Home » この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(12月25日~1月7日)


VTuber 2022.01.09

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(12月25日~1月7日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)やバーチャルで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

『認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ』様に寄付させていただきました

以前カンボジアに井戸を建設して話題になった夜乃ネオン。今回は活動売上の一部を「NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ」に寄付したことを発表しました。夜乃ネオンは人類救済プログラム。救済の一環として考えた結果の選択のようです。

「子供が元気だったらハッピーな世界になると思ったんだよね」と彼女は語りました。「全国こども食堂支援センター・むすびえ」は、子供が一人でもご飯を食べられる場所を提供しています。きちんとした栄養を整え、来ている他の子と遊んだりボランティアの人とレクリエーションするなど、子供たちに笑顔を与えているこの施設。応援したいという彼女の思いは、確実に人類救済のひとつのはずです。
以前の井戸の話と同様に、「誰にでもこういうことができる」というのを知るきっかけとしても、価値の有る動画です。

【新年初回!】アル律、人生初の新宿二丁目でまさかの…⁉︎【#わちゃスタ 22】

昨年末、初の全員3Dライブを披露したホロスターズ。その公式番組「わちゃスタ」の新年初回は、まさかの新宿二丁目見学でした。出演はアルランディス律可の二人です。

ラップ企画や、文才査定霊視体験などユニークなネタを見せるバラエティ番組なのですが、その中でも初めて見る人も多いであろう新宿二丁目のゲイバーの様子をバッチリ撮影しています。案内人はオネエYouTuber新宿二丁目ユーマ

新宿二丁目文化の楽しさを存分に味わうことができつつ、しっかりLGBTQの現状をも知ることができる内容になっています。こういうところに楽しく、かつ真剣に切り込めるのは、男性アイドルグループとして地盤を固めてきたホロスターズならではです。

サウナ大好きVTuberが、2021年に行って良かったサウナを選びました

キヨミズウナが2021年に行ったサウナの中から、オススメをピックアップしてぎゅっとまとめた動画をアップしました。ベスト版動画なので、とにかく素敵なサウナに行ってみたい、あるいはサウナに興味があるからとりあえず知りたい、という方に真っ先に見てほしい内容になっています。

ざっくりとした紹介でまとめられているので、さらに詳しく知りたい人は是非アーカイブをチェックしてみてください。写真や映像、イラスト入りで魅力を解説している動画が多数あります。またサウナ通だからこその専門的なレポも聴くことができます。

#にじなわとび 第一回にじさんじなわとび大会

緑仙星川サラ葉加瀬冬雪「うごけないおれたち図鑑」の企画として、にじさんじのなわとび大会が行われました。ルールは極めて簡単、二重跳びを連続で何回できるかを数える、というもの。

にじさんじの3Dボディ持ち64名が参加しています。もちろん同じ日に撮影はできないので、各々が自身の収録の際にあわせて撮影し、かなり時期に幅のある映像を一本に編集している、というものすごく手間のかかっている企画です。ガヤの声も入っているので、にじさんじファンならどのタイミングで収録しているか、予測するのも楽しいです

縄跳びはANYCOLORがトラッキングの技術として度々実践しており、大縄跳びなども行っていました。今回の二重跳びも、完全ではないですがかなりしっかり縄跳びらしさが捉えられており、技術の進歩が見られます。
それぞれの跳び方を見比べると、意外なほど動ける人もいれば、解釈一致すぎる人も。にじさんじを知ったばかりの人でも、様々なライバーを横断しながら個性を楽しむ企画としてまとまっている一本です。

【6分でわかる】伏見稲荷大社の印象変わります【神社紹介】

日本の神社を紹介しているカラス擬人化Vtuberのコルウス。週イチでかなり濃度の高い神社紹介動画をアップしており、見ると数分で一気に詳しくなれるもの揃いです。流暢な語りでポイントを簡潔にまとめ、画面構成も工夫されているため、エンタメとして楽しめる作りになっています。
伏見稲荷大社の回では、普段話題に出ない裏側の鬱蒼とした光景を紹介。宇佐神宮の回では日本各地で見かける八幡神社の仕組みや謎の埋葬伝説などにも触れており、興味をそそります。

日本人と切っても切れない、いつしか生活に入り込んでいる神社の存在。旅行をした際有名な神社に寄ってみたくなる、魅力的な話題満載です。

細かすぎて伝わらない歌うVtuberの動きモノマネ選手権(2021年末ver.)

