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メタバース 2026.05.22

不動産販売中の“きのこの山”と“たけのこの里”のバーチャルワールドってどんな感じ?

メタバースプラットフォーム「cluster」で、お菓子の「きのこの山」と「たけのこの里」をテーマにした公式“不動産”ワールド「FOREST HILLS KINOKONOYAMA」「FOREST TOWER TAKENOKONOSATO」が公開されています。

本ワールドは「きのこの山」と「たけのこの里」ブランドを拡張することを目的に、株式会社明治が公開しました。ワールドの各所にはコテージや別荘のような建物が設置されており、それらの所有権を実際に購入可能になっています。これまでは、購入者だけがワールドに入れる仕組みだったのですが、今回、一部エリアが無料公開されました。

「FOREST HILLS KINOKONOYAMA」は、「きのこの山」をモチーフにした別荘地で、パッケージに描かれた村落を、最新テクノロジーと現代的な解釈で「cluster」に再現したワールド。「FOREST TOWER TAKENOKONOSATO」は、「きのこの山」の奥にあるというイメージで、その情景をバーチャル空間に再現した場所です。

各ワールドには“エントランスワールド”である「きのたけ不動産 飛行船(エントランス)」からアクセスします。このワールドはロビーとパーティールームを兼ねており、左右のヘリポートから「FOREST HILLS KINOKONOYAMA」か「FOREST TOWER TAKENOKONOSATO」へと移動できる仕組み。艦内は落ち着いた色合いで、別荘とマッチした、高級感漂う作りになっています。


(両ワールドのイメージ図が掲載された案内マップ)

では早速、ヘリに乗って「FOREST HILLS KINOKONOYAMA」へと向かいましょう。乗り込むとヘリは自動的に離陸。しばらく遊覧飛行したあと、移動用のロードが挟まります。


(ヘリからの眺め)

「FOREST HILLS KINOKONOYAMA」は山奥の閑静な別荘地で、山の斜面に沿う形で様々な建物が設置されています。“フリ-入場”では残念ながら別荘には入れませんが、山道を歩いて見て回ることは可能で、キノコの川を見たり、写真撮影を楽しんだりすることができます。

もう一方の「FOREST TOWER TAKENOKONOSATO」へは、飛行船の反対側のヘリポートから向かえます。こちらは先ほどのワールドとは異なり、大きなタケノコ型の山に、コテージが点在しているという作り。


(ヘリポートの入り口)

また、山を突き抜ける形でエレベーターも設置されており、急ぐ場合はこちらを使って上層階まで昇ることもできます。

もし「FOREST HILLS KINOKONOYAMA」「FOREST TOWER TAKENOKONOSATO」の“分譲”が好調に進めば、ほかのお菓子をテーマにした不動産ワールドも今後登場するかもしれません。

ただ現時点では、両ワールドには課題もいくつかあります。特に問題なのが「有料コンテンツ(不動産)の魅力を紹介する導線が少ない」という点です。先述した通り、無料エリアは野外ゾーンに限られており、肝心の不動産に触れることがほぼ不可能。建物内で体験できる要素を“掴む”のが難しくなっています。

ワールド内の物件は、最も安い「スーペリア」クラスでも1万円という価格で、一般人目線では「とりあえず買ってみよう」という判断も難しいのが正直なところ。個人的には、別荘や制限フロアにアクセスできる期間限定の内覧イベントなどがあれば、より両ワールドの詳細な要素を知れて、別荘の購入を本格的に検討しやすくなるかと思いました。

また物件を買うと仮定した場合、購入後に定期的にアクセスする“理由”が少ないのも気になるポイントです。現在のところ、両ワールドは純粋な不動産ワールドと位置付けられており、フレンドとの交流が主な楽しみ方になります。ただこれだけでは、他の「cluster」ワールドとの差別化を達成しているとは言い難いのが現状。

「きのこの山」と「たけのこの里」ブランドをより活用する。例えば、一部パッケージに描かれている、たぬきやウサギなどの動物を期間限定で登場させる。またはワールドの環境をより豪華にしたり、季節によって風景が変化したりするといった、物件の購入(予定)者を継続して惹きつける施策が重要になるでしょう。また購入者だけが参加できる限定イベントの実施なども、魅力を高める施策となり得るかもしれません。両ワールドに対する、明治のこれからのアプローチに注目したいところです。

なお「FOREST HILLS KINOKONOYAMA」と「FOREST TOWER TAKENOKONOSATO」は、2029年3月10日に公開が終了する予定。そこまで“急ぎ”ではないものの、興味のある人は別荘の販売状況を含めて、早めにチェックしておくのがよさそうです。

「きのたけ不動産 飛行船(エントランス)」へのアクセスはこちら

執筆:井文


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