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VTuber 2021.05.16

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(5月8日~5月14日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

【タヌキ娘】ぽこぴょい伝説

ぽんぽこ24 vol.5」を無事終えたぽんぽこが出してきた映像の絵面にびっくり。1人分身ぽんぽこレース! ウマ娘もびっくりなぽんぽこのみ16人の試合を行っています。そもそもぽんぽこ一人でこれだけのアバターを持っていることに仰天。

これは「セシルちゃんのかけっこにカケろ!」を利用したもの。VRMモデルがあればなんでもレースさせることができるものです。こちらはFantiaの「セシルちゃんファンクラブ」の会員になれば無料で入手できます。

これはVTuberをはじめとした、バーチャルアバター持ちだったらみんなで盛り上がれる、かなり見た目に楽しいシステム。しかもゲーム内通貨で賭けることもできるので、盛り上がること間違いなし。さすがにここまで自身のアバターを持っている人はぽんぽこくらいしかいなさそうですが、BOOTHなどで購入したVRM形式のアバターや、Vroidで作ったアバターなら一人でも簡単にレース可能。くじびきの際に使うなど、色々な用途が考えられそうです。

星野ニアは今【個人Vtuberの現実】

気になっていたけれども、調べるのが難しかったあの話題を三珠さくまるが切り込んだ。使用されなくなったVTuberモデルを無料配布して自由に使っていい、ただし名前は「星野ニア」で、という話題が昨年あがり、数多くの「星野ニア」が9月に大量発生しました。全員見た目も名前も星野ニアなので、はたからみると大混乱なことで話題になりました。

その星野ニアたちの現在はどうなのかを、数字の面と、実際の今活動している星野ニアのひとり桜ニア(両声類星野ニア)にインタビューして探っています。

基本的な悩みの部分は他の個人VTuberとあまり変わらない様子でした。とはいえ特殊な環境すぎるのは間違いないので、どう推移していったのかは、VTuberの歴史の1ページとして、また今後どう続くかを知る上で、見る価値が大いにある内容です。

iPhoneカメラによるトラッキングで3Dダンスを踊ってみた

ぴゅら子のミュージックチャンネルは歌や演奏や音楽談義を中心に行っている、顔アバターを利用した実写のYouTuber(正確には実写の姿がアバターの宇宙人)です。今回はiPhoneで全身トラッキングできるアプリ「TDPT」を使って、バーチャルの身体でのダンス動画に挑戦しています。かなりの精度でキャプチャできており、アプリのすごさがよくわかります。

もともとお茶の色大学ジャズ研所属でベースを演奏していた彼女は、バーチャルアバターを利用して現在ベース弾き語りの収録に挑戦し続けています。

Vtuber・YouTuberという境界線を飛び越えて活動している彼女のあり方は、演奏や音楽論の面白さのみならず、音楽を媒介に壁をやぶって自由を手に入れているクリエイターという点でも注目しておきたいところです。

おうちの近くで春を探そう!道端の植物を調べてみた。おまけはバーチャル〇〇〇

食べる大谷さんが春を探しにでかけました。本州以南の人からしたら「いまさら春…?」となるかもしれませんが、大谷さんが住む北海道はGW以降からが春です。
植物の写真を撮影すると判定してくれる「PictureThis」を使って近所の花々を調べているのですが、なかなかの精度のようです。春ならずともこれからの季節ちょっとした散歩の際に使えそう。

コケなどまで判定されているのはかなり面白い。そしてもちろん「食べる」大谷さんなので、後半は料理シーンもあります。
活動当初から実写を中心に活動しているバーチャルなYouTuberの食べる大谷さん。不定期にアップされる動画は日本の四季と地域と食の楽しさにあふれているものが多めです。

命には終わりがあるって初めて知ったときどう思った?

「死」への恐怖が非常に強いと話しており、生死の概念の話を普段からよくしている月ノ美兎。今回の配信では、自分が「死」の意味を理解したのがいつか、どんな感じだったかをリスナーとライバーから募集。家族が死んだ時、作品で見た時、親に教えられた時など多様な「死」の入り口を見られる、かなりレアな配信になっています。

数多くの人の「死の概念」との出会いを見ることで、「死」の捉え方が多角的に見える、かなり哲学的な配信。月ノ美兎本人は、命を失うことや苦しみとかではなく「忘れられる」ことへの恐怖が非常に高かったそうです。他にもペットの死や祖父母のお葬式、虫を殺した時など何を持ってして「死」と考えるか千差万別。「パーマをかけた老人は死ぬ」のような認識の導線がズレている人もいれば、本間ひまわりのように輪廻転生がイメージに染み付いていて死が怖くない人も。答えのない「死」について真面目に考えられる非常に興味深い内容になっています。

