日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルクリエイターの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。特にユニークな作品や技術力や企画力の高い作品、時事性のある作品などをさらに深掘りし、クリエイターの面白さ、頑張り、才能をキャッチしていきます!
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この動画を見終わった後、不安になって自身のHDDを確認してしまった人もいるかも知れません。電撃PROJECT@バーチャルホラー動画chにアップされたのは、アバターを題材にしたモキュメンタリー(フェイクドキュメンタリー)作品。メタバースなどで使うためのアバターが数多く売られている昨今ですが、とある販売アバターのテクスチャ画像を開いたときに奇妙なものが発見されます。開いてみるとそこには…。
アバターのそのファイルは普段きちんと見ていない可能性が高い部分なので、もしかしたらあるんじゃないか、とハラハラしてしまうような絶妙な設定です。VRChatやアバターの仕組みを知らない人でもきちんと楽しめるように、わかりやすい解説が入っている親切設計の映像になっています。
話のオチも秀逸で、リアル世界とバーチャル世界をつなぐホラーとしてかなり練り込まれています。モキュメンタリー形式にしたことで生々しさが跳ね上がっており、褒め言葉として後味最悪な作品ですので、じわじわ来るタイプの怖さが好きな人におすすめします。
【根間うい】沖縄ご当地VTuberの悩みとは?動画ボツ事情まで本音に迫る!【閉店後トーク】#ゆうばりビデオ – YouTube
喫茶Laid-Backの雇われマスター兼新人個人勢VTuberの悠針れいがゲストを呼んで、掘り下げた本音話を聞いていく「閉店後トーク」シリーズ。今回のゲストは沖縄の情報を発信し続けている根間ういです。7年間、御当地VTuberとしてトップランナーのひとりとして活動し続けてきた彼女。普段の活動についてやVTuberになったきっかけなどの話はもちろん、沖縄の観光大使になれなかったときの挫折の話についても、かなり赤裸々に語られていて驚かされる内容です。
悠針れいの聞き手としての技術力の高さがよくわかる動画です。相手のVTuberのよいところをしっかりピックアップしながら、話題に対してのフォローとツッコミで進行していくのがとても上手で、自分のことをのびのびと語りたくなるような空気づくりがなされています。こんな喫茶店のマスターがいたら、なんでも話してしまうかも…?
その空気にうまく乗って、普段あまり語らないような動画制作の際の信念なども惜しみなく語ってくれる根間うい。ファンがより一層彼女の好きになれるような話題が盛りだくさんです。根間ういの今回の語りに魅力があるのは、もちろん彼女自身がコツコツと頑張り続けてきているからこそではあるのですが、それを引き出して見せようとする悠針れいの姿勢がうまく作用した一本になっています。
【いよなロケ企画】関西の絶叫スポット巡り!たどり着いた先に待っていたのは!?【#関西VTuber】
大阪ガス公認の関西VTuberユニットまいどありーなの内江良いよながアップしたのは自然が活かされた関西の絶叫スポット巡りロケ動画です。普段は安条屋りあとふたりでVlogを撮影しているのですが、今回は絶叫メインなので彼女のソロ動画。確かに「絶叫」するようなシチュエーションではありますが、見ていただければ「行ってみたい!」となること間違いなしの名スポットでした。
大阪府内でも最大級を誇る吊橋の「星のブランコ」、一人で歩くのがちょっと怖くなるような「暗峠」の2箇所を今回紹介しています。ものすごい高さの前者、ライトなしでは不安になる後者、どちらも絶叫しそうな怖さはありますが、到着したところからの景色があまりに美しい。非常に爽やかな動画としてまとまっているのは、内江良いよながポジティブに楽しむ姿勢を持った人物だからかもしれません。
最近の「まいどありーな」のロケ動画では、3Dアバターをうまく活用し、実写空間に彼女たちが実在しているように映されており、関西の魅力を生き生きと伝えてくれます。また「まいどありーな」は大阪ガスのハグミュージアムでオフイベントも開催しており、そちらの動画では家族連れの子どもたちと触れ合っている様子も見ることが出来ます。
「まいどありーな」は地元密着型の話題を軸にしつつ、グルメ系の話題に強い内江良いよなと、美術系の話題に長けた安条屋りあがそれぞれ得意分野の配信を行う、バラエティ豊かなチャンネルになっています。
【765プロ】如月千早武道館単独公演「OathONE」特別番組 ー Who is Chihaya KISARAGI ー【アイドルマスター】
この動画で扱われるのはVTuberではありませんが、極めてバーチャルな形で「実在」した存在として、今回の記事でもご紹介します。
先日2日間にわたる武道館公演を行った「THE IDOLM@STER」の如月千早。その単独公演「OathONE」や、「THE FIRST TAKE」出演などを振り返る特別番組が公開されました。サウンドプロデューサー、コンポーザー、作詞家、衣装作家などが、キャラクターではなく「一アーティストとしての如月千早」について語る特番になっています。
それぞれの人が「如月千早という表現者」に対して真摯に向き合い、語っています。語られている話題はおそらくみんな本音でしょう。如月千早というアーティストが目指す表現のために、多くの人が尽力したのは紛れもない事実です。
