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VTuber 2022.02.06

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(1月29日~2月4日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)やバーチャルで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

引退してた間のVTuberどんな感じ?

2020年11月に卒業し、その後2021年10月に復活した虹河ラキ。彼女が休んでいた間の1年間、VTuber界隈でなにがあったかを振り返る動画をアップしました。VTuber界隈は日進月歩で進化し続けていますが、果たして虹河ラキはどんな話題があったか答えられるのか?

基本的にはVTuberの話題ですが、ニュースとしてのチョイスが多め。こうしてみると怒涛のようにVTuberの業界が変化を遂げ続けているのを改めて感じさせられます。虹河ラキ、浦島太郎状態。
虹河ラキのハッピーなテンションで盛り上げながら、かなりテンポのいい編集で見せてくれる動画です。この動画の見やすさこそ、彼女が帰ってきた証。今後の活動で、彼女も素敵なニュースを作っていってほしいと願うばかりです。

自身が「山佐」のサポーターであることをしっかりアピールするべく、早速パチスロ中にできるヨガ講座動画もアップしています。このあたりはしっかりとプロです。

ゼロミヤからのお知らせです

レオン・ゼロミヤが今後の自身の活動についてのお知らせ動画をアップした…ようですが、なんとも珍妙なことに。これは海外で、踊ったり歌ったりしながら祝ってくれる動画を作るサービスのパロディ。片言の日本語がいかにもそれっぽい。映っているレオン・ゼロミヤの人数を見るだけで、いかに手をかけてネタを作っているか感じられる動画です。
バーチャルで活動するクリエイターは、可能性が広がってきた今だからこそ、時間とお金、仕事と制作で悩む人も多い様子。レオン・ゼロミヤが今後どのような方向に進むのかわかりませんが、少なくともエンターテイナーとしての姿勢は、言葉以上にこの動画の作り込みを見れば一目瞭然です

【#にじくじ2022】にじさんじのくじじゅうじ 一夜限りの復活SP!

3年前、abemaの放送チャンネルがなくなってしまったあおりで消滅してしまった番組「にじさんじのくじじゅうじ」が復活を遂げました。以前のとおりタイムマシーン3号が司会、にじさんじ元1・2期生から7人が再集結してドタバタを繰り広げました。

2022年の今だとWEB・地上波共にいろいろな公式のVTuber番組が配信されていますが、「にじくじ」はその走りのひとつ。しっかりと制作・構成・演出のプロがついた番組を、完全にバーチャル内で撮影して見せてくれていました。VTuberが外に飛び出すロケがあったのも特徴で、今回もタブレットに入って外でコミュニケーションを取っています。話題のあの人が出られるのは、今年だからこそ。
かつての「にじくじ」の頃から大幅に3Dアバターが進化し、トラッキング性能もアップ。3年のバーチャル番組の技術進化を見ることもできます。

幼馴染の妹から英語の質問。何もわかりません。 #ひま食堂

蒔田陽丸楓山蓮太郎ひま食堂は、普段料理やトークを中心に動画を撮影しているチャンネル。今回は珍しく英語の勉強を、楓山蓮太郎の妹の楓山華と勉強するという内容。楓山華は以前ひま食堂のドラマCDに登場しており、CVは釘宮理恵でした。

今回はCV名は書かれていません。純粋無垢な華と、天然でトンチンカンな陽丸のやりとりは、つっこみ役がいないのでなんともシュール。とはいえきちんと文法の説明をしているので、ちゃんと役に立ちます。
陽丸と華の英語勉強動画、笑える上に参考になるので、今後もたまに動画化してほしいところです。

馬越レイディオ・ネオ#1

2年ぶり、あの伝説の天才俳優・馬越健太郎の「馬越レイディオ」が帰ってきた! と言っても別に彼は今まで休止とかだったわけではないです。Twitterでは普通に水族館でのバイトの様子をツイートしていました。昨日まで活動していたかのようにすら感じさせられる、今まで通りの馬越ワールド全開です。
しれっとやっていますが、そもそもネオ一回目だから手紙がないはず。ということは…?

独特な馬越時空は彼にしか作れない特殊なものなので、今後も末長く活動を続けてほしいものです。できれば「馬越の子ども人生相談」も復活してほしいです。

【ミリしら企画】指揮官がこんな風に見られてるの草すぎるwwwwwwwww【解釈不一致】

ネロクロスファイアが行ったのは、自分のことを全く知らない人にアンケートを取ってきてもらう、というミリしら企画。あくまでも視聴者からのものではなく「視聴者が、ネロクロスファイアを知らない人にアンケートを取ってきてもらう」というのがミソ。

母親、弟、チャット仲間、ゲーム友達、会社の同僚など視聴者が聞いてきた相手の数々を見るだけで、リスナーの環境がわかって面白い。そこから「名前」「ふたつ名」「趣味・特技」の連想が行われることで、解答者の多様な個性が垣間見えます。ある意味この企画によって、知らなかった人たちへの布教にもなっていそうです。

