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VTuber 2021.05.30

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(5月22日~5月28日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

【2020】Vtuber オリ曲&V デビュー年表 まとめてみた【最初期】

ミライアカリが懐かしい話題を、最近よく見かける横スクロール動画っぽく制作しました。ひとつめは黎明期にデビューしたVTuber(当時はVTuberとは呼ばれていなかったのも含め)を列挙。序盤を見るとばあちゃるの活動歴が長く、本人が「世界初男性バーチャルYouTuber」を名乗るだけのことが有るのがよくわかります。あんたま(現・えのぐ)も時代を超先取りで活動しており、2017年当時は理解を得ること自体が難しく苦労をしていたのを思い出します。

2020年のミライアカリの活動履歴や、目立ったVTuberオリジナル曲もずらりと横スクロール。このYouTubeでよく見る横スクロールスタイルはデータ系をシンプルに見るのに便利なので色々やってほしいところ。ミライアカリが提案していた、衣装持ちVTuberトップテンは、2DVTuberもあわせて見てみたいです。

バーチャル原宿がリアルすぎて思い出話が止まらん!!!【cluster】

ゆめ心中がclusterのバーチャル原宿を訪れ、レポをしています。原宿が好きなゆめ心中はテンション爆上がりで「再現度が高いとかじゃなくて、マジで原宿だなって感じですよね」という発言も。かなり再現度が高いようで、建物などは忠実に作られているのがよくわかります。未来感あふれるアレンジも施されており、原宿を知っている人なら動画を見てニヤリとできるはず。バーチャルラフォーレ原宿には実際に入れるギミックも。

clusterにはバーチャル渋谷もあり、行き来も可能のようです。また「atmos」のバーチャル店舗がオープンし、ショッピングもできます。このバーチャル店舗スタイルは今後少しずつ発展していってほしいところ。
ゆめ心中による古今原宿トークがかなり面白い。かつてなにがあって、今はどうなっていて、バーチャルではこうなった、という解説を聞いているだけで時の流れが感じられ、ちょっとエモも感じられます。

Re元組長系YouTuberゆやまさんが任侠カフェに来てくれました

すごいカフェができた、ということでTwitterでも話題の、懲役太郎の任侠カフェ。以前からやり取りがあった元暴力団組長系YouTuberのゆやまチャンネルと実際にオープン前の任侠カフェでコラボを行う、というインパクトある動画が両チャンネルでアップされました。
このカフェは任侠文化をネタにしたヤクザ事務所風のコンセプトの喫茶店。愛知県名古屋市にオープンしました。
バーチャルとリアルの元任侠対談、かなり仲良しでトークのやり取りを楽しく聴けます。懲役太郎側ではチャンネル運営やトーク術、ゆやまちゃんねる側では懲役太郎が足を洗った理由やスケバン連盟について語られています。
なお完成した任侠カフェでは、達筆で有名な因幡はねるから書が届いています。プロフェッショナルなクオリティなのでこちらも必見。カフェの評判はよく、ファンもノリノリで任侠ごっこを楽しんでいます。このノリのよさ、まるで映画のワンシーン。

業界Pニュース 5月26日

大阪府西成のT新地で働いていた青春通りの五十嵐さんは元嬢として働いていた知識から、関西の夜の雑学を語るVTuber。このニュース動画は月一くらいのペースでシリーズ化されています。風俗業の前向きな努力から困ったトラブルまで取り上げており「そんなことある!?」という内容のものも飛び出します。特に今回のイソジンの話はなかなかに強烈。今は絵師さんを募集し漫画動画を準備中というニュースもあり、こちらも楽しみです。
東は吉原の金美館通りの藤村さん、西は西成の青春通りの五十嵐さん、という趣で元嬢がVTuber活動中(後発の五十嵐さんは藤村さんの了承の上でやっているとのこと)。どちらもなかなか知る機会のない夜の雑学を当事者として紹介しています。地方差も見えて面白いので両方おすすめ。

みんなの #バイトやらかし大会【本間ひまわり/にじさんじ】

やっちまった時は背筋が凍る、そんな時は本間ひまわりのこの配信で笑い飛ばそう! 「#バイトやらかし大会」では視聴者から集まった「やらかした!」という出来事を本間ひまわりが紹介。ふふっと笑って済ませられるものから、笑えなさすぎるものまでずらり勢揃いです。

本間ひまわり自身もかつてバイトでの失敗談を語っていたこともあったからなのか、集まったやらかしも伸び伸び楽しそう。とはいえかなりゾクッとするホラーのような話題も飛び出します。こういうのを見ると「自分はまだマシだな!」という勇気がわく部分もあるので、全部笑い飛ばしましょう。なおツイートハッシュタグで書き込まれたものが下段に流れるシステムは、ツイートでの拡散にもつながりそうです。

