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VTuber 2022.07.03

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(6月25日~7月1日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

VERSEⁿ – Intro 1 | 独白

VERSEⁿは現在5人のVTuberがデビューし活動を開始していますが、いわゆるVTuber事務所とは異なる、かなり特殊なプロジェクトです。どちらかというと、VTuberもひとつの表現方法で、VERSEⁿとして物語が存在している、多角的な表現企画。公式によると「ライブ配信・アニメ・音楽・イラスト・小説・漫画などのコンテンツをクロスメディアに展開し、ユーザーと共に「VERSEⁿ」の世界における過去・現在・未来を物語として紡いでいきます」とのことです。
その一つとして、今回VERSEⁿ公式で物語の核になる大きな動きがアニメーションで公開されました。

ストーリーのページを見ながら、今回新たに公開された「Intro」をチェックしてみてください。物語の軸となる存在のリンの心理が描かれており、「リンへと続く、欠けた記憶の先に待つ真実」というこのプロジェクトの根幹のヒントが発見できます。
多様な表現手法で散りばめられるプロジェクトの、本格的な動きが感じられはじめました。新たな物語の見せ方として、じっくり追い続けたい内容になりそうです。

【アーユルヴェーダ】夏バテ対策!インドの謎ジャムを買ってみた【Vtuber】

バーチャルインド人のMadhav Adityaは、普段からシタールの演奏配信を行ったりヨガを行ったりインド料理を食べたりと、インドの風を感じるチャンネル。今回はインドの謎のジャム・チャワンプラッシュを紹介しています。どうやら日本ではなかなか入手困難な様子。

食レポで使われている言葉が丁寧でわかりやすいので、一般家庭ではまず買わないであろうインド食品でもイメージしやすい内容になっています。声と口調には成人男性の落ち着きがあり、同時に彼の新しい文化を覗く楽しさが伝わってきます。
数多くアップされているシタール演奏配信アーカイブは、どれを開いても一瞬でインドの風を感じられるので、猛暑の今こそ聴くのもいいかもしれません。

【初グランピング】燻製器を使って色んな商品燻製してみた!

もうすっかり日本は夏。小町あかねはアウトドアの楽しみ方として、グランピングでの燻製作りとキャンプファイヤーの動画をアップしています。普段はインドア派な彼女が初心者目線から見ているため、失敗成功含めてVlogとして見守ることができます。

焚き火の動画では、途中から小町あかねが普通におしゃべりをするシーンもあり、まるで一緒にキャンプをしている感覚に。何もかもが完璧ではなく、挑戦としてやっているのが等身大で魅力的。だからこそ、自分たちもやってみたい、と感じさせるものがあります。語りがゆったりしていてかわいらしいのも魅力の動画です。

推しVTuberに恋愛してほしくない…この感情どうする?【ガチ恋勢】

メンタルヘルスを中心に扱っているVTuberの雨音マモル。今回は「VTuberに恋愛してほしくない」と感じてしまうジレンマについて、心を保つ方法を語っています。そもそも「ガチ恋」なんてありえるのか、とVTuberファン以外だと感じるかもしれませんが、そのあたりもよくあることだと肯定。感情を否定することなくに優しく距離感を保つ方法を解説しています。ガチ恋勢ならずとも、VTuberとの距離感を考える上で参考になる内容です。

【おめがってる?】モデリングできないから被り物作った【おめがってない】

最近実写にバーチャルアバターの顔を重ねた、いわゆる「顔だけVTuber」がおめがシスターズ三珠さくまるの映像で話題になりはじめています。そこでヘアピンまみれが挑んだのは、3DCGを使わない顔だけVTuber、顔の被り物制作でした。物体です。

型を撮ってグラスファイバーなどを用いる、ちょっとやそっとで真似できない本格的なマスク作りの工程を見られる映像になっています。完成品を被ってみたら、見事にアバターそのもの。「自分」を表すという意味では、間違いなくバーチャルであり、リアルです。コメント欄ではおめがシスターズ本人からも「これは、おめがってる」とお墨付きが出ていました。

以前はぽんぽこピーナッツくんに触発され、自らのパペットを自作。ヘアピンまみれの工作技術には目を見張るものがあります。ものづくり体当たりVTuberとして、新たなボディ2つでの活躍を期待したいところです。

ぶっちゃけ実写撮影って楽なん?