普段はテーマトークや企画配信、音楽動画などで活動しているネロクロスファイア。エンタメへのこだわりが強く、動画も配信も見ごたえあるものがチャンネルには揃っています。

【#YAGOO王】この中でYAGOO王になるのは誰だ!?【ホロライブ】

鷹嶺ルイによるクイズ大会「YAGOO王」が開催されました。「YAGOO」とはカバー株式会社CEO谷郷(たにごう)元昭の愛称で、今やホロライブメンバーはもとより国内外の多くのホロライブファンに愛されている存在です。
今回は鷹嶺ルイが、谷郷元昭本人のVTRまで用意し、彼に関する質問を4人の解答者に出題。「YAGOOの好きなお菓子は何でしょう?」のような「知らないよ!」と突っ込みたくなるようなCEOのプライベートな話題が続出しました。これには出演者のファンはもとより、YAGOOファン大盛りあがり。
デビューして間もない鷹嶺ルイですが、司会進行や段取りがかなりしっかりとしており、そのまとめ力の高さと、企画の丁寧さ、マメさが発揮されていました。
普段企画側なことが多い大空スバルが、参加者側のフリと突っ込みで巧みに場を盛り上げていたり、猫又おかゆが気まぐれに場を荒らしたり、獅白ぼたんがかなり深い考察を発揮したり、ラプラス・ダークネスが子供だったりと、見どころ満載の企画になりました。

鷹嶺ルイは週4でショート動画もアップしています。タイ語講座、ほのぼのマンガ動画、日常の様子など、どこから見ても鷹嶺ルイ入門編としてさくっと楽しめるので、こちらもおすすめです。

【#わらロベル】クイズ!夕刻ロベル作のサムネイルはどっちだ!【鬼灯わらべ/夕刻ロベル】

動画編集が得意な技巧派の鬼灯わらべと、個性的すぎるサムネイルで有名な夕刻ロベルが行ったコラボは「クイズ!夕刻ロベル作のサムネイルはどっちだ!」。架空の配信テーマにふたりがサムネイルを作成、夕刻ロベルが作ったものを視聴者が投票で選ぶというものです。なんとなくオチがわかっている気もしますが、鬼灯わらべも夕刻ロベルの作風に寄せてきています。果たして視聴者は見分けられるのか?

この配信の真髄は、サムネイルの細かな技術が具体的に浮き彫りになるところです。ぼかしや遠近表現、フォントの入れ方とサイズ、人物の大きさ、縁の付け方など、鬼灯わらべがかなり夕刻ロベルのサムネイルを分析した上で上での今回の企画。2人の会話を聞いていると笑えつつも、実践テクニックとして勉強になります。
夕刻ロベルがサムネのどこが苦手なのかをネタにユニークに語りながら、鬼灯わらべが鋭く分析、そして大笑い。なにより「これは夕刻ロベルのサムネだ!」と誰でもすぐにわかるのは、彼の強みでもあります。
和やか、かつ準備がしっかりなされているコラボです。この配信を見た後にいろいろなYouTubeのサムネイルを見ると、見え方の角度が変わってくるかもしれません。

みんなの汚ぇ配線【獅子王クリス/シュガリリ】

電気機器はただでもコードがぐちゃぐちゃになるものだけれども、PC周りはあらゆる種類のケーブルで収集がつかなくなりがち。そこに目をつけた獅子王クリスが行ったのは「みんなの汚ぇ配線」配信。視聴者が投稿したぐちゃぐちゃな配線写真をみんなで観て、「汚ぇ!」と言いながらほっこりしちゃう企画です。

確かに配線は「汚ぇ」のですが、PCを使い込んでいる人にはなぜか心地よさも湧いてしまう写真の連続。ついつい「いいねぇ!」と言いたくなる、心が踊る企画です。投稿写真に対しての獅子王クリスの的確な分析は、聴いていて共感度激高。
獅子王クリスはB級映画を紹介したり、都市伝説だったミミズバーガーを実際に作成したり、大和缶を作って溶けた歯を治そうとしたりと、サブカル好きに刺さる特異な内容の動画・配信をアップしているので、興味がある方は是非チェックしてみてください。

【ORIGINAL SONG MV】「Q」- Calliope Mori x Gawr Gura x DECO*27

かわいいとかっこいいが融合して大爆発。森カリオペがうる・ぐらのオリジナルソングMV「Q」は、殴るわ蹴るわ斬るわ撃つわの大乱闘、動きまくるアニメーション大作になっています。曲はDECO* 27、アニメーションはKay Yu。銃を持ったがうる・ぐらと、日本刀を持った森カリオペ、それぞれチームを率いながらダイナミックな抗争を繰り広げます。

曲のスピード感と2人の声のぶつかりあいが、クライマックスでMVの物語と共に一つになっていく演出はかなりホット。森カリオペの声はハードでスタイリッシュ、がうる・ぐらの声は無邪気でキュート。相対するスタイルの歌い方だからこそ、物語性を感じるバランスを感じさせてくれます。森カリオペが紡ぐパンチのあるリリックの英語ラップと、がうる・ぐらの跳ねる音がかわいい日本語ラップの対比も楽しいです。ふたりの普段のキャラクター性もよく出ている歌と動画なので、VTuberを知らない人に見せるキャッチーな一発目としてもおすすめです。

【MV】デジタル・ラヴ feat. ユキムラチャン!

