スマートフォン向けのフェイスブックアプリには、写真や動画に装飾を施してシェアできるフェイスブックカメラが搭載されています。そのフェイスブックカメラに、さらなる加工用の新機能が追加されます。
フェイスブックカメラは、フェイスブックで使うことのできるARカメラ機能です。マスクやフレーム、インタラクティブフィルタなど多数のエフェクトを搭載し写真や動画を加工して友達同士で共有できます。
3D手描き文字が可能に
米ウェブメディアのVRScoutによると、フェイスブックカメラに新機能として「3D Drawing Tool」が追加されるとのこと。この機能は、フェイスブックカメラで撮影している写真や動画に、3Dの絵や文字を手描きできるツールです。ウェブ上では、本機能のデモ動画が公開されています。
動画を見るとその使い方もとてもシンプルです。スマートフォン上のフェイスブックアプリから、左上にあるカメラアイコンをタップし起動させ、上部に現れる3D手描きアイコンをタップ。あとは画面上に好きなように文字や絵を描くだけで、空間内に3Dの絵や文字を作成します。
着々と進むAR構想
フェイスブックは2017年4月に行われた開発者イベントF8 の基調講演でARカメラプラットフォームを発表しました。AR(拡張現実)を「最終的に目指すプラットフォーム」とし、スマートフォンのカメラを使ったARプラットフォームへの取り組みを広げています。
フェイスブックカメラのプロダクトマネジャーであるJohn Barnett氏は次のように述べています。
「みなさんがAR(拡張現実)を使って簡単に創作し、自分の世界を描くことができるツールを提供したいと考えていました。描くことは自分自身を表現し、共有した瞬間を自分好みにアレンジするための、シンプルで世界共通の方法です。撮影した写真の上に描くことを楽しんでいる様子をたくさん見てきています。3D Drawingは、ARを使用して自分の世界を実際に描くことができる新しい機能です。数多くのUXのリサーチを行い、どのようなタイプのブラシやツールが頻繁に使用されているかを研究しました。今後数ヶ月の間でより多くのオプションを提供していく予定です」
フェイスブックカメラのAR機能についてはまだ初期の段階と考えられていますが、2018年1月に同社は、スマートフォンのみでモーションキャプチャを行う技術を開発中であることを発表し、同社のARへの今後の取り組みについて期待が高まっています。
(参考) VRScout TechCrunch
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