アメリカの消費財大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)のトイレットペーパーブランドCharminは、2020年1月7日から開催されているCES 2020に、VRに対応したトイレットペーパー型仮設トイレ「V.I.PEE」を出展しました。
トイレでOculus Rift S
「V.I.PEE」はCharminのCharmin GoLabがCES 2020に出展した3つの体験可能なプロトタイプのうちのひとつ。「V.I.PEE」“究極の仮設トイレ(体験)”を目標としており、トイレ中にVR(Oculus Rift Sを使用)を楽しめるように設計されました。トイレ内には2基のサラウンドスピーカーも設置されています。
「V.I.PEE」が実際に販売されるかは不明ですが、同トイレのコンセプトは(ある意味)斬新なものとして評価できるでしょう。米メディアVRScoutの記者は、トイレのために個別のVRヘッドセットを備え付ける点に疑問を呈しつつも「個別のVRデバイスを(トイレに)備え付けることを考えるたびに、V.I.PEEをより本物の製品として捉えてしまう」と自身の見解を述べています。
なおCharminは、「V.I.PEE」以外にもBluetoochで連動させたスマートフォンを使用してトイレットペーパーを運搬してくれるロボット「RollBot」や、トイレ内の悪臭が規定値を超えた場合に警告を発してくれる「SmellSense」をCES 2020に出展しています。
(参考)VRScout
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