顔だけVTuberとしても積極的な活動を開始しているおめがシスターズ。見た目にはインパクトがありますが、VRのみと実写メイン、どちらが便利なのかを撮影を繰り返した結果として紹介しています。今回はおめがレイが顔だけ、おめがリオがVRでの登場で、ミックスも可能なのを見せています。

話を聴くとわかりますが、奇を衒っているわけではなく、表現の手法としてどうやったらより幅が広がるかを模索した結果の技術のようです。おめがシスターズは以前から、実写世界へのAR的合成や、実写人間撮影をトレースするような3Dボディなど、技術を徐々に拡大してきました。見やすくするための画面の情報量整理もされています。

その上での、自分たちがやりたいことを見せるための新たな表現手法です。早速顔だけVTuberとして飲食店に飛び出し、その姿でなければできない面白い映像を撮影しています。見ていると違和感があっという間に消えるのが面白いところ。
技術が確立していけば、顔だけVTuber、あるいは「部位チューバー」と言われるスタイルでの活動者が、今後増えていく可能性は高そうです。

「そちらの世界は〇〇ですか?」ティザームービー

「そちらの世界は○○ですか?」というVTuberグループが始動しました。基本的には3人のVTuberグループなのですが、ファンの応援によって少しずつレベルアップしていく、というRPG要素が追加されたユニークなものです。現時点では紅麗もあ矢筒あぽろ魔儘まほが所属しています。

まだまだデビューしたばかりの3人ですが、自己紹介動画はいずれもかなり凝ったものばかりなので、今後に期待が持てます。配信活動もすでにスタートしているので、どういうレベルアップをしていくのか見守りたくなります。

【 #まよまよコラボ 】テーマは『雨』☔📸お写真お披露目会・第4弾💥【VTuber/四ツ辻まよい/彩まよい】

四ツ辻まよい彩まよいのお写真お披露目会の第4弾が行われました。これはふたりがバーチャル世界に入って、テーマに沿った自撮り撮影をして披露するもの。今回のテーマは6月にぴったりな「雨」です。

VRChat内でのワールドを使った撮影で、カメラ技術を駆使してかなりこだわりのある作品を披露してくれています。カメラに詳しい方なら、構図や色の使い方など、注目できるポイントがかなり多いと思います。VR空間内でこんなにも風情のある写真が撮影できる、という例として見て損のない内容です。映像は観ていて楽しいですが、VRの一瞬を切り取る写真の味もまた、いいものなのだと堪能できます。

【#轟京子3D】🔴京子、3Dお披露目するってよ🔴【轟京子/にじさんじ】

にじさんじ恒例の3Dお披露目の中でも、理解の追いつかなさで多くのファンを驚かせたのが轟京子。元々優れたファッションセンスと尖った企画動画センスの持ち主として知られていましたが、今回のお披露目はフルに彼女のエッセンスを詰め込んだ結果、理屈で考えることをさせないアッパーさと、バーチャル技術をフル活用した特濃な内容になっています。

某ハジケた漫画をリスペクトしたハイテンションクイズや、情緒不安定な工作番組、作り込みがすごい故にカオスなCMなど、脳が追いつかない内容が多々。中でもライブステージはトリッキーで芸術点が高め。しまじろうの曲を歌い始めたと思いきや右下にシスター・クレアの手話が入り、途中でしまじろうではない全然知らないきぐるみが登場。コメント欄もライバーもTwitterも一斉に「しまじ…誰?」。

エモい空気を作らず爆走していくスタイル、これが轟京子。情報量があまりにも過多で、豪快なスピード感に笑ってしまう。轟京子がハッピーを体感させてくれるエンターテイナーであることを、まじまじと見せてくれたお披露目配信でした。

【#心理学】【#メンタル】気持ちがスッキリする方法伝授!vol.7【心春なこ/心理学Vtuber/Curi-All】

心理学VTuberの心春なこが行ったのは、心を保つための方法を考える配信。今回はやることが多くいろんな不安におそわれてしまう場合の、心の整理法についてスライドを用いながら語っています。