レオン・ゼロミヤの人気シリーズ「細かすぎて伝わらないVtuberの動きモノマネ選手権」シリーズの新作がアップされました。今回は歌系Vtuberの2021年末バージョン。かなり細かいのですが、わからない人でもなんとなくわかる個性を再現しているのが見事です。

特にてぇてぇトレインの4人の演じ分けは、かなり細かく観察していないとできない再現度。比較によってより一層「らしさ」が際立ちます。
VALISや相羽ういはのようなバーチャルな身体表現の再現もあれば、本人が気づいていないかもしれない癖のようなものまで、愛情を持って見つめているゆえのモノマネなので、見ていてほっこり笑える動画です。

memex3周年記念配信「記憶の糸を辿れ」 #memex3周年

memexが活動3周年を迎えました。ふたりはバーチャル空間をフル活用している、成長し続けるオルタナ音楽ユニット。VRChatでのMV、自身のアバターモデルの変化、フットワークの軽い音楽配信、思想性のあるパフォーマンス、進化し続けるclusterのライブハウス。3年間で音楽とVRを融合させ続け自由な表現を広げています。
ふたりの歩みを1月22日より「記憶の糸を辿れ」というVRChatワールドで記念展として開催するとのこと。歩いてみて回れる立体空間展示がどのようなものかを、この配信で見ることができます。

同時に新作オリジナル曲「リアリティショウ」のMVも公開されました。今までのmemexサウンドを基盤としつつ、奔放に踊るような軽快な作品になっています。おそらくファンなら聞けば「これはmemex曲!」と一発でわかるくらいに、ふたりの作品スタイルは独自のものとして樹立しています。

【全編公開】enogu one-man Live 2021 Winter – #雲外蒼天 – 壱章・弐章 / 全曲生バンド演奏【えのぐ】

えのぐが12月29日にKT Zepp Yokohamaで行ったライブ「雲外蒼天」の壱章・弐章がフルでYouTubeで公開されています。大ボリュームの生バンド演奏と彼女たちのパフォーマンスを、すべて見ることができるという大盤振る舞い。

えのぐはバーチャルアイドルとしてかなり熱血路線で走り続けています。特に2021年は10日間ライブなど修行のようなアイドルとしての自分磨きを続け、より一層たくましくなったのがパフォーマンスからひしひしと伝わってきます。

今回のライブでも、彼女たちのひとつの旗印ともいえる曲「BRAVER」をはじめ、今までファンの心に残っているであろう曲の数々を披露しています。特に始まりの場所とも言える曲「えのぐ」は、今までの彼女たちの疾走を思い出させてくれます。

ステージでのライブを活動で最優先して走り続けるえのぐ。今後えのぐに興味を持った人には真っ先に見てもらいたい、代表曲が詰まった今までの集大成的なライブアーカイブです。

【25万人記念 テトリス】一 人 合 唱 コ ン ク ー ル【周央サンゴ】

周央サンゴが、合唱テトリスコンクールを行いました。配信タイトルを見ても意味がわからないと思いますし、画面を開いても意味がわからない、唯一無二の配信です。概要欄では「萌え声生主中学校、3学年それぞれが課題曲、自由曲を歌い上げる間にテトリスをプレイし続け、その芸術点、完成度を競います」とのこと。

この謎配信、視聴者に不思議な感動を呼んでいます。というのもこの配信の中で、合唱コンクールをめぐる生徒たちの葛藤や物語が演劇として再現されてるからです。歌詞カードが左側に表示されるのですが、練習中に書き込んだ歌い方や、あふれた感情のメモがあまりにもリアル。泣きそうな女子、緊張の震え、校長先生の長い話、その最中に寝てしまう生徒、先生のふわふわした励まし、終わった後が不安なクラスの人間関係の危うさなどなど、いいことも悪いこともある中学生時代を一人で表現しています。

度々配信で披露される「周央サンゴ劇場」ともいえる芝居は、人間観察の解像度がものすごく高いです。今回は彼女が「中学校のクラスにいる人々の群像劇」として、人間表現をフルに発揮した一時間になりました。