【変な枠】この世に存在しない歌縛りの歌枠-Not SONZAI-【ホロスターズ/夕刻ロベル】

夕刻ロベルはよく「変な枠」という配信をするのですが、今回はとりわけ変な上に、やっていることのレベルがコメ欄含めて高い、変な枠でした。
VTuberはよく「歌枠」として、音源を用意したりアカペラだったりで歌を披露することがあるのですが、夕刻ロベルは「この世に存在しない歌縛り」という無茶を準備。即興で実在しない歌を歌い続けました。当然伴奏なんてあるわけない。
初見からすると「???」という枠なんですが、夕刻ロベルのリスナーは慣れているのでノリノリで「これは泣き曲;;」など楽しんでいます。「変な枠」シリーズの中でも、かなり尖りつつかつ、歌なのでとりあえずノリやすい、という点では夕刻ロベルの配信の面白さを知る入り口として、もってこいだと思います。
ちなみに昨年ゲーム実況中に即興で作った「風のさかな」という曲、フエラムネで演奏する、という配信も行っています。そこからファンがバンドアレンジ音源を制作して夕刻ロベルも逆輸入。今回の「Not SONZAI」ではそちらもかけられており、新規で演歌バージョンを披露しています。これからも「存在しない名曲」として「風のさかな」は歌われ続けそうです。

VTuberになりたい人!この配信も見てばい!【#教えてよかと先生】

滋慶学園COMグループが活躍中のVTuberに特別講義を行ってもらうシリーズは、いずれも現実的で、実践に役立つもの揃いなので全部見てほしい。今回講師を務めている舞鶴よかとは、数あるVTuberの中でも問題の複雑さでいえば飛び抜けている「チャンネル乗っ取り事件」の被害者。厳しい苦境を戦った末、今は多くのファンに囲まれアイドル活動もし、テレビにも出ています。彼女ならではの、最後まで立ち続けたものが勝つ、の精神を熱弁しています。

この講義シリーズはVTuberをやりたい人向けのもの。幸せでハッピーなことだけでなく、やっている人じゃないと言えない発言を、先輩として経験と覚悟の上で、多少きつめなことも隠さず語っています。楽しい話もぐさっとくる話も、やってみたい人は是非ひとつの意見・事例として聞いてほしい内容です。

【#聞いてよ神田】皆の喋りにアドバイスさせて貰います!【神田笑一/にじさんじ】

滑舌と発声のきれいさで知られているVTuberのひとりである神田笑一。今回の配信では「#聞いてよ神田」のハッシュタグで集まった視聴者のナレーション・朗読を取り上げ、聞きながらアドバイスをする配信を行っています。
それぞれの人の声の良いところはしっかり見つけながら、より良くするにはどうすればいいかの具体的方法を解説。たとえもふんだんに使って、イメージしやすいように的確に改善点を伝えています。3Dモデル「にじ3D」を使用しているため、身振り手振りで音の奥行きや広がりをイメージさせているのもわかりやすさのポイント。
伝えたい言葉の表現、文章の理解速度と朗読速度、アクセントの自然な付け方、切るタイミングでの聴かせ方、行の滑舌の練習など、アドバイスを求めている人ならずとも、誰でも今すぐに使える解説なので、実際声に出しながら聞いてみるのをおすすめします。

【オリジナル曲】TrickStar/▽▲TRiNITY▲▽【にじさんじ/鷹宮リオン 葉加瀬冬雪 フレン・E・ルスタリオ】

鷹宮リオン葉加瀬冬雪フレン・E・ルスタリオの3人のユニット▽▲TRiNITY▲▽がメジャーデビューしました。それにあわせて公開されたのが、二曲目のオリジナル曲「TrickStar」。サイバーパンクジャパンなビジュアルと、和風EDMのメロディがかっこいい作品です。3人とも普段から自身でMVを多数アップしているだけあって、歌の安定感と3者の音のバランスは抜群。

初期は「金銀銅ポン」というユニット名だったほどポンなところも魅力なおもしろ3人組でしたが、このMVではそんな様子は一切なし、3人の声のかっこいいところが詰まっています。

以前の作品「L♡ファンファーレ」がバリバリのアイドルソングだったため、今回のかっこよさには驚いたファン続出。かわいいだけじゃない、新たな▽▲TRiNITY▲▽のイメージが生まれました。

「森中花咲 meets ▽▲TRiNITY▲▽」として「キズナ・レール」が現在発売中です。こちらはポップな▽▲TRiNITY▲▽の側面を見ることができる、楽しい作品です。

森中花咲『下剋上』ミュージックビデオ【5/26発売「下剋上」収録】

森中花咲が1stソロアルバム「下剋上」をリリースしました。その表題曲がこの「下剋上」。作詞作曲はてにをは。歌詞のトリッキーさもさることながら、リズムが複雑で四拍子からの三拍子と三連符を使ったかなりテクニカルな作品です。

