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ゲーム・アプリ 2020.04.25

新型コロナの影響でVR映画館が好調 大型アップデートもリリース

新型コロナウイルスの流行に伴い、世界各国でロックダウンなど外出禁止に類する措置が行われるなか、VR空間内の大画面で映像を楽しめるソーシャルVRアプリ「Bigscreen Beta」が、好調を記録しています。

「Bigscreen Beta」は、VR空間に仮想デスクトップ画面をストリーミングできるアプリです。遅延も少なく高画質なストリーミングを実現しているため、映画を見たり、ゲームをしたりといった用途で使われています。対応VRヘッドセットは、Oculus Rift、Oculus Quest(オキュラス クエスト)、Oculus Go、HTC VIVE、Windows Mixed Reality系ヘッドセットなど。配信はSteamやOculus Store(Rift/Quest/Go)で行われており、無料でダウンロード可能です。

2020年4月現在、「Bigscreen Beta」を運営するBigscreen社は詳細を発表していませんが、同アプリは現時点で、“クリスマスシーズン並の利用者数”を2ヵ月間にわたって記録しているとのこと。

大規模アップデートも実施

また「Bigscreen Beta」には、大型アップデート“Movies & Events”が導入されました。同アップデートは、アプリのソーシャル面をより強化するもので、現在の時間帯によって上映作品が変わる「Bigscreen Cinema」は廃止され、2D(3D)映画は、今後オンデマンド形式のカタログからレンタルする形になります。

Bigscreen社は、このほかにも将来的にOculus Questから利用できるカンファレンスルーム環境(最大50人が参加可能)の実装や、ビデオプレイヤーの導入を計画しています。なお、予定されていたPlayStation VR版の配信は、当初のリリース予定から、2020年末~2021年初旬まで延期されることが決定したとのことです。


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