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メタバース 2025.10.22

3Dスキャンした空間をそのままアップロードしてフォトリアルなメタバースを体験できる「Arrival Space」に注目!

VRChatやRobloxなど、数多くのメタバースプラットフォームが生き残りの道を探って、他にない特色や機能を強く打ち出しています。そんな中、今回紹介する「Arrival Space(アライバルスペース)」は、3DGS(3D Gaussian Splatting)でスキャンされた3Dモデルをブラウザ上で公開できるサービスという独自性が特徴。実写のようにリアルな空間が数多く展示されています。

本記事では「Arrival Space」でどのようなことができるのか、おすすめの空間などを解説します。

ブラウザからフォトリアルな空間にアクセスできるサービス

Arrival Spaceには、アプリのダウンロード無しでWEBブラウザからアクセスできます。アカウント登録もできますが、観るだけならゲストとしてすぐ入室でき、URLから直接目的のワールドに飛べるため非常に快適。ただし筆者の環境では、スマホからアクセスした際、PCと比べて処理の重さを感じたので、ある程度デバイスのスペックが必要になると考えられます。

本サービスには「3DGS」技術でスキャンされたバーチャル空間が多数公開されています。そもそも3DGSは高精細な3Dデータを高速処理で生成する3Dスキャン技術のことです。空間の中の光の反射や透明間なども再現できるのが強みで、近年ではVRChatなどでも本技術によって作られたフォトリアルなワールドが次々と公開されました。


(上記の記事は、VRChat内で公開された3DGSワールドの一例)

Arrival Spaceは英語のサービスながら、日本のクリエイターたちが国内の風景をスキャンしたスペース(ワールド)を積極的に公開しているのも大きな魅力です。例えばSTUDIO DUCKBILLが手掛けた「Kirifuri falls 横谷峡の霧降の滝」はロビーから直接移動でき(2025年10月現時点)、森の中の臨場感まで再現した高いクオリティーを堪能できました。公式Xアカウントも日本からの投稿を積極的にリポストしており、国内の利用者から好評であることが伺えます。

また、各スペースにはフリーカメラも用意されており、バーチャル空間内を空中から自由に見て回ることも可能。PCの場合、キーボードやマウス操作も快適で、直感的に移動できます。

また、アカウント登録すれば、プロフィールの「Edit」>「Avatar」から、アバターを自由にカスタマイズ可能です。パーツごとに見た目を設定することもできますが、VRoidなどで作ったVRMファイルをアップロードすれば、自分のオリジナルアバターを利用することもできます。

おすすめの日本ワールド

旧林氏庭園

中日新聞が公開した、一宮市にある国登録名勝に選定された庭園です。中日新聞では連載企画「庭~THE GARDEN」の撮影写真をもとに、日本庭園を3Dモデルで再現しており、他に浜松市の龍潭寺庭園や、飛騨市の江馬氏館跡庭園などのスペースも公開しました。

リンクはこちら。
https://arrival.space/chunichi_former_hayashi_s_garden

城崎温泉

数々の3DGS作品を手掛けている龍 lileaさんが公開した、豊岡市城崎温泉のスペースです。堀沿いのレトロな建築物が並ぶ温泉街を周遊でき、移動距離も長めです。橋を渡ったり、飲食店の中を覗けたりと、ちょっとした観光気分に浸れます。

リンクはこちら。
https://arrival.space/kinosaki-onsen

塩田跡の磯

フォトグラメトリや3DGSを専門とするスタジオ「STUDIO DUCKBILL」が公開した、神奈川県三浦半島の磯で、釣りスポットとして知られています。広大な磯を遠方まで歩いていくことができ、磯沿いの洞窟も再現されていました。

リンクはこちら。
https://arrival.space/miyagwa_endenato

スマホさえあれば個人でも3Dモデルを公開できる

もちろんクリエイターとして3DGS技術でスキャンしたデータをバーチャル空間に公開も可能です。アカウントを制作すれば自分のスペースが作られるので、3DGSのオブジェクトを配置したり、別空間に公開したスペースへのゲートを設置できます。

3Dモデルは、3Dスキャンアプリ「Scaniverse」のスマホアプリでスキャンできます。まずはアプリの「メッシュ」モードで被写体をスキャンし、「ディティール」モードで処理後、BLG、もしくはPLYのファイル形式で共有。そのデータを自分のスペースの「Edit Spece」>「Main Asset」にアップロードすれば、空間に3Dモデルを置き、サイズや位置を自由に調整できます。

同じ要領で、右下の+ボタンから新たなスペースを投稿可能。それぞれのスペースにはゲートを設置できるため、誘導したいエリアにすぐワープもできます。さらにボイスやアバターをそのスペースに設置して解説することもできます。なお、無料版は500MBの容量制限があるので注意です。

※注意:筆者の場合、対応しているはずのPLY形式のファイルではアップロードできませんでした。また、スキャニバースのandroid版ではトリミングができないバグが起きている模様。アップロードの際にはご自身の環境を確認しながら行って下さい。

まとめ

まだ広く知られていない「3DGS」という技術を使うのはハードルが高いように思えますが、ブラウザだけで直感的に利用できるため、Arrival Spaceはかなり手軽に使いやすいサービスのように思えました。

ゲートで次々とスペースを渡り歩くことができ、気に入ったスペースはURLで共有しやすいのもポイント。気になったら、まずはアクセスしてみることをオススメします。

Arrival Spaceのロビーのリンクはこちら。
https://arrival.space/welcome


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