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VRゲーム・アプリ 2022.09.07

濃い世界観とゲーム体験に没頭! 期待のVRゲーム「ディスクロニア: CA」を先行体験

「東京クロノス」「アルトデウス:BC」で熱烈なファンを獲得し、勢いに乗るMyDearestのVRゲームプロジェクト。次の展開への期待が高まる中、編集部に最新作「DYSCHRONIA: Chronos Alternate (ディスクロニア: CA)」の体験版がついに届きました。

今回の記事では、「ディスクロニア: CA」の体験版を実際にプレイしたレポートをお届けします。なお、今回の内容はある程度のネタバレを含みますのでご注意ください。

※ゲーム画面はすべて開発中のものです。

そもそも「ディスクロニア: CA」とは? これまでの情報おさらい

「ディスクロニア: CA」は東京クロノス」「ALTDEUS: Beyond Chronosに続く、MyDearestの手がけるVRゲームの第3弾です。プレイヤーは特別捜査官「ハル・サイオン」となり、楽園と呼ばれる海上都市「アストラム・クローズ」で起こる事件の謎を解き明かしていきます。

本作がこれまでと大きく異なるのは、全3部作でリリースされるということ。今回プレイする体験版はその第一作となり、今まで以上に壮大な展開が期待できます。もうひとつ注目すべきは、ジャンルが捜査アクション・アドベンチャーと銘打たれていること。物語を体験することに重きを置かれたこれまでのタイトルと比べ、アクションゲームとしてどう変化しているかが気になります。

謎の少女に導かれて物語が始まる

体験版でプレイすることになるのは、パズルパートの一部。主人公は「拡張夢」と呼ばれる空間へ向かいますが、数え切れないほどの美しい光の魚が泳ぐ光景は圧巻です。

その後、謎の少女に「扉を開けて」と願いを託され、「ラムファード博士の家」を訪れます。

そこには警備ドローンがおり、カードキーがないと目の前の扉が開かないと伝えられます。どうやら今回の体験版はこの扉を開けることが目的のようです。ストーリーを追うことがメインだった前作の冒頭とは展開が大きく異なり、今回の目玉の一つとなる「捜査パート」をすぐにでも遊ばせようという気概が感じられます。

警備ドローンからエンブレムを渡され、台座のくぼみにセットすると、謎のクリスタルを発見。さらに、入り口からはふたつの部屋に繋がるようです。左に進むと博士の寝室があり、右に進むとチェス盤が置かれた応接間にたどり着きました。

VR上で謎解きがスタート

まずは応接間から調べていきます。そこには大きなチェス盤と小さなチェス盤が置かれていました。小さなチェス盤に近づいてみると、あからさまに怪しいマークが。これは「マークにあった駒を探せ」ということでしょうか? 部屋を見渡すと、駒と思わしき物がいたるところに置かれています。

仕掛けを解いてみると……?

部屋の様子が一変し、もうひとつの謎解きが始まりました。この部屋にはまだ何かが隠されているのでしょうか?

今度は寝室へ。ひときわ目につくのが、天井から吊るされた球体状のオブジェ。中には目的となるカードキーが入っているようで、どうにかしてロックを解除しなくてはいけないようです。

ここで登場するのが主人公の特殊能力「メモリーダイブ」。光るオブジェに左手で触れるとサイコメトリー(※物体に残った思念を読み取る能力)が発生し、過去の記憶を追体験できます。

見えたのは4つのクリスタル。どうやらこれらを探せということのようです。

今度はカメラにメモリーダイブ! すると博士と少年少女らしき人物の姿が目の前に現れます。主人公と博士はどうやら浅からぬ関係があるようです。主人公の能力は過去視だけでなく過去干渉もできるようです。ということは、いつか事件の結末を覆すといった展開もあるのでしょうか?

部屋の謎を調べ、無事に4つのクリスタルをセットすると、無事にカードキーが手に入ります。入り口の閉ざされていた部屋を開けると、体験版が終了。オープニング映像が始まります。その内容は……実際プレイしてからのお楽しみに。これから始まるドラマの予感にワクワクさせられました。

これまで以上に濃厚な世界観

体験版をひと通りプレイして感じたのが、思っていた以上に「謎解き」をVRに落とし込んでいたこと。部屋の中を自由に動き回り、怪しいものを手で掴んで調べる体験はVRならでは。没入度もこれまで以上に思えます。ときには、謎解きに直接関係ないオブジェクトを発見して迷うこともあったり、暗い部屋を手探りで調べたりと悪戦苦闘する部分もありました。

操作やテンポに関してはかなりの好感触。ゲームシステムも謎解きをフォローするように、インベントリが右手のBボタンを押して取り出すだけと直感的になっていたり、警備ドローンがヒントをくれたりと至れり尽くせりです。ちなみに、移動はテレポート移動とスムーズ移動を左右のスティックで使い分けられます。

今回の体験版はパズルパートのみとなっており、自分自身が犯人の立場となって犯罪現場を再現する「裁判パート」やバーチャルかくれんぼ的な面白さがある「ステルスパート」に関してはまだ体験できませんでした。しかしパズルパートだけでも丁寧に作り込まれていたので、残りのパートに関しても十分期待できそうです。

もちろん物語や世界観もまだ断片的ながら見ごたえのあるものとなっています。ビジュアルはこれまでのシリーズから進化しただけでなく、ミステリー風の落ち着いた雰囲気とアニメ風の派手さを絶妙にかけ合わせたものに仕上がっていました。演出はさらに強化され、音楽の良さも相まって、これまで以上に濃い「世界」に浸れそうです。謎解きへの挑戦の意欲も増していました。

クロノスシリーズのファンは長い間待ったであろう、最新作「ディスクロニア: CA」。その分今回も想像を超える世界が待ち受けていることは間違いなしなので、発売日まで心待ちにしましょう!

公式サイトはこちら。
https://dyschroniaca.com/

©Project DYSCHRONIA.


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