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VTuber 2026.03.02

この動画がすごい! 今週のおすすめVTuber動画(~2月27日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルクリエイターの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。特にユニークな作品や技術力や企画力の高い作品、時事性のある作品などをさらに深掘りし、クリエイターの面白さ、頑張り、才能をキャッチしていきます!

【案件ではない】 愛されるために生まれたロボットと3週間くらしてみた

月ノ美兎が、愛されるために生まれた家族型ロボット「LOVOT」を3週間レンタルし、一緒に暮らしたときの様子を動画でアップしました。彼女ならではの鋭い視点で「LOVOT」の挙動について語られているので、実際どういうロボットなんだろう?と気になっている方にはかなり参考になる内容になっています。

月ノ美兎の言葉や行動に反応するLOVOT。その一挙一動を見て新鮮な驚きを見せる月ノ美兎。「ろむれん(SNSで見かけた「半年ROMれ」の文から命名)」と名付けたLOVOTに対して、どんどん愛着が湧いていく様子が観られます。だからこそ、返却期限である3週間後の別れには、切なさも強く感じられます。
歌を覚える機能があるLOVOT。月ノ美兎が覚えさせたのはにじさんじの代表曲でもある「Virtual to LIVE」でした。これが後々、月ノ美兎の感情を揺さぶってくることに…。
歌にしても、抱っこしたときの反応にしても、ロボットの機械的な動きだと分かっていても、心が動いてしまうのはなぜなのか。この動画を見ると、人間はどういうことに愛情を刺激されるか、考えるヒントをもらえるかもしれません。

かかぽのバーチャル科学実験室 #3「ありえん速度でボールを投げてみた!」

北白川かかぽがバーチャルな身体と空間を用いて、科学実験! 「かかぽのバーチャル科学実験室」第3弾は人間の身体では到達し得ない「ありえん速度」でボールを投げたらどうなるのかをバーチャルに再現し、物理の仕組みを子供でもわかるように楽しく解説する動画です。

動画の前半では、特殊なクスリを用いて人間では到底不可能な速度でボールを投げた北白川かかぽ。果たしてそのボールは一体どうなったのか…理論的には出来ても現実では絶対にできないからこそ、バーチャルでシミュレーションして見せる価値があります。「もし◯◯だったら?」をコミカルに見せることで、わかりやすく印象に残る映像になっています。
後半では物理を習っている人向けにしっかり解説しているのもこのシリーズの特徴です。最初はなんだかわからなくても、後から見直すことでより理解が深められる構造になっているこのシリーズ、老若男女問わずそれぞれの理解深度にあわせて物理の仕組みを楽しめる動画として、おすすめです。

『超かぐや姫!』の元ネタになっているであろう古典作品を好きなだけ語って悦に入る配信

日本の古典文学に詳しい栞葉るりが、今話題沸騰中の「超かぐや姫!」の元ネタ作品を語る配信を行っています。メインである「竹取物語」をはじめ、他の古典物語も取り上げ、作中のポイントと重ね合わせながら、どのようにネタとして用いられているのかをじっくりと深読みしながら読み解いています。

「竹取物語」がなぜ日本最古の物語と言われるのか、どのような物語構造なのか、帝はどのように描かれているのか、などを原典からしっかり掘り下げて語っているため、「竹取物語」をより楽しむための解説として、よくまとまっている配信になっています。
ネタバレ前提なので、まずは「超かぐや姫!」本編を見たうえでご覧ください(小説版のネタバレも話題に盛り込まれているので、ご注意を)。そのあとでこの配信を見てから「超かぐや姫!」をもう一回見たら、物語構造を理解する解像度がぐっとあがって、作品考察をするのが楽しくなる内容になっています。

【#生スバル】ホロメンのサムネ作ります!コスパ最強!質より量!!視認性◎!サムネイル屋大空開店!:making thumbnail【ホロライブ/大空スバル】

大空スバルのサムネイルは、パンチの効いた構図やフォントがインパクト抜群なため、印象に残っている人も多いかもしれません。そんな彼女がホロライブメンバーからお題を募り、サムネイルをガンガン作っていく配信を行いました。