【普段のみことは実は〇〇!?】長谷みことがマジ関係者各位にエピソード読まれたりする回【雑談】【生配信】【ジェムカン】【長谷みこと】

長谷みことが行ったのは、「長谷みことを褒めよう」というアンケートをGEMS COMPANYの関係者から集めて読み上げるというもの。かなり思い切った、でも想像の斜め上にかっ飛ばした企画を度々やってきた長谷みことらしい企画です。

MONACAの瀬尾祥太郎の褒めエピソードの書き込み量が強烈。愛情が濃すぎてちょっとした論文状態です。他にもボーカルインストラクターや振付師など多数のスタッフやプロデューサーにジェムカンメンバーまで、ありとあらゆる「褒め」が集結しています。
ファンとしては推しが褒められているのは見ていて心地よいもの。ただ強烈な量の褒めは本人が浴びるのにかなりの体力がいるし、むしろしんどい場合もありそう。なかなか覚悟のいる企画なのですが、今回の配信は結果としてはみんなが幸せになれる非常によい内容でした。他のジェムカンメンバーも褒められてほしいです。

僕らのオープニング「春さめる」

月ノ宮よる樫野創音による音楽ユニット僕らのオープニングが活動をスタートしました。なんてエモなユニット名!
オリジナル曲「春さめる」は樫野創音ならではの響きの良いギターロックサウンドを存分に活かしながら、月ノ宮よるの柔らかい倦怠感と憂鬱感と浮遊感あふれる歌声を流れるように聴かせてくれる作品になっています。ふたりの音楽的特徴が見事に噛み合いました。

寝ぼけ状態の夜闇から、目覚めと朝焼けに向かっていくMVがとても美しい。まだ眠気はとびきらない春の空気感も感じさせつつ、日の出もまだ出きっていない。「オープニング」のワクワクと心地よさとぼんやり感が入り交じって「覚める」前段階を感じさせてくれる作品です。

月ノ宮よるは以前樫野創音のオリジナル曲をカバーしていたこともあります。自分のものにしたカバーの完成度は非常に高く、本家をうまくリスペクトしつつ「もともとこういう曲もあったのでは?」と感じさせるくらいしっくりギターと歌声がはまっています。

YuNi MV 「DAYZ」

YuNiの新曲は、間違いなくいつも明るくポジティブで元気いっぱいな彼女らしい曲なんですが、おっ?となるポイントの多い音楽的に挑戦的なことを数多く行っている作品。ラップパートも含め、リズムの変化と転調が差し込まれてグッと曲にメリハリが出ています。これによってとてもダンサブルな、ベース音強めのクラブミュージック的側面を強く持った作品に仕上げられています。

YuNiのボーカルはどんな曲を歌っても自分のものにする強い芯がありつつ、なんにでも変化できる表現力を持ち合わせています。今回は「元気なYuNi」を基盤にしつつ、音を楽しむスタイルそのままに新たな歌い方に飛び出した作品。中毒性がかなり高いので、他のYuNi作品と聴き比べつつリピートしてみてください。

しっかり1発録りの高クオリティボーカル動画もアップしています。VTuberの中だとかなり最初期から「生歌」としての無編集のボーカル曲MVをYuNiはアップし続け、歌唱力の高さを魅せてくれています。

【歌ってみた】5人それぞれが好きなとこだけ歌っても完成する『夜に駆ける』検証【にじさんじ】

フミが行った企画は、ニコニコ動画の企画リスペクトで「好きなところを適当に歌っても5人いれば完成するのではないか」という検証動画。パート分けはせず、どこを歌うかは個人まかせ。全員歌っても、全員歌わなくてもアウト。果たして歌いわけができるのか、それとも無音のパートができてしまうのか…?

参加しているのは三枝明那町田ちまフミ甲斐田晴グウェル・オス・ガール。ソロ状態になると個々の歌唱力が存分に味わえるというなにげにおいしい企画です。

注目してほしいのは町田ちまのムーブ。彼女は「他の人が絶対歌うであろう」というところをにらんで、ハモリパートを差し込んでいます。そして見事に読みが的中。彼女の音楽的バランス感を見ることが出来ます。是非他のライバーで、他の曲でもやってみてほしい企画です。

【歌ってみた】p.h.【健屋花那/にじさんじ】

誕生日を迎えた健屋花那がアップしたのは、がなりと感情の吐き出しが難しい曲「p.h.」のカバーMV。アニメーションもすべて撮り下ろしの力作です。激しく情念のこもった歌い方は彼女の歌唱力の高さを感じさせるものになっています。