このアルバムは、今までの森中花咲の歩みを乗り越え、前に進む決意としての作品。それでいて今までの活動を歩んできた道のりとして大切にしているのを描いた一枚です。キービジュアルのマリオネットがすべて森中花咲の姿なのは、彼女のこだわりのようです。
収録曲それぞれでこめられた情感の幅がとても大きいので、是非アルバムを通して聴いてみてください。▽▲TRiNITY▲▽との作品「キズナ・レール」と同時発売です。

先週は「美しき残酷な世界」のカバー曲MVや誕生日ライブの映像もアップしています。こちらは高音のパワーのある響きが魅力な森中花咲の表現力を味わうことのできる作品です。

【オリジナル曲】Abe! go aHead! (あべごあへ) – 蕗之葉みもざ

蕗之葉みもざの初のオリジナル曲は、彼女らしさを生かした秋田弁ソング。最初の「うぃーどんもー」の時点で歌詞を見ないと何を言ってるかわからなくてびっくり。でも響きはとってもかわいらしい。秋田弁をきっちり再現しながらちゃんとキュートな歌として仕上げているのが見事なので、まずは一旦聴いてみてその言葉の響きを味わってから、歌詞の意味も追っていくのをおすすめします。



「ドキドキしちゃうぐれ 冒険してみんのもわりぐね」の部分などはイントネーションがそのままメロディのよう。秋田弁の響きのよいところを、音楽そのものにしている作品です。途中秋田の地名が歌詞になっているので、この曲を覚えれば市町村名を覚えられるのもユニークです。

えのぐ × Marpril – ゼログラビティユニオン

えのぐMarprilのコラボレーションによるオリジナルソング「ゼログラビティユニオン」が公開されました。作詞作曲はエハラミオリ。曲の入りの歌声数秒で、この作品のまっすぐさが心に刺さってきます。女の子6人の誠実な思いの素朴さが、全編にあふれています。

岩本町芸能社所属で、地道に音楽・エンタメ活動を頑張っているえのぐとMarpril。活動のスタイルや歌っている曲の方向性自体は普段は別ですが、この曲では並列に、前に前にと各々が焦らずしっかり踏みしめて歩いているのが印象的。「次の場所へと進む権利を放すな」「地べたの日々が彼らを縛っても 振りほどく心が動く」彼女らの努力と、山も谷も見てきた二組のグループの道のりを見てきたファンなら、世間の重力に逆らって歩みだそうとしている姿が歌詞にかぶって見えるかもしれません。

【オリジナル曲】Skyhigh / 天使リリエル-Amatsuka Lilyel-【Vtuber】

天使リリエルの二作目のオリジナルソングは、開幕のアカペラから感じさせる情動が全編に渡って広げられる、彼女の思いがたっぷり詰まった作品。作詞作曲はさめのぽき

今は人間界に降りているため人の姿をしていますが、本来は天使の彼女。羽を広げどこまでも続く空を飛んでいきたい、という自由への思いを歌い上げています。その自由とは「この世界で生きる今をちゃんと好きだって 言えるように」と歌詞にあるような、好きなことができる今の時間を大切にしたいという思い。ポジティブさあふれる明るい歌声は、聴いているだけで気持ちが晴れやかになります。

常夜灯/canone feat.月ノ宮よる

月ノ宮よるの声にぴったりなオリジナル曲が登場しました。作詞作曲はcanone。暗くなっていく夜の静かな空気の中を、てくてくと歩くテンポで歌われるこの作品。常夜灯が灯く瞬間から自身の影法師が伸びていく時に感じる独自の温度感が、落ち着いたメロディと歌声から伝わってきます。

四つ打ちの早すぎないリズムが非常に心地いい。夜にふと流れてきて口ずさむ曲のことが歌われていますが、まさにそのタイミングにこの曲を聴きたいと思わせてくれる入れ子的な作り(MVにも登場します)。コーラスと重なる柔らかい歌声が、重なり合う影法師のごとく揺らめく表現なのも魅力です。

めめしぃ | すりぃ – covered by 神瀬よわ【歌ってみた】

神瀬よわがアップしたのは、すりぃ「めめしぃ」のカバー。原曲が「可不」の楽曲で、これが儚さと芯の強さが秘められた神瀬よわのウィスパーボイスと見事にマッチ。リスペクト性が高いにもかかわらず、神瀬よわならではの新たな表現で「めめしぃ」が産まれています。本作で神瀬よわの声が気に入った人は、ぜひとも過去の歌動画作品もチェックしてみてください。この声でしか作れない世界がどの曲もしっかり表現されています。

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