…もっともなぜ歌にテトリスを足したのかは、よくわからないままです。ただ、曲の最中テトリスに追い詰められる様子が緊張感を盛り上げるスパイスになっているあたり、彼女の空気感演出の計算なのかもしれません。

#NJU歌謡祭2021 / 前半

ここまでの規模のことが企業の力を用いてライバー主導でできてしまう、というのを見せてくれたのがにじさんじの年末特番「NJU歌謡祭2021」です。竜胆尊が企画しているこのイベント、昨年は15名が参加した2時間番組で大盛りあがりだったのですが、今回は総勢58名が出演し、前後編あわせて6時間という超巨大年末番組になりました。竜胆尊と剣持刀也の司会は最初から最後まで盛り上げ上手。出演者全員が全力でパフォーマンスに挑んでいるので、目を離す暇がありません。

見どころは満載なのですが、中でもオススメは花畑チャイカジョー・力一夢追翔「田角美術室」による「ニホンノミカタ」のカバーパフォーマンス(後半2:05:40くらいから)。配役はこれ以上無いくらいピッタリで、しかも3人とも歌唱力抜群。2019年8月から竜胆尊が言っていたネタで、プロデュースは彼女自身。「これが見たかったんだよわらわはー!」という彼女の叫びにシンクロした人も多く見られました。花畑チャイカのハプニングとインタビューでのトラブルは、FNS歌謡祭でのネタの再現。隅から隅まで作り込まれたパロディです。

普段から仲良しな天宮こころ魔使マオ「あまつかいまごころ」の「Booo!」では、あまりのかわいい空間に剣持刀也の心が昇天しかけるワンシーンも。ライバーたちの個性がステージのみならず、いろいろな角度から見られる舞台になっています。

「にじさんじ」というグループにおける、なんでもありなメンツの表現活動の幅の広さが見えるステージになりました。まだまだ3D化するライバーは控えているでしょうし、スタッフの3Dライブ技術がどんどんあがっていくことを考えると、時空を越えられるVtuberだからこそ「にじさんじ全員ライブ」を夢見てしまいます。後半は是非ラスト曲まで是非チェックしてください。

[MV] Action – スラヲ

スラヲがアップした新曲は独特なリズムとクリアなギターの音が魅力的なポストロック。音を聴くとかなりオシャレ度が高いのですが、映像を見ると鬱屈感が強烈です。アニメーションで描かれた生活の様子には、かなり生々しい圧迫感があります。

そこから登場人物がアクションを起こして心を解放していく後半パートと音の高まりが、ものすごく心地が良い。ラストの解放感を味わってからもう一度この曲を聴き直すと、いかにこの作品が、ネガティブを味わった者だけが持てるポジティブで満ちているか、よく分かると思います。
この作品を含む1st mini album「ReAction」は現在BOOTHで発売中です。

【オリジナル】星を探して【アマクサナナシ】

アマクサナナシの新曲はひたすらに手をのばす純粋さが、泥臭くも美しいエモーショナルロックです。Aメロはドラムのタムの音の響きとベース音が非常に印象的で、低音のうねりが耳に残ります。そこから諦めずに登っていくようにギターの高鳴りが入り、サビで星を探し続ける姿が浮かび上がってかのように音が一気に広がります。日本語の音の響きと、低音の効いた歌声がピッタリマッチした、情熱的なVシンガーの作品です。

【Animation MV】 My song / 角巻わため 【original】

ホロライブアニメ化したの!?と勘違いしてしまいそうなほどの、ハイクオリティアニメに驚かされたのが角巻わための新曲MVです。特に深夜の都会を走るシーンや、ビル街をカメラがぐるりと回るシーンの動きのダイナミックさは必見。街の表現も秀逸です。

角巻わためは普段はほんわかした空気感の持ち主ですが、音楽活動においてはストイックで努力家なVシンガーです。今回の作品は特に訴えかけるような迫力があり、彼女に言葉を突きつけられているかのような印象を受けます。「小さくて頼りなくて不安定な歩幅が 繋がって歌になる 僕を聴いてくれ!」という歌詞にあるように、この曲のタイトルは「My song」、いわば彼女そのものの表現です。有り余るパワーを出しつつ、でも誰かを傷つける攻撃性は一切ない。自身のあり方を全身全霊で歌っています。

