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VTuber 2026.08.03

この動画がすごい! 今週のおすすめVTuber動画(~7月31日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルクリエイターの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。特にユニークな作品や技術力や企画力の高い作品、時事性のある作品などをさらに深掘りし、クリエイターの面白さ、頑張り、才能をキャッチしていきます!

8年前についた初投稿動画のコメントに『今』返信しよう!

2018年2月に活動を開始した月ノ美兎。今回は最初にアップされた動画を見返し、そこについた8年前の視聴者コメントに、今のテンション感で返信する動画をアップしました。8年前の動画はこちらです。

まだVTuberという言葉がなく、バーチャルYouTuberもそこまで認識が広まっていなかった2018年初頭。誰でもiPhoneXのAnimoji機能で簡単にバーチャルYouTuberになれる、という触れ込みで開発されていたアプリが「にじさんじ」でした。もし「にじさんじ」がアプリとして普及していたらどうなったのか…とついついIFを想像してしまいます。
2018年初頭でコメントしていた人たちの温度感が見ていて感じられます。特に最初の方はかなり温かいコメントが多く、応援する人たちの熱意が感じ取れます。
実際に8年前にコメントした人たちが、今の月ノ美兎の返信に対してリアクションを行っているのを、コメント欄で見ることができます。月ノ美兎は動画をあげたらコメントしてくれる人がいることに対して「当然ながら全く当たり前じゃないなと気付かされましたね」と語っていましたが、リスナー側が8年応援し続けられるということもまた、当たり前ではないことに気付かされる一本でした。

宇宙線を有名にするには? 各分野のプロたちと本気で話してみた【星見まどか / #信大コズミックレイ / #信州大学】

惑星科学者VTuberの星見まどかが、「コズミックレイを一般語にする会『信大コズミックレイ』」開催の「コズミックレイを一般語にするオフ会」に参加し、その討論会に出演した動画がアップされました。星見まどかは置かれたディスプレイの中からの参加になっています。

前半はコズミックレイについてのわかりやすい説明パートで、星見まどかと宇宙ヤバイchが専門家から話を聴く形式になっています。これを聴くだけでも、コズミックレイについて関心をそそってくれる内容です。
後半はコズミックレイの知名度をどうあげればいいかを討論するパートになっています。ここでVTuberである星見まどかが、バーチャル存在のインフルエンサー側から見て、どのように宇宙の面白さ、コズミックレイの普及にアプローチできるかが語られているのが興味深いところです。
星見まどかはチャンネルの視聴者を分析して、好きなものについて語ってる姿を見るのが楽しい、という需要があることを語っています。同時にリアルな姿で発信するからこそ強く興味を引いて伝えられるものがある、という部分についても、バーチャルでやってきた側の視点を述べています。
コズミックレイの科学的な部分について学べるだけでなく、科学というジャンルにおいての、バーチャル側とリアル側のインフルエンサー力について考えるきっかけを与えてくれる内容になっていますので、是非チェックしてみてください。

VRChatアバター販売って儲かる?実際に売ってみた結果…

オリジナルアバターを制作して、Vketで販売をした衛星ライト。作ったのは「うみゅうしん」というアバターで、非常にかわいらしいです。色を変更できたり、宇宙船モードに切り替えて空を飛べたり、パーティクルを出したりと多機能な構成になっています。果たして何体売れたのか…?

興味深いのは、友達が改変をしたうみゅうしんを見た際の衛星ライトの反応です。自分の知らない姿のうみゅうしんを見て「もううみゅうしんは僕だけのものじゃなくなったんだなって感じがして、少し寂しいというか、切ないというか、複雑な気持ちになりました」と率直な感想を述べています。これは販売アバターを作って他人の手に渡したからこそ感じられる感想でしょう。他のアバター制作者がどう感じているかはわかりませんが、彼の「切ない」という感覚は、改変する側の購買者も知っておいて損はないと思います。
アバター改変は規約に則っていれば自由にやって構わないものではあります。作っている人もそれぞれスタンスが違うので、一様に同じ感想を持っているわけではないと思います。それを考えたうえで、愛着をもって作ったアバター制作者が、作った子どもたちとも言える作品をどんな気持ちで送り出しているのかという感覚の一端が、彼の今回の感想からわかるかもしれません。

テレビが壊れた!!百均で修理しよう!!