なにより驚かされるのがその制作スピードの早さ。トークをしながら1時間で7つものサムネイルを制作しています。タイトルにもありますが、彼女が大事にしているのは視認性。目を引くテクニックをバンバン盛り込みながら、サムネイルを量産していきます。特に熱気あふれる赤黒グラデーションのフォントの使い方に大空スバルの個性がよくにじみ出ていますが、一方で白上フブキの待機画面をかわいらしく装飾するなどのバリエーションの幅もしっかり見せてくれます。
出来た作品はいずれも、大量のサムネイルの中に埋もれない、目が止まるようなパワーがあります。そのまま真似をすると大空スバル式のサムネイルになりそうですが、どのような色味がいいのか、背景はどうするべきか、フォントは何を選ぶか、というのを制作中に多数比較しながら見せてくれる今回の配信は、視認性を重視したサムネイルづくりの参考になるはずです。VTuberがサムネイルで目立つことがいかに大切なのか、よく分かる内容になっています。

【#影山シエン生誕祭2026】Last ice【影山シエン/ホロスターズ】

VTuber、氷上に舞う。影山シエンが生誕祭ライブで、フィギュアスケートの技を披露しました。
影山シエンが、NHK杯やロシア杯で活躍し「ユーリ!!! on ICE」の制作協力も行っていたというコーチに本気でフィギュアスケートを習いに行き、技を学ぶ様子が実写+ARの動画で見られます。
ダブルアクセル、コンビネーションスピン、バタフライ、イナバウアー…技が一体どのようなものなのか解説を受けながら、実際にスケートリンクで練習で挑む影山シエン。いかに難しいのか、そのハードさが生々しく伝わってきます。

米津玄師「BOW AND ARROW」のカバーを歌いながら、学んだ技を実演する影山シエンの姿は、とても流麗。難しい技にもしっかり挑戦し、こなしています。
是非、コーチ陣が教えてくれる解説と、彼の練習の様子を見てから、実際の舞台の様子を見てみてください。難しい部分で恐怖心と戦いながら努力してきたかを知った上で見ると、彼の演技への感動が深まるはずです。
スケート技術への難しさもさることながら、バーチャルな姿でどのようにフィギュアスケートの動きを再現したのかも含め、興味をそそる映像でした。なおコーチを受けている時の感情など、スケート練習のときの裏話については振り返り雑談でも語られています。

こじハラfeat.魔界ノりりむ「#最強ぽえむ(ぁ、)」Music Video

弦月藤士郎と緑仙のクリエイターユニット「こじらせハラスメント(以下・こじハラ)」がfeaturingとして魔界ノりりむを迎えて作ったオリジナル新曲は、こじらせゆめかわ女子のかわいらしさがたっぷり詰まった、キュート&ビターな一作です。作詞作曲は弦月藤士郎、詩は魔界ノりりむが担当しています。

「嘘偽りなくむき出しにしたこの命ごと このスイッチ1つで終わらせられるんだよ」などの頭に残る歌詞や、ゴシック調のメロディにドキッとさせられるこの作品。打って変わってサビパートでは「まるで運命のようなそう錯覚しちゃうような そんな恋がしたい したい したい」と、ちょっと俯瞰しつつ明るさを感じさせる歌詞とメロディになっているのが特徴的です。この「こじらせ」とポップさ、主観と客観の絶妙なバランス感が、こじハラ楽曲の持ち味。今回は特に詩の名手である魔界ノりりむの鋭い感性を主軸にしつつ、それでいて「こじらせ」に傾きすぎない絶妙な匙加減を保つことで、3人の持ち味がうまく活かされた楽曲になっています。

ぐるぐる – ミナミイズミ (Official MV)

シンガーソングライターであるミナミイズミは、全て自分で作詞作曲をした1st EP 「掴みたい光」をリリースし、2月28日には下北沢ReGにて1stワンマンライブも開催しています。そんな彼女が清新さあふれる新作オリジナル曲「ぐるぐる」のMVをアップしました。