如月千早本人のライブ後のインタビューのみならず、如月千早役の声優である今井麻美が「Embodied Artist」という表記で、ひとりのアーティストとして「如月千早」を語っているのは興味深いところです。あくまでも今井麻美は如月千早とイコールではなく、見守り手を貸す存在、というスタンスです。「THE FIRST TAKE」出演に関しても「千早がノリノリだったものですから、引き受けてよかったなと今は心から思っております」と発言し、アーティスト如月千早を客観的に見ているのが印象的です。
ちなみに話題にでている「月下祭~la festa sotto la luna~」は今井麻美名義で「THE IDOLM@STER RADIO~歌姫楽園~」に収録されている曲のため、2日目公演で如月千早がカバーをした、という形になります。
如月千早の活動は、武道館ライブでひとつの頂点を迎えましたが、彼女はキャラクターを越えた表現者として人生を歩み続けています。ライブで終わるのではなく、この特番が作られたことで、さらにこれからも彼女は生き続け、表現し続けていくことを見せてくれました。今後の如月千早の活動に期待が高まります。
【3D】満足させないと出られない⁉ #お姉さん大集合ASMR牢 【ラプラス・ダークネス/ホロライブ】
シチュエーションASMRにはこだわりが強く、特にホロライブメンバーのASMRに関しては評論家レベルで詳しいラプラス・ダークネス。彼女と猫又おかゆが看守となり、囚人となったお姉さんホロメンたちの、甘い誘惑をASMRで味合うという、欲望大開花な企画が実現してしまいました。囚人役はAZKi、白銀ノエル、癒月ちょこ、アキ・ローゼンタールの4人。
ASMRの達人たちによる、様々なシチュエーション演技が楽しめるこの配信。それを聞いて大歓喜するラプラス・ダークネスと猫又おかゆのリアクションを聞くことで、さらにその魅力をディープに味わえます。シチュエーションASMRは基本的にひとりでその世界に浸って味わうのが醍醐味かもしれませんが、ラプラス・ダークネスたちは自分たちの煩悩を大解放する様子を見せることで「こんなにもホロライブのお姉さんたちのASMRはすごいんだ!」というのを強調して見せてくれます。AZKiのギャルASMRを聞いて、ラプラス・ダークネスと同じように動揺しひっくり返ったリスナーは少なくないのでは。
己の欲望を満たしつつ、ASMR技術のプレゼンにもなっている濃厚なこの番組、「第1部 お姉さん囚人のあまあま誘惑編」と最初から銘打たれており、第2部以降にも期待できそうです。
なぁ、cover。
ホロメンのASMRボイスと吾輩のリアクションASMRボイスをセット販売しないか?— ラプ様 (@wagahaida_L) April 28, 2024
実はずっと前から「ホロメンのASMRボイスと吾輩のリアクションASMRボイスをセット販売しないか?」と提案し続けていたラプラス・ダークネス。今回それが実現した形になります。実際にAZKi発案で「ラプラス・ダークネスの欲望ASMR~誘惑監獄編~」という「「監獄」が舞台のASMRボイスと、欲望あふれるリアクションASMRボイス」のセットが発売されることになり、ラプラス・ダークネスのASMRリアクションが特典でついてくるとのこと。VTuber、こんな夢の叶い方もあります。
【学び=エンタメ】軍艦×医学×栄養『脚気と壊血病』海のプロが語る洋上の戦い【Dr シロネコ】
Dr シロネコ、藤渚はすきぃ、歴史艦ラビィの3人の特化VTuberが、それぞれの専門分野である軍艦・医学・栄養の話題をフルに活かしたコラボを行っています。テーマは「脚気と壊血病」。海軍といえばカレーが話題によくなりますが、その理由も掘り下げながら、海上の栄養問題について3人の話を聞くことが出来ます。
ひとつのテーマについて3人の別ジャンルの専門家が、リレー形式で話題をプレゼンしていくスタイルになっているのが興味深いこのコラボ。
まず近代史に詳しく、軍艦の歴史を伝える配信を行っている歴史艦ラビィが、軍艦の仕組みや、乗組員たちの生活や起きた事件について紹介。それをもとに、現役医師のDr シロネコは医療の実態と医学的観点からの分析を語ります。そして元海上自衛官の管理栄養士である藤渚はすきぃが、過去の栄養・食事事情についてや、実際の船上での栄養管理について解説していきます。
多角的な掘り下げがされることで3人それぞれの説明の説得力が相互補完され、興味の幅を広げてくれる配信になっています。扱われている内容は専門的ですが説明内容は3人ともとてもわかりやすく、後半には藤渚はすきぃによる海上自衛隊で作られているカレーの調理動画もあり、エンタメバラエティ的な構成になっているのも注目ポイント。この一本で、ボリューム満点の学びが楽しめます。
ふたりだけの鏡鳴 / ヨノ×NEUN【Official MV】
シンガーソングライターヨノとNEUNによる新作オリジナル曲は、耽美感強めのワルツ形式の楽曲。蝶と花びらの舞う鏡合わせの世界に、ふたりの歌声が「愛」を語りながら響き続けているかのよう。愛を歌う幸せな空間のはずなのに、どこか切なさと不安も感じられる、心をかきむしるようなメロディと歌詞が脳に焼き付きます。
かけあい形式でふたりが歌う様子が素敵なこの作品、1番と2番のサビで主旋律パートを交代することでふたりの交錯する気持ちが感じられるような歌い方になっています。リードボーカル側は感情を吐露するように表現されているのに対し、1オクターブ高いハモリパートが優しく重なっており、まるでふんわりと抱擁しているかのよう。まさに「ふたりだけ」の世界の永遠が一瞬に閉じ込められ、「鏡鳴」しています。
卓越したふたりのボーカルが紡ぐ麗しい光景はいつまでも聴き続けていたくなりますが、概要欄にある「─嘘つきは、誰?」という一文があることで、「永遠」が続かないことを示唆している構成も巧み。すぐにでも消えてしまいそうな危うさがあるからこそ、ふたりの歌声の美しさが燦然と輝きを放つ一作です。
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