10月7日、VRChatはAI利用に関する方針を公表しました。あわせてクリエイターガイドラインも更新しています。内容は、実際の体験と異なるサムネイルの使用禁止などの変更点や、それに伴う運営の立場での見解です。
今回VRChatがAIに関する公式な見解を発表した背景には、現在プラットフォーム上で起きているユーザー側のAI利用に関する反対運動があります。10月5日ごろから、ユーザーの一部が、VRChatはクリエイターのAI利用に関する問題に向き合っていないと指摘。ワールド製作やサムネイルでのAI利用を放置している状態が、クリエイターの制作環境にとって好ましくないとして批判していました(※ただし反対表明者の意見にも、それぞれで主張やスタンスが異なる状態です)。そのうえで、VRChatの翻訳やWikiの保守、Community Testersへの協力、プラットフォームへの支出をやめると表明。AI反対という意見表明をワールドのサムネイルに表示するなど、オンライン上での反対運動として盛り上がっていました。
こうした声を受け、VRChatは自らの立場を示すことに。具体的な施策として、実際のワールドとの体験が異なるサムネイルに対して、見る人を欺く表現はVRChatにふさわしくない、として使用禁止にすると公表。また、今後数週間のうちに、自分の好きなワールドを発見しやすくなるような施策を実施する予定と説明しています。
一方でAI利用そのものについては、社内でも議論が続いており、現時点で明確な答えを打ち出せないと説明。AIは、これまで対応してきたどんなものよりも速く変化しているため「あとで撤回しなければならない決定よりも、自信を持って貫ける決定をしたい」と述べています。
また、AI生成のワールドであることを明らかとする「AIタグ」の導入も検討中ですが、決定には至っていません。どこからタグが必要になるかの線引きが難しく、偽られたタグを大規模に検出する手段もないため、現時点での判断は厳しいと説明しています。
なお、VRChatは、クリエイターのAI利用に関して意見を募るアンケートを受付中です。
アンケートはこちら:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfwdhVXo5O0qhwfIqJKHZg3qNaINYwXeiSsvCQqSP4mUlHqBQ/viewform
参考
https://ask.vrchat.com/t/regarding-ai-usage-on-vrchat/49058#p-91217-h-2