実験工作に関して妥協なく行う、工学系VTuberといっても過言ではなくなってきた富士葵キクノジョーのAoi.ch。今回は富士葵の持ってきた壊れた液晶テレビを、百均商品だけで修理できるかどうかに挑む動画をアップしています。

普段から老若男女問わず楽しめる内容のチャンネルですが、今回は特に子どもたちに見て欲しい内容がぎゅっと詰まっています。動画前半は、そもそものテレビの仕組みを解説するパート。なぜ液晶に画面が映るのかの仕組みをキクノジョーが、誰でもわかるようなレベルまで噛み砕いて説明しています。このパートを見るだけでも、身の回りにある家電トップクラスの存在であろうテレビに対して、ぐっと理解が深まるはずです。
後半はテレビが点く理由を元に、どこが壊れているのか、修復可能なのかを実践。理屈さえわかればなんとかできる、の精神を持ってきたAoi.chならではの執念で、百均のアイテムのみで修理に挑みます。
身の回りのものの構造について「知る」ことの面白さを伝え、さらに「なら作れる」を見せてくれるのがAoi.chです。同時に今回話題に出てきた「女優さんの化粧の差し替えは信号の変換でできるのか」という問題は、科学実験における仮定づくりの重要なアイデアのひとつ。知識と技術力のあるキクノジョーと、豊かな発想の持ち主である富士葵がコンビを組んでいるからこそ、このチャンネルの動画は科学的で、面白さとワクワクに満ちています。

夏色の生命、誕生の瞬間 #一条莉々華の限界飯

危なっかしさ満点な、アバウトな料理法が見ていてハラハラさせられる「一条莉々華の限界飯」動画シリーズに、夏色まつりがゲスト出演する回がアップされています。

作ったのは冷やし中華とホットケーキ。勢い爆発、行き当たりばったりな一条莉々華の料理は、見た目が上手く作れたか否かはともかく、なんとなくいい感じになってなんとなく美味しそうな雰囲気に着地するから不思議です。
多少間違っていても、夏色まつりの褒めスキルの高さで、全肯定されて楽しそうな一条莉々華の様子は見ていてニッコリできます。
このシリーズは、趣旨をよく理解した意図的な編集が特徴的です。ざっくりしすぎな料理方法へのいじりと、料理中の楽しい感覚の両方をバランスよく配合して編集しているため、見ていて幸福感のある笑いが摂取できます。

【 空耳 】英語版Siriに聞かせた元の日本語を当てろッ!!【ホロライブ/夏色まつり】

夏色まつりが行った企画は、ワールドワイドなホロライブならではのものでした。英語版のSiriに日本語を聞かせて、そのときに出てきた英語を記述。日本語が堪能なオーストラリア出身のHakos Baelzに読み上げてもらい、元の日本語がなんだったかを空耳で当てるというクイズです。

参加しているのはさくらみこ一条莉々華Hakos BaelzVestia ZetaAnya Melfissaの5人。ホロライブJPのみならず、ENとIDから日本語がペラペラなメンツが集まりました。
英語の知識があればあるほど、混乱してしまうこと必至の内容ですが、かといって日本語だけ話せる人が有利かというとそうでもない、絶妙な問題が出題されています。
そんな中でも特にさくらみこは珍回答を連発。「OK now I can die」から「おおきな案件だーい」という空耳を引き出し、視聴者を大いに笑わせました。それだけ彼女は発想が自由で豊かだという証でもあります。
回答に個々のセンスが強く出るユニークな企画として、是非二回目以降を期待したくなる内容でした。

【えのぐ×まりなす】バーチャルアイドル黎明期から活動する二組が徹底討論!バーチャルアイドルと「AceeeZ」の未来 #えのぐ #まりなす #AceeeZ

現在バーチャルアイドルは数多く活動をしていますが、その中でも黎明期から活動している二組である、えのぐ白藤環日向奈央まりなす燈舞りん鈴鳴すばるの4人が集まって座談会を行いました。えのぐは「あんたま」として2017年8月からスタートしたプロジェクト。まりなすは20018年8月から卒業した奏天まひろが活動をスタートしています。どちらもバーチャルアイドル最初期から、メンバーの入れ替わりなど順風満帆とはいかない経験も味わいつつ、努力を重ねて全力で前に進み続けてきたユニットです。

「デビュー当時と2026年、なにが変わった?」「新時代を生き抜くバーチャルアイドルに必要な力は?」など、生々しい話題がバンバン飛び出します。数多くのバーチャルアイドルの中でどう個性を出していけばいいのか悩んでいるとか、コロナの時期を乗り越えてきた中で大きな変化ができてきたことなど、歴戦の4人だからこそ痛感してきた感情も赤裸々に語ってくれています。
現在、えのぐとまりなすは、株式会社VEXZがプロデュースするVTuberプロダクション「AceeeZ」に所属しています。なおえのぐは「えのぐ合同会社」から、自身たちの「プロデュース権」を、えのぐ自身が保持したまま今年5月に移籍しました。
そんな「AceeeZ」をどう盛り上げていくかを真剣に話し合う4人。所属タレントの中では比較的先輩的立ち位置の4人は重要なポジションです。「こうなりたい」と思ってもらえるよう、どのように背中を見せていくのかも真剣に語られています。
そのうえで、これからの未来に対して前向きな姿勢が語られているのが見ていてワクワクさせられます。バーチャルアイドル戦国時代の中を生き抜いてきたえのぐとまりなすの、今後さらなる活躍に期待できる座談会になりました。

【バトル】多数派予想クイズで負けた方が飲む【#ひまつく】

春日部つくし冥鳴ひまりが視聴者参加型のクイズを行いました。「夏に遊ぶなら海?プール?」のような二択問題を用意し、それぞれがディベート形式でプレゼン。配信を見に来た人たちがそれを聞いて投票し、少数派になった人がお酒を飲む、というスタイルになっています。

ふたりの目の前にショットグラスがどんどん積まれていく様子が楽しい配信です。「誰にでも優しい人と、自分にだけ優しい人、付き合うなら?」「結婚したら持ち家がいい?賃貸がいい?」など絶対的な答えが出せない問題がほどよい塩梅で出されているので、どっちがよいかの結論はまず出せないでしょう。途中、問題によっては一歩も譲らぬ真剣なディベートも行われています。
その中であえて多数派・少数派として分かれていくコメント欄参加型の投票は、「どちらに飲ませたいか」というメタ的な意識も含めてかなり楽しそうです。ディベートは両者本気で説得力のある興味深いもの揃いだったので、是非また別の質問でのバトルも見てみたいところです。
ふたりは無料の読み上げソフトウェア「VOICEVOX」で声を提供しているという共通点があります。冥鳴ひまり春日部つむぎ(声は春日部つくし)として公開されていますので、興味がある方はこちらもチェックしてみてください。

【この回答は誰?】見破れ!メンバーの思考!【 #パレプロ 】

Palette Project(以下・パレプロ)の常磐カナメが行ったのは、クイズ「この回答は誰?」。参加者である七海ロナ暁月クララ江波キョウカ香鳴ハノン夏渚まはろへ事前に募集した質問への回答からチョイスし、回答だけを表示。誰の回答か当てる、というものです。

