YouTubeのiOS向けスマートフォンアプリで、VR動画を見るための“CardBoardマーク”が使用できなくなった模様です。公式からの告知は行われていませんが、現在のバージョン17.42.7で、マークが表示されない場合があることが確認されています。
（画像は「hololiveERROR」の360度動画から引用。VRボタンが消失した状態）
YouTubeは2016年、iOS版にVR動画の視聴機能を実装しました。これは当時Googleが展開していたスマホ装着型のVRゴーグル「Google Cardboard」や「Daydream」と組み合わせて使用することを想定したシステムです。ゴーグルにiPhoneを装着し対応動画のCardBoardマークを押すことで、VR映像が楽しめました。
現在、今回の変更（と思われる事態）について、YouTubeや運営元のGoogleからの発表はありません。公式フォーラムでは、iOS版の利用者から「ログアウトしたらマークが表示された」「非ログイン状態でも表示されない」などの報告が行われています。
筆者が、自分のiPhone（13 mini）からYouTubeアプリにアクセスしVR動画を確認したところ、映像は動かせるものの、確かにVRへの切り替えは行えませんでした。GoogleのVR戦略に何らかの変化が生じてマークが削除されたのか、それとも単純な不具合なのか。公式からの発表が待たれます。
（参考）YouTube、YouTubeヘルプ
