2016年に逝去したイギリス出身のミュージシャン、デヴィッド・ボウイは世界各地を巡回した回顧展「David Bowie is」には200万人以上が来場するなど、今もなお多くの人を魅了しています。
このデヴィッド・ボウイの世界を再現したAR/VRコンテンツが、この秋ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)からリリースされます。
世界12都市で200万人を集めた回顧展
回顧展「David Bowie is」はロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館を筆頭に世界12の都市で開催され、200万人以上の来場者が訪れました。回顧展ではデヴィッド・ボウイの創作の過程、50年にわたる「スタイルの変化と改革の連続」を展示。5年間にわたり各国で多くのファンを集めました。
今回SMEはコンテンツスタジオのPlanetaと共同で、「David Bowie is」のAR/VR版を制作します。コンテンツはスマートフォンと「全ての主要なAR/VRプラットフォーム向け」となる予定です。公開時期は2018年の秋を計画しています。
SMEによれば、コンテンツは9国語に対応。売り上げの一部はヴィクトリア・アンド・アルバート博物館らに寄付されます。
内容については「音楽と映像が融合した世界で、デヴィッド・ボウイの音楽・創作活動が体験できる」としています。彼の足跡をたどる、数々の衣装の3Dスキャンなどが含まれているようです。またその衣装をバーチャルで体験できると言われており、ARによる試着機能が搭載されている可能性もうかがえます。
今後の情報などについては、公式ウェブサイトからの配信を予定しています。
デヴィッド・ボウイについては、これまでもニューヨーク・タイムズから衣装を鑑賞するARコンテンツがリリースされています。
(参考)Road to VR
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