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VR動画 2017.10.24

360度動画で「薬物の危険性」を体験 福岡県が公開

360度動画は自分の周囲を見回すことができるため、通常の動画よりも臨場感のある体験ができます。この特徴を活用して衝突事故を疑似体験するなど危機管理能力を高めることが可能です。

今回、覚せい剤・危険ドラッグ・大麻といった薬物の危険性が撮影された360度動画「ダメドラワールド」が公開されました。本動画は各薬物の症状をバーチャル体験して、薬物の怖ろしさを学べるものとなっています。PCブラウザ、またはスマートフォンから視聴可能です。

ダメドラワールドは、福岡県における違法薬物乱用防止啓発事業の一環として行われています。また福岡県は、薬物乱用防止に関する啓発サイト福岡県薬物乱用防止啓発サイトの開設も行っています。

本記事では、今回公開された「ダメドラワールド」の内容について紹介します。

体験者は先輩に「ついて来いよ」と言われ、そのまま人気のない一室へと連れてかれます。

先輩は「好きなの選べよ、一回くらい平気だよ」と言い、体験者の目の前には「覚せい剤」「危険ドラッグ」「大麻」の3つが表示されます。それぞれの選択によってストーリーは分岐します。

ここでは危険ドラッグを選ぶことに。

合法ドラッグ、合法ハーブ、などと称してハーブ、お香などといった用途を偽装して販売されています。これらの商品は既成薬物の化学構造に似せて作られており、既成薬物よりも危険な物質が含まれていることもあります。

使用方法は、火を付けて吸引することが多く、能を刺激して、興奮させる作用・沈める作用・幻覚を起こす作用があります。使用による禁断症状を解消するため、さらに乱用を繰り返すことになります。

意識障害、嘔吐、痙攣、呼吸混乱を起こし、重体に陥ってしまい病院で処置できない場合や、一度の使用で死亡してしまうことも。また、車の運転して暴走してしまい、ひき逃げや死亡事故などの重大な犯罪を引き起こすこともあります。

視聴時間は約3分ほど。

本動画は、短い時間で「覚せい剤」「危険ドラッグ」「大麻」の危険性について学ぶことができます。また、薬物によって引き起こされる作用を360度動画で体験することで「他人ごとではなく、自分ごと」で考えることがで可能です。

(参考)
福岡発薬物乱用防止VR動画 ダメドラワールド
http://damedora.com/


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