映像で角巻わためは、町中ではカジュアルなファッションを着ています。しかし途中で普段の配信の「角巻わため」の巨大な姿も登場、まるでリスナーを表すような光の球と戯れるカットも入ります。バーチャルな存在としての角巻わためを読み解く意味でも、重要な一作になっているようです。

【Vtuberオリジナルソング】Re:paint (ライブver)【星めぐり学園/帝】

ものすごいペースで音楽技術を磨き、ボーカリストとしての才能を伸ばし続けている。今回はライブバージョンの「Re:paint」のMVをアップしています。聴いていて元気の湧いてくる歌声は、時に切なく、時にポップ。緩急のつけかたがうまいので、聴き終えたときの満足度はかなり高いです。

しっかりと安定感のあるステージパフォーマンスの映像です。普段から歌動画や歌枠を数多くアップしている彼女ですが、自身が持つ表現の味は3DのMVで最大限に生かされました。彼女は衣装をまとっているのではなくボディペイントしているので、ところどころシルエットがかなりセクシー。それをかっこよさに変えていくのが彼女の魅力です。

【MV】絶滅危惧 / 天開司【Vtuber/オリジナル曲】

ハードボイルドで人情味があって漢を感じさせる天開司。ファンからも、周囲のVtuberからも頼もしい存在になっている彼らしさが詰まっているのが、この「絶滅危惧」という曲です。

「ただひとつの あとひとりの 尊い僕を 寄り添って 見守っていくと決めたんだ」という歌詞が特徴的です。尊く気高いものだと自分自身を認めていくこの作品は、彼の生き様なのかもしれません。まっすぐに揺るぎなく歌う声の説得力は、彼の存在感そのもののよう。これからも、彼の活動を追って行きたくなります。
この曲はアルバム「Origin」に収録され、現在配信中です。

【Vtuber/オリジナル曲】『君と歌いたい歌がある』/ Palette Project 3rd【公式MV】

Palette Projectがアップしたオリジナル曲は、彼女たちのアイドルとしての歩みを描いたような情感豊かな作品です。ダンスと歌のクオリティをぐんぐんアップさせつつ、「君と歌いたい」という思いを強く訴えます。

「会いたくて会えなかった時間を取り戻すくらい 高らかに歌おうよ」の歌詞パートは、彼女たちとファンには特に深く刺さる部分だと思います。12月30日にPalette Projectは初のオフラインライブを開催しました。やっと会えた、という2年間の思いがこの歌に詰まっているかのようです。

雨が降る夜の中で歌う前半パート(この雨の表現は必見)、練習風景、時間に閉じ込められたかのような客席に人のいないライブハウス、そして差し込むまばゆい光。活動の幅をどんどん広げている彼女たちの、明るい未来を期待できるような作品です。なおライブでこの曲を歌っている様子はアーカイブにも残っています。

グループ内ユニット「Altimate!!」「Sputrip」の新曲もアップされました。Altimate!!は王道アイドルユニットという方針で活動中。激しい感情を疾走感あふれる曲に乗せて、耽美に華麗に歌い上げています。Sputripはシティポップを中心に活動するユニット。今回の作品もウキウキするメロディとリズム、キュートな歌声を披露しています。

【歌ってみた】ヨワネハキ / MAISONdes【歌い方解説付き by シアーミュージック】

シアーミュージックはボイストレーナーや生徒が、歌い方の解説入りで歌唱動画を大量にアップしています。大体は実写なのですが、その中にシアーミュージックのVtuberである三拍ユッコ音羽ララ春歌みことが参加しはじめました。三人は特別扱いされていないので、見ていると人間に混ざって普通に出てきます。音楽という芸術の前では現実もバーチャルも同一、という意識が伝わってきます。なおVtuber三人のみのバージョンは別動画としてアップされています。

三拍ユッコはオリジナル曲「Exceed」もアップしています。声のみずみずしさが生かされた、疾走感抜群のポジティブな作品です。

過去のおすすめ記事はこちらから:
必見!今週のおすすめVTuber


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード