「VRChat」では、友人と遊べるゲームワールドから、ゆっくりするのに最適な風景系ワールドまで、様々なコンテンツが日夜公開されています。本連載では、膨大なワールドの中から、特に“映える”ワールドをピックアップしてお伝えします。
今回紹介するのは、中国奥地の古建築に、幻想的な息吹が吹き込まれたワールド「琳琅」です。
「琳琅」はクリエイターのYunshayaさんが制作。ファンタジー映画やアニメなどに登場する、中国の神話や仙境のような場所を、VRで訪れることができるワールドとなっています。雰囲気としては、世界遺産指定の蘇州の拙政園のような建物に、景勝地として知られる桂林の漓江周辺のような山々が合体したような趣きです。
ワールドに入ってまず驚かされたのが、圧倒的なまでの“世界力”と、透き通った空気感の強さが伝わってきた点です。
筆者は「VRChat」を数年間遊んでいることもあり、それなりの数のワールドを見てきた自負があるのですが、「琳琅」ではリスポーンしてしばらくの間、動かずに景色を眺めてしまいました。
桜の巨木や、牙のような岩壁も圧巻ですが、入り口を振り返ってみると尊厳な岩山がそびえ立ち、建物を包み込んでいることが分かります。あまりのスケールの大きさに撮影する際には、カメラのフレームにおさめるのに苦戦しました。
また本ワールドに入ると、目の前に狛犬が現れ、後ろをついてくるようになります。「琳琅」のマスコット的な位置付けなのかもしれません。
庭園は基本的に正面方向に進む作りですが、その周囲にはさまざまなオブジェクトが配置されています。その最たるものは桜ですが、ほかにも太湖石やハスの花など見所が多く、また池そのものも、桜や木々が反射して景色が写り込んで美しい色合いになっています。
ちなみに本ワールドは、時間によって季節が変わる演出が盛り込まれています。リスポーンした直後は冬景色ですが、しばらくすると緑あふれる春模様へと変化します。両方のタイミングで写真を撮って、違いを比較してみるのも面白いでしょう。
庭園から出るころには、入り口から見えていた“橋岩”にさらに近づいています。岩の上空では龍が飛び回っており、これも見ていて飽きません。出口から左に行くと、紅葉で彩られた大木に辿り着きます。
個人的には、この枝のスキマから見える日の光がお気に入りポイントです。
「琳琅」は、雄大な中国の自然を、ファンタジーな世界観を通じて楽しめるワールドと言えます。なお現時点では、一部のエリアに仮置きと思われるオブジェクトが置かれており、もしかすると、更なる要素が追加される予定なのかもしれません。今後のアップデートに期待したいところです。
「琳琅」で、花咲き乱れる仙境を旅してみませんか?
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執筆:井文
