グループとしてはお互いのことを知っている方がよりアイドルとしての結束力が高まるというもの。みんなの思考を読み取れてこその仲間、という部分はある…かもしれませんが果たして。中には自分の回答を忘れているメンバーも多かったようです。

質問への回答でお互いにつっこんだネタをぶつけあっているあたり、メンバー同士普段から本当に仲がいいのがよくわかる、楽しい配信です。

もちろんパレプロの面々を知っている方が楽しめる内容ですが、質問に対する各々の回答がユニークでクセの強いものだらけなので、全く知らない人でもこれを観ればそのメンバーの性格がわかるようになるはずです。また、メンバー間の和気あいあいとした関係性も味わえる、という意味でパレプロ入門編としておすすめできる配信になっています。

パレプロの14th Single「ギミラビ」のMVも公開されています。ジャジーなかっこよさとアイドルらしいかわいらしさの要素両方が詰まった楽曲で、7人の歌声のハーモニーが妖艶に絡み合っています。ビッグバンド調のリズムに乗せて全員にインパクトのある歌い方の見せ場が盛り込まれており、ドキリとさせられるパートだらけの一曲に仕上がっています。

マイティ・ハート/舞鶴よかと【オリジナルソング】

夏の暑さも日常のイライラも全部吹き飛ばすような、元気を与えてくれる一曲です。活動8周年を迎えた舞鶴よかとがオリジナル新曲MV「マイティ・ハート」を公開しました。作詞作曲はIURA TOIです。

「せからしか!」という言葉の響きの力強さが特に印象に残ります。これはライブで歌ったらコール&レスポンスで大盛り上がりになりそう。
「なんばしよっと」「ちゃっちゃくちゃら」「よかろうもん」などの福岡弁の数々がリズミカルに歌詞に織り込まれており、疾走感抜群なメロディと噛み合ってみなぎるパワーを感じさせてくれます。「わかっとうけんわかっとうけん I don’t care!」などの韻の踏み方も心地よく、聴く人のテンションをぐっと引き上げます。福岡名物のお菓子「マンハッタン」で韻を踏むあたりもテクニカルです。
エネルギッシュな舞鶴よかとのボーカルが極めて爽快な本作、普段から元気いっぱいな舞鶴よかとの活力が隅々までみなぎっています。ラストにいつもの「アハ!」という笑い声が入っているのも高ポイント。歌に込められた、ストレス社会をぶっとばしてくれそうな強心臓のたくましさは、聴いていて気持ちをポジティブにしてくれます。

執着駅 / ヨノ【Official MV】

三拍子のリズムが軽やかに、そしてずっしりと聴く人の心に迫ってくる。バーチャルシンガーソングライターであるヨノの新作オリジナル曲MV「執着駅」が公開されています。作詞作編曲はヨノ本人によるものです。

前半は幸福感すら感じさせる、語りかけるような優しい歌声で綴られていますが、「掛け違う 歯車 刺された胸に しがみついて染みの数だけ 君の世界を創るの」というパートで一気に、情念溢れるヘビーな歌い方に早変わり。すれ違いが生じ何もかも崩れていく感覚が伝わってきて、ゾクリとさせられます。
一体何が起きたのかは個々の想像に任せられるところですが、不穏さが溢れているのは間違いありません。一度通して聴いた後は、序盤の「人生の終着駅 貴方と歩いてく♬」というかわいらしいパートからすらも、その裏に隠された執着を感じられるようになり胸がぎゅっとなります。
噛みついてくるかのような情念パートの歌い方は、感情が静かにどんどん昂ぶっていくのを感じさせてくれます。くるくると回り続ける姿も序盤は幸せそうに見えるのですが、迫力ある歌声に込められた執念を感じ取った瞬間に、虚ろな瞳で彼女が何を思い踊っているのかをつい考えさせられてしまうはず。ボーカル表現で鮮烈な感情を伝える技術に感服させられる一作です。

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