どこに行けばいいのか、なにをすればいいのかわからなくなるような目の回る状態は不安でいっぱい。しかし視点を変えればそれは「右も左も前も後ろも 上も下も斜めも全部 360度が正面」だということでもある。そんな、ぐるぐる目が回る状態をポジティブに捉え、止まらない胸の高まりもワクワクに変えていく歌詞を、のびのびと気持ちよさそうによさそうに歌う歌声が胸を突きます。
シンガーとして進む自身を鼓舞する歌でありつつ、聞く人に新しい視点を与えてくれる応援ソングとも受け取れるこの楽曲、躍動感あふれるメロディもあいまって、心にすっと入ってくる心地よさが魅力です。ドットの見える絵柄でのアニメーションの動きも、この曲のみずみずしい感性にぴったり。春になるにあたって、新しい環境でどうすればいいかわからなくなったときなどに聞いて、一歩踏み出す勇気をもらいたい、そんな力強い一作です。

【オリジナル曲】寂しがりのステラ / teruny with 箱乃なかみ【VSinger】

連れられて部屋から飛び出して見た空は、泣くほどに綺麗だった。箱乃なかみが、今まで大事に歌い続けてきた一曲をMVとして完成させ、投稿しました。原曲は2024年4月に永眠した楽曲クリエイターterunyによる作品で、2024年9月のライブでも披露し、2025年2月には家族の協力の元で重音テト版も公開されていました。今回は満を持しての「with 箱乃なかみ」版の公開です。

外に一歩踏み出すよう、連れ出してくれた人。その人と別れることを考えるとさみしくなってしまう…幸せになることの不安を吐露しつつ「あなたがいなくても この部屋から出られるようになるから その時は両手にいっぱいの あなたの瞳のように 綺麗な星屑を持って 迎えに行くから待っていてよ」と前進することを決意する心情の変化が、情感たっぷりに歌われています。
言葉を届けようという強靭な意思を感じさせる力強い歌声と、美しく舞い続けるようなギターとピアノのメロディが、疾走感あふれるベースとドラムのビートに乗せて奏でられる本作。特にラストのクライマックスの表現は、まるで箱乃なかみが「最高のエンターテイナー」になるという自らの覚悟を高らかに叫び、世界中に届けんとしているかのようです。

Kizuna AI「KAMACHO」Official Music Video【キズナアイ】

「世界中のみんなとつながりたい」という思いを胸に活動を続けてきたキズナアイが、さらに多くの人とつながるべく新モデルで登場! そして発表されたのがこの新曲「KAMACHO」。彼女のキュートなベクトルの魅力に全振りのMVに仕上げられています。

かまってかまってとダダをこねまくる様子は、愛らしさ大爆発。うねるベース音とキラキラしたチップチューン音源を組み合わせたKAWAIIフューチャーベースとして完成度が高く、一度聞くと、ノリのいいリズムにあわせて踊り歌うキズナアイの声が頭に残って離れなくなる、中毒性の高い作品です。作詞作編曲はHayato Yamamoto、振り付けは「チェンソーマン」の「レゼダンス」で話題のぶんけいです。

新モデルお披露目配信でのMV同時視聴では、キズナアイ本人も「私史上一番かわいい」とはしゃぐ様子も見られます。
知名度はすこぶる高い彼女ですが「もっとたくさんの人に好きになってほしいじゃん!」と素直な感想を述べ「そのために自分の気持ちをストレートに伝えてみることも必要なんじゃないかなって思ったんですよ」と今回の歌に対する思いを語っていました。そんな思いが「いつでも会えるからってよそ見しないで」という歌詞にも反映されているようです。

なお今回のモデルはVRMモデルとして配布もされています。Xのポストでは、Kizuna AI株式会社が「創作活動を通じて生まれるすべての作品は、単にコンテンツという側面だけではなく、人と人との新たなつながりを生むものだと考えています」と今回の配布の意図を語っています。

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