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話題 2023.01.31

BOOTHの3Dモデルカテゴリの取扱高が約24億円に VRSNSの流行が影響、高価格帯も好調

クリエイターズマーケットBOOTH「BOOTH 3Dモデルカテゴリ取引白書」を公開しました。BOOTHにおける3Dモデルの売上などが明かされています。

BOOTHによると3Dモデルカテゴリの取扱高、注文件数ともに急速に右肩上がりに伸びており、2022年の3Dモデルカテゴリの取引実績は、取扱高が約24億円、注文件数が約148万件に達したとのこと。さらに、3Dモデルカテゴリの注文者数は約12.9万人だったそうです。

3Dモデルカテゴリが伸びた外部要因として、VRChatなどのVRSNSが盛んになったことや、3Dモデルの流通に特化したイベントが開催され、それらのデータの取引にBOOTHが利用されたことが挙げられています。内部要因としては、特集や検索機能といったBOOTH自体の改善や、VRoidプロジェクトの開発も影響しているそうです。

商品の価格帯は、5,000〜6,999円が最も売上を出しており、注文件数は11.8万件に上ります。また、7,000円以上の高価格帯も、2.32万件注文されていました。

年間支出額に関しても、20,000~29,999円、30,000~49,999円、50,000~99,999円の高額な支出をするユーザーが、それぞれ7,000人以上いることが分かります。

さらに、3Dモデルカテゴリは他カテゴリと比べて「まずBOOTHに来てから商品を検索する」といった行動が目立っていると明かされました。そのため、他カテゴリよりも「クリエイターとしての認知度が低くても商品が良ければ売れる」という傾向があるようです。

その他、BOOTHでの販売傾向はこちら。

・注文者数あたりの注文回数が他カテゴリの数倍以上ある
・アバター本体を販売しているショップだけでなく、その関連アイテムのみを販売しているショップも一定の売上を上げている
・単価の高さがそこまで敬遠されず、ニーズがあるものは売れる

(参考)pixiv inside


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