玲音のオリジナルの新曲は、一見するとギャルゲーのような作りになっているのでびっくり。ボーカルのユキムラチャン!の声がふわふわ現実離れするかわいさで、曲もポップなためかわいいラブソングに見えますが果たして…?

淡く甘いラブソングとしても見えると同時に、一方で玲音のボーカルパートにあるアンニュイ感も気になります。「君のこと大好きです! 私以外誰も要らないよね? てか他の子は要らないよね? 私以外誰も要らないよね?」という強引さがかわいいポイント。それでいて、あまりにも0と1に振り切った詰め寄り方をどう受け止めるかは、聴く人次第。
メロディは玲音らしい浮遊感あふれるスタイル。今までの曲の味わいを持ちつつ、新境地を切り開いています。

【MV】フォージェリィ // ユプシロン Original song ☽꧂

性別や年齢などを無くし、フラットに己の表現を追求するアーティストユプシロンのオリジナル新曲は、承認欲求のジレンマを突きつけてくる作品です。特にSNSなどで誰もが手軽に表現の発表をできるこの時代には「どんだけ色をのせて描く線で 流行りの顔になっていく あれほど自分らしさ謳った後に 絞り出した声があの人みたい 」という歌詞はグサグサと刺さります。
疾走感あふれるサウンドと心の叫びのごとき歌声は、なぜ人は傷ついても表現し続けてしまうのか、自分にも問いかけているかのよう。表現者のみならず、ネットに発信する全ての人に聴いてほしい作品です。

【歌ってみた】鬼/クリープハイプ【瀬戸内ミュウ】

広島弁Vシンガー瀬戸内ミュウが節分にあわせてアップしたのは、鬼は外どころじゃない猜疑心渦巻く、クリープハイプの「鬼」のカバー。原曲の持つ鬼気迫る不信感とヒステリックさを、自身で解釈しながらゾクリとするような情感表現で歌い上げています。繰り返しを多用する原曲の歌詞に感情をぶちこんで来ているため、聴いていて怒涛の波が押し寄せてくるかのよう。是非この激しさを、ポップなイラストとあわせて味わってください。

こだわりの深い選曲も魅力の瀬戸内ミュウ。どのカバー曲も、音域の広さを活かし、体の奥底から湧いてくるような激情的表現に長けているので、聴いていて圧倒されるものばかりです。

【15人合唱】M@GIC☆ (cover)【にじさんじ4th Anniversary】

https://www.youtube.com/watch?v=g3j7rFc6HYA

森中花咲をはじめとしたにじさんじライバー15人が集結、大型コラボ曲「M@GIC☆」のカバーMVが公開されました。かなり原作へのリスペクトが高い作品なので、にじさんじを知らない「アイドルマスターシンデレラガールズ」ファンも満足しているコメントも見られました。参加しているにじさんじのメンバーが、まさにアイドルとして道を歩んでいるかのような合唱です。

15人の歌声が個性を活かしつつしっかりおさめられているのは見事。加えて複数人ごとのアニメーションもところどころに入っており、参加しているライバーのファンを楽しませてくれます。アニメ内の組み合わせも凝っているので要チェック。
イベントステージで歌っている面々も多いですし、メジャーデビューしている人もいます。元々は配信テスターだったにじさんじ。今ではアーティストやアイドルなど、自分の目指す道のための表現としてライバーたちはバーチャルで活動しています。それぞれの歩みを思い出しつつこの動画を観ると、MV内で描かれる個々の輝きがより一層眩しく感じられそうです。

君と話を – KatashiroProject | Covered by 83の10

栗山やんみライト「83の10」がアップしたのは、現在数多くの公演が行われて話題を呼んでいる「カタシロRebuild」のテーマソング「君と話を」のカバー。「カタシロ」という作品を知っているか、どう観てきたかで、聴こえ方がガラリと変わる曲です。これを繊細な歌声で、「83と10」の解釈で歌いました。

ディズムによるシナリオのTRPG「カタシロ」及びTRPG演劇「カタシロRebuild」は、マフィア梶田、ひろゆき、島本和彦、など様々な人をゲストに招いて公演している、注目度の高いプロジェクト。ネタバレは厳禁ですが、一度観たら他の人のゲスト回も見たくなる作品です。
2月の「第2回公演 カタシロRebuild 侵蝕」にも多彩なゲストが参加しています。公演は全編無料(公演後の感想配信のみディズムチャンネルの有料会員、メンバーシップに登録した人限定)です。
もし「カタシロ」の公演を見終わったら「君と話を」の原曲を、そして「83と10」版を改めて聴いてみてください。

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