから。険しい雪山のため運送機に乗り、敵を倒しながら駆け上っていきます。

運送機で登れる場所までたどり着くと、いかにもな丸太の橋と特徴的な山が目の前に広がります。丸太によって舗装された道なりに進むと、かつてあった隠れ里の入り口が見えてきます。

この隠れ里はジョブ「リーパー」を習得していた人たちがかつて住んでいたとされる場所。かつては生き抜くために使われていた戦闘技術を学んでいた人たちでしたが、時代が変わり、魔導技術などの機械が発達したため、迫害されてしまった経緯があります。

隠れ里の中には当時の記録が読み物として残っており、自由探索で後から読み直せるのが嬉しいポイントです。奥にはボス戦のエリアがありますが、外周にもかつて住んでいた痕跡が色々残っているのが読み取れます。写真で明るく加工していますが、実際はかなり暗く、よく見ないと分からない程ですが、しっかり作り込んでいます。

隠れ里からさらに奥へと進んでいきます。最深部にあるのは青く輝く液体が見える神秘的な洞窟。この青い液体は「青燐水」という先述した魔導技術に欠かせない石油みたいな資源です。

奥に進むと燃えている様子も見られます。石油と同じように「青燐水」も燃えやすい性質もあり、発火していると思われます。リーパーは鎌を武器にした死神を思わせるジョブのため、青く燃えている様子は地獄を思わせるようなシチュエーションです。

雪山を登り、丸太の橋を渡り、隠れ里、青く燃える洞窟を通っていく。1つのダンジョンにこれでもかと場面を変えさせ、飽きさせないドラマチックな作りになっています。実際に攻略する際は、ギミックを盛り込んだボスもいるため毎回出てくる新しいダンジョンには心躍ります。

ゲーム攻略とは違った楽しさを見つけよう

FF14では麻雀や釣り、PVPなど幅広いコンテンツが用意されています。プレイヤーの中には「FF14で麻雀をやるとFF14でPVPがやれない」といった贅沢な悩みが起きるぐらいです。

ゲーム内では、プレイヤーそれぞれが異なる目的、進捗でフィールドを駆け巡っています。メインストーリーの攻略はコンテンツの解放に関わる程度で、FF14自体は遊びの幅を常に広げてくれます。

MMORPGであるFF14はアップデートを繰り返すことで、新しいエリアやコンテンツが続々と増えている状況です。世界が拡張され、みんなと一緒にワクワクしながら冒険していく、あなたもFF14を遊んで楽しんでみませんか?

体験版のフリートライアルはこちらから。

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