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話題 2019.01.23

アメリカのテレビ局、スーパーボウルの放送にAR中継を導入

アメリカのスポーツチャンネルCBS Sportsが、2019年2月3日にアトランタで開催される第53回スーパーボウルの中継に、ARを導入することを発表しました。スーパーボウルは、アメリカのフットボールリーグ、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のチャンピオン決定戦です。

CBS Sportsは、第53回スーパーボウルの中継に使用される計115台のカメラに加えて、4台のカメラをAR中継専用として割り当てると発表しました。AR中継用として割り当てられたカメラには、会場であるメルセデス・ベンツ・スタジアムを、上部から俯瞰して撮影する“バードカメラ”も含まれます。中継している間に、フィールドに沿うように、データなど試合の情報をARで表示します。

スーパーボウルへのAR導入は過去例も

米メディアVRScoutによると、今回のスーパーボウル中継へのAR技術の導入について、CBS Sportsの技術班は「AR中継は、(実況解説の)コメンタリーの最中に(VTRとして)使用されるほか、リアルタイムでの使用も予定しています」「この試みは、スポーツ中継の新たな一歩であることに加えて、将来的な体験を含む、家庭でのNFL視聴体験を一変させます」と語ったとのことです。

CBS Sportsは過去にも、ARをスーパーボウルの中継で使用しています。2017年に開催された第51回スーパーボウルの時には、スタジオで行われる解説の際に、チームロゴや選手の3Dモデルの表示のため、ARが活用されました。

VR/AR活用のスポーツ中継は国内外で普及が進む

スポーツ中継に、VR/ARを導入する試みは、国内外で進んでいます。アメリカでは、男子プロバスケットボールリーグ(NBA)や、メジャーリーグベースボール(MLB)、NASCARなどで既にVRやARを導入したスポーツ中継が行われています。

(参考)VRScout

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