レッスンとして、簡単にできることからひとつひとつやれるよう解説しています。今回のアドバイスは、心がパンクしそうな人でもすぐできるレベルのことなので、チャレンジはしやすいはずです。
このようなメンタルを育んでいくためのレッスンや、心理学で考える心のあり方解説、ゲストと心のトークをする「なこべや」など、様々な心理に関する配信が行われています。いずれも語り口が柔らかく温和なので、聴きやすいのも特徴。心を強くするヒント探しとしておすすめのチャンネルです。

【オリジナル曲】『Tiny Brave』/ REGALILIA 4th【公式MV】

バーチャルアイドルグループPaletteProject内のユニット「REGALILIA」は、メタルサウンドを中心にした江波キョウカ鬼多見アユムが活動中。彼女たちのスタンスが明確に伝わる作品が、今回の「Tiny Brave」です。ポジティブで力強い歌声。疾走するギターとバスドラのゴリゴリにメタルなサウンド。パワーの相乗効果で、拳を振り上げながら応援したくなること間違いなしなロックサウンドです。
サビで二人がシンクロして歌う「君じゃないとダメだったんだ」という歌詞に、ふたりが見つめあって疾走するイラストが重なります。まるで戦友として信頼しあっているかのようなこのシーンを彩る高速のドラムは、走る二人の足音のよう。高音に強い江波キョウカと、中音域に安定感のある鬼多見アユムの声の相性は抜群です。

山あり谷ありの中戦ってきたREGALILIAふたりのライブでは、全力のパフォーマンスを披露。響くメタルサウンドと激しい演出の中、それを乗りこなすかのごとくパワー全開で歌声を響かせています。おなじみの曲もこぶしとがなりがしっかり入っていて、煮えたぎる熱さのREGALILIA 節を楽しめます。いつか他のパレプロユニットともども、野外フェスで観て拳を振り上げたい!

VOICE / Tacitly【Official Music Video】

Tacitlyの6thオリジナルソングは、躍動感のあるアニメーションにドキドキさせられる英語曲。配信版では日本語と中国語版もあります。今までのMVも凝ったものが多く、アニメーションや3Dでインパクトのある映像を見せてくれていましたが、今回は特にTacitlyの物語性に近づくようなパートが多いので、歌と映像をあわせ考察したい部分が盛りだくさんになっています。

高音パートの美しさと儚さが印象的です。サビではふたりの声がきれいなハーモニーになっており、抜群の相性の良さを改めて感じさせてくれます。かなりエモーショナルさあふれるこの作品、過去についてのふたりの思いが詰め込まれた内容のようなので、この作品を味わうとこれからのふたりの活動がまたひと味深みを増して見えるかもしれません。

夢追翔 MV「Stop the Internet」(Kakeru Yumeoi – #やめようインターネット )

夢追翔はバーチャルなシンガーソングライター。だからインターネットがないと生きられないはず。けれど彼は歌う、やめようインターネット。もっとも彼が歌うのはインターネットそのものというよりも、承認欲求の麻薬やネットの悪意の棘への警鐘のようにも聴こえます。ポップなメロディに対して、歌詞は攻めの姿勢です。

「インターネットを許すな」という概要欄も気になります。ラップでつづる「人を餌にする者へ滅びを 自問自答 理想 依存から いつ目覚めるの?」というパートは、明るいメロディで歌うには、VTuber・VSingerとしてはかなり深刻め。聴いている人に語りかけているかのようでありつつも、自身に向けて銃を突きつけるような内省感もあります。「インターネットやめろ」という文言がネットミーム化している昨今を考えながら聴くと、また味わいが変わってくる曲でもあります。

誕生日ミニライブでは、発表時にファンをゾクリとさせた生々しい作品「オリジナリティ欠乏症」からスタートし、彼の思想がゴリゴリに詰まったパンチ強めのオリジナル曲を連発しています。2ndフルアルバム発売も決まった彼の音楽は、祈りと自虐とアイロニーと誠実さでいっぱい。1stアルバムのジャケットもかなり衝撃的だっただけに、2ndも期待したいところです。