以前アップされた「だから僕は■■■を辞めた」では、彼女本人の思いや感情が曲と歌詞にダイレクトに込められているものでした。今回も「健屋花那」という存在についての自己のぶつかりあいのようなものが色濃く出ています。看護師としての普段の健屋花那と、もうひとりほくろの位置が同じ普段着の誰かが絡み合い、抱きしめ合うシーンが挿入されます。これは誰なのかは明言されていませんが、かつて「嘔吐フェチ」を自称していた彼女のMVの中で嘔吐する人物が描かれる(しかも曲自体が嘔吐というテーマに強く絡んでいる)、というのはかなり意味深。歌い方と照らし合わせながら、表現者・健屋花那の姿として是非じっくり見てほしい作品です。

誕生祭として、彼女は「電音部」でも練習し続けているDJを生配信を披露しています。自身の歌ってみた動画を次々とつないでいくテクニックはかなりの実力。同時に彼女の今までの歩みを知ることのできる、感慨深い内容です。

健屋花那は6月から来年3月まで資格取得のためソロ配信はほぼ休止になるとのこと。とはいえ公式番組や「電音部」の活動などは続け、完全休止になるわけではないそうです。むしろ3月からは思いっきり配信をするとのことなので、資格の勉強を目一杯応援したいところです。

【歌ってみた】チューリングラブ/ナナヲアカリ【伊東ライフ&兎鞠まり】#まりライフ

伊東ライフ兎鞠まりによる、バ美肉おじさんデュエットの「チューリングラブ」がアップされました。伊東ライフの歌声は低音がしっかりしているため安定感があって力強く、兎鞠まりの声はボイチェンの使い方が非常に巧みなためハイトーンでとってもキュート。

バ美肉VTuberとして個人でこつこつ頑張ってきていたふたり。特に兎鞠まりは上昇志向で頑張るタイプだったため、同じような志でエンタメを目指している伊東ライフとの出会いは活動を続ける上でとても大きかったと語っていたことがあります。刺激をしあうよき友として、ライバルとして、ふたりの煽りあいと支え合いは、まさにバ美肉おじさんたちの熱いチューリングラブ。ふたりの活動の様子を知っている人から見ると、第二の人生での青春友情ソングに聴こえてくるかもしれません。

ふたりは今後「魂ゲークロスレビュー」という番組もスタートします。独特な立ち位置のここのふたりだからこそ、VTuberとしてできる活躍は今年どんどん広がっていきそうです。

【デレステ】お願い!シンデレラ ♦ 踊ってみた/歌ってみた【相羽ういは/にじさんじ】

歌って踊れるアイドルになりたい。3Dになったらたくさん踊りたい。かつてからダンススクールに通って夢を追いかけていた相羽ういはは、3Dモデルを手に入れてから活動の幅をぐんぐん増やし続けています。

超王道ど真ん中のアイドル活動をダンス中心にやる、というのは3Dモデル的にもシステム的にもかなり大変なことです。しかしにじさんじには現在クオリティを高め続けるキャプチャ技術とエンジニアが揃いました。相羽ういはが自身の技術を発揮して活動できる状態は、揃いました。

ダンスのレベルの高さ、3Dでの動きのパワフルさは色々な動画で見られるようになっているので、是非チャンネルで見てみてください。元々フィジカルが強くて話題になっていた彼女の今後のアイドル道は注目です。

Vlogをはじめたり、不思議な存在MIAがチャンネルに登場したり、Tik tokでもダンスをしたりと、相羽ういはのエンタメ性は凄まじい勢いで幅を広げています。

Aimer『春はゆく』/covered by 音琴かなみ【劇場版「Fate/stay night 【Heaven’s Feel】」Ⅲ.spring song主題歌】歌ってみた

音琴かなみによるAimer「春はゆく」のカバーMVがアップされました。原曲の持つ幻想的な空気感を再解釈し、自らの儚くも優しい歌声を駆使してよりファンタジー色強めのカバー作品に仕上げられています。

悲しみの中にポジティブさを感じさせる歌い方が印象的です。様々なワールドで、カメラワークを駆使したMVも、原作リスペクトのスケールの大きさを感じさせます。

/#29/「夢と葉桜」を歌いました(cover)

むつあしチャンネルのルゥがアップしたのは、今の季節にぴったりな「夢と葉桜」のカバー曲MV。感情が強くこもった歌声が、和の空気感を温かく伝えてくれます。透き通る歌声の伸びが特徴的で、強弱の繊細な表現が聴きどころです。

ルゥは普段から数多くのMVなどをアップしており、タイトルでナンバリングされているので過去作品も是非見てみてください。歌唱力で真っ向勝負する姿勢の歌い方の作品が多いので、聞けばその実力がわかるはずです。

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