今年でリリースから7周年を迎えた「REALITY」。REALITY株式会社の提供する「誰もが気軽にVTuberとして配信できる」アプリとして発表され、その後ゲーム実況モードやメタバース実装など、様々な機能を拡張。現在はシンプルな配信アプリにとどまらないサービス内容となっています。
今記事では、現在のREALITYが具体的にどのように進化しているのか、またどのような配信者たちが活動しているのか、調査してきました。
そもそも「REALITY」とは?
「REALITY」は、スマートフォン(iOS/Android)向けに展開されているアプリ。アバター製作やライブ配信、他のユーザーとの交流を楽しむことができます。2018年8月にサービスを開始し、累計ダウンロード数は2,000万回を突破しています(2025年5月時点)。
同アプリのメインとなるのは、VTuberの生配信。VTuberとしてデビューするには、オリジナルのLive2Dモデルや3Dアバターを事前に用意する方法が一般的ですが、REALITYでは、アバターを簡単にカスタマイズして、すぐに配信を始められます。視聴者としても配信を気軽に視聴できる仕様になっており、チャットやギフトを送って、コミュニケーションを深められます。
配信機能のほか、アバター画像をSNS風に発信できるフィード機能や、バーチャル空間に参加してメタバース風の交流ができるワールド機能などが用意されています。VTuber活動を行いたい人からコミュニケーション自体を楽しみたい人まで、幅広い遊び方に対応しているのが特徴です。
どのような配信が行われている?
「REALITY」がユニークなのは、国内で開発されたアプリでありながら、海外ユーザー(配信者)が非常に多い点です。公式発表によると、70%以上が国外のユーザーであるとのこと。
そのような海外ユーザーですが、国内からでは、接点がないというのが実情です。
初期状態は地域設定が日本になっており、海外ユーザーを探すためには、検索欄に“Stream”など英単語のワードを入力する必要があります。
実際に様々な海外ユーザーの実情を調べてみると、英語をメイン言語に据えている配信者が多い印象です。配信内容としては、雑談(トーク)系が一番多く、睡眠中の音声を流す“Sleep Stream”なども活況です。「REALITY」は配信時間の上限が12時間となっており、生活の一部始終を放送する、長時間のストリーミングも行われています。
クリエイティブ系としては、イラストを描くお絵描き配信が実施されているほか、「REALITY」の機能を活用した“アバター評価”を行っている人もいます。これは、配信者以外のアバターを画面上に表示できる機能を使って、希望者のファッションチェックをするというもの。配信者と他視聴者が、一緒に評価を行っているケースが多いようです。
メタバース:ワールド機能で何ができる?
「REALITY」には、アバターを使って自由に動き回れるワールド機能が用意されています。配信とワールド探索をひとまとめにした機能で、このアプリにおけるメタバースに相当する要素となっています。
メイン画面の“ワールド”欄から参加することができます。日夜多くのプレイヤーで賑わっています。例えば筆者がチェックした際に公開されていた「バーチャル大阪駅 4.u」は、1,400人以上の参加人数を記録していました。
ワールドへの入室方法は2種類あり、他の配信者が開いているワールドに入って交流するか、自分で配信を開始するかです。入った後は、選択したワールド内を自由に見て回れます。「バーチャル大阪駅 4.u」は、大阪・関西万博をテーマにしたJR公式ワールドで、万博に関連した様々な展示やアクションを体験できます。
著者はVRChatをメインに遊んでいるユーザーですが、その視点から見ても、ワールドの作り込み具合やメタバースとしての完成度はかなり高いと思います。他のプラットフォームにも負けない仕上がりになっていると言えるでしょう。筆者はiPhone 13 miniを使っているのですが、プレイ中に、処理落ちなども発生しませんでした。またカメラ機能をワンボタンで起動し、気軽に自撮りできるのも高ポイント。ちなみに撮影画像は、先述したフィード機能に投稿も可能です。
ただ、ワールド機能への導線については、少し課題があると感じました。「どういった遊びができるか」という説明がアプリ内や公式サイトの目立つ箇所にないため、筆者自身も説明されるまでワールド機能を見落としていました。「REALITY」の“軸”と呼べる機能だと思うので、上手くユーザーが参加できる道筋を整備してほしいところです。
アバターコーデの特徴は?
配信やコミュニケーションに使用するアバターのカスタマイズ機能が充実している点も特徴です。
カスタマイズ機能では、アバターの性別や顔立ち、服装などを設定可能です。コスチュームはデフォルトで一通り(パーカー、セーラー服など)が用意されているほか、ガチャから“レア”な衣装を獲得できます。
今回はレビューを兼ねて、筆者によるアバターカスタムの様子を紹介します。
アバターのカスタマイズは、プロフィール欄にある“服ボタン”を押すことで設定画面が展開されます。今回はアフロ姿の筆者アバターを、学生風の女の子に変更してみます。
まずはパーカーを、セーラー服に変えてみましょう。衣服欄から服とスカートを選んで、アバターに着せてみます。ちなみに衣服の色もいくつかのパターンから選択可能。今回は、王道にモノトーン調でまとめてみました。
次は髪型を変更します。アバター本体(身体側)のカスタマイズメニューに移り、ヘアスタイルを選択。学生服姿ということで、ストレートヘアーを選びました。

アバターの見た目は、複数のプリセットを保存可能。シチュエーションや気分に応じて、好きな姿を選ぶことができます。
アバターを置いて配信するための配信ルームも、アイテム類を設置して時分好みに設定可能です。こちらもデフォルトでいくつかの家具が用意されており、より“こだわった”物品が欲しい場合はガチャに挑むというシステム。試しにソファーなどを置いてみましたが、結構雰囲気が出ているかと思います。
まとめ
「REALITY」は、配信やアバター、メタバース要素など様々なコンテンツをひとつのアプリに統合した“複合型プラットフォーム”です。基本的な機能はすべて無料開放されているため、触れやすいのも嬉しいところ。そういった気軽さが、海外からの評価にも繋がっていると考えられます。
色々な楽しみ方がある「REALITY」ですが「アバターを使った配信を気軽にしたい」人には、特におすすめのアプリと言えます。フェイストラッキングを含む、すべての機能がアプリ内に統合されているため、難しい追加設定や専用ソフトのインストール無しで配信が実施できるからです。
また「バーチャル空間の探索をスマホで楽しみたい」人にも「REALITY」がオススメです。すべてのワールドはアプリに対応する形で作られており「あのワールドだけ重い!」といった問題も、ほとんど起こらないので快適に楽しむことができます。
「REALITY」で、アバターを使った様々な体験をエンジョイしてみませんか?
「REALITY」のストアページはこちら(App Store/Google Play)
執筆:井文





