【オリジナル楽曲】帰れる場所/警戒ブロオドキャストCHERRY

舞台の上から歌うかのような、遠くまで響かせるスタイルの歌声が印象的な警戒ブロオドキャストCHERRYの3rdシングルのMVが公開されました。ロングトーンでも伸びのいい歌声は風のようで、旅情を感じさせる曲にぴったりです。

イントロのバスドラから突然入る、スマホの着信音と踏切のサンプリング音。初めて聴くときはかなりびっくりさせられる演出なのですが、曲を続けて聴いているとこのリズムが曲にはめられている演出になっていることに気付かされる、ユニークな構成です。MVと歌声のノスタルジックな空気感が頭に響き渡り、一度聴いたら忘れられなくなるような作品になっています。

人生は天秤 – やまみー (Official Music Video)

やまみーのオリジナル新作MVは、明るいパステルカラーの背景やきれいな部屋の中のシーンと、冷や汗がやまない薄暗く圧迫感のあるシーンのギャップが印象的な作品。途中首吊りのロープも登場しており、一筋縄ではいかない映像になっています。メロディは明るく優しいこともあり、作品が描いているのがなんなのか、ぐっと心が惹かれます。

感情の起伏と、それを見つめるようなやまみーの姿をVRChat上で撮影。日常の様子と意識の変容を、バーチャルをフル活用して演出しています。やまみーの歌声は一貫して優しく、あらゆるものを包み込むように響いているのも心地いいです。幸福論のひとつとして様々な捉え方ができる歌と映像でした。

【5th Single】Dangling – ダングリン【PHAZE】

ロック&スウィングの音作りが気持ちいい。VRバンドPHAZEの5thシングルは、ピアノとベースとバイオリンのリズム、軽快に跳ねるラップが痛快かつ痛烈に刺してくる作品。映像に映る存在が「誰かを救う曲が書きたい」と検索しながら、「今じゃ僕が楽になる曲書いてる」と心から漏れているシーン、それに対してPHAZEのメンバーが後ろから詰め寄る場面はドキリとさせられます。

跳ねるメロディにスウィングするパワフルなボーカルがすこぶる気持ちのいい、聴けば一発で引き込まれるキラーチューンです。乗りやすいメロディと、日本語音と英語音のきれいなライムで、ライブで演奏したら盛り上がること間違いなし。パフォーマンスに力を入れており、VR上でのライブセッションも頻繁に行っているPHAZE。お客さんを入れた状態でMusicVket4でも演奏しており、そのときの演奏の様子もアーカイブで披露しています。

KINGWORLD/白上フブキ(Original)

ゲーム大好きな白上フブキとsasakure.UKのテクノサウンドが交わり、疾走感抜群のナンバーが誕生しました。2ndシングルにあたる今作は、彼女の主戦場である電脳世界を舞台に楽しい冒険を繰り広げる、ドキドキとワクワクいっぱいの歌詞とムービーになっています。楽曲はゲームっぽいチップチューンサウンドを用いており、「楽しい!」「好き!」を大切に活動している白上フブキのゲーム愛とシンクロしているかのようです。

途中から白上フブキの一心同体的な黒上フブキも登場、電脳世界で白上フブキと大立ち回りを繰り広げます。その勇ましさたるや、普段「フブキング」の愛称で呼ばれている白上フブキ、ここにあり。
白上フブキらしさを前面に押し出すような、キャラソング的な歌い方も特徴のひとつ。徹底してハッピーを大切にした歌声は、どこをとってもいつもの配信の楽しさそのまま。「say!ファンファーレ!」ともども、彼女の個性を伝える名刺的作品としての完成度を誇っています。

[8K] (여름기념) 르르땅과 노래방 데이트 (360° Camera)

韓国のVTuberJURURUがアップしたのはカラオケルームを再現した360度動画。まるでJURURUとカラオケデートしているかのようなリアリティがあり、ついつい歌う彼女に魅入ってしまいます。楽しそうにノリノリな彼女を見ていると…ぜひ最後まで御覧ください。
JURURUは動画はyoutubeにアップし、配信はTwitchで精力的に行っています。

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