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VTuber 2026.01.12

この動画がすごい! 今週のおすすめVTuber動画(~1月9日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルクリエイターの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。特にユニークな作品や技術力や企画力の高い作品、時事性のある作品などをさらに深掘りし、クリエイターの面白さ、頑張り、才能をキャッチしていきます!

【東京国立博物館】専門家たちで美術作品修理の現場に迫る!源氏物語図屛風とは?【儒烏風亭らでん /きら子/北白川かかぽ】

儒烏風亭らでんのチャンネルにアップされたのは、先日クラウドファンディングで7千万円以上を集めた、東京国立博物館による源氏物語図屏風修復プロジェクトの、実際の修理の現場を収めた見学映像です。日本古代史に詳しいきら子、サイエンスコミュニケーターの北白川かかぽと一緒に、興味深く解説を聞きながら見学している様子が映像に収められています。

東京国立博物館のクラウドファンディングでは、リターンとして修理見学ツアーが設定されていました。儒烏風亭らでんはそのリターンに参加できるだけの金額(他の配信では「ウン百万ほど」と語っています)を自腹で寄付していたとのこと。
猫の引っかき傷まで入ってしまっていて、屏風としてはかなり痛みがあるものの、絵自体はかなりいい状態だったというこの作品を、繊細に修復する様子が撮影されています。にかわの種類や状態チェックの話、絵を貼り付けている紙の側の性質の話など、なかなか聞けない話がバンバン飛び出すこの動画は、儒烏風亭らでんが美術の保存方法などに詳しいからこそ深堀りされている部分が多いのも特徴です。
「源氏物語」についてや歴史的な部分についてきら子が話題を広げたり、修復作業を行っている部屋の中の科学的な物品について北白川かかぽがチェックしたりなど、それぞれの分野に長けているからこそ多角的に見ることが出来ているのも興味深い部分です。作品そのものの価値だけでなく、美術を守る技術が記録された貴重な映像として、いずれこの屏風が修復され一般公開されたときにセットで多くの人に見てもらいたくなる一本です。

儒烏風亭らでんは、東京国立博物館の金剛力士立像の解説を研究員に聞く動画と、日本の美術史を歌で覚えられる楽曲MVもアップしています。楽曲のほうの作詞作曲編曲はぼっちぼろまるです。
どちらもテレビでそのまま流せそうなほど、初見の人でも楽しめるようにまとめられているのが見事です。美術に対する知識が増えることは、歴史的な意味合いや人々の思いがより深く理解でき、世界を見る解像度がぐっとあがることでもあります。その楽しさを伝えようとする儒烏風亭らでんのスタイルがよくでている、彼女の美術への愛の強さが伝わってくる動画でした。

 【二十歳の集い】未来の酒クズへ捧ぐ!初飲酒の準備~最初の1本の選び方まで、現役酒クズが完全レクチャー!?【733】

成人式の時期が近づいて来たときに、見てほしいのが自称「酒クズ系バーチャルYouTuber」の今酒ハクノの動画。ものすごい量のお酒を飲み、それにあう美味しいものをレビューをしている、いわば酒飲みの大ベテランです。そんな人物だからこそ語れる説得力で、お酒の魅力と危険性を今年も語っています。

新成人におすすめできる入門編としてのおいしいお酒をピックアップし、アルコールの楽しみ方をレクチャーする今酒ハクノ。同時に前提としてアルコールに弱い人に対して「別に飲めなくていい」「強要する方がおかしい」ともはっきり語っていたり、9%のアルコール飲料が激減したことに関しても「シンプルに体に悪い」「こういうのが売れすぎる社会っていうのは「嫌なこと多すぎ」と同義」「今の方が健全だと思う」と述べるなど、無理な飲酒に対しては冷静な指摘も述べています。

前提として「酒は裏切らない、善も悪もなく同じ度数をオールウェイズ出してくれる」と語るなど、お酒自体を批判することはありません。あくまでも飲む側・飲ませる側の人間に警鐘を鳴らし「危険飲酒」を防ぎたい、という先輩からのアドバイス的な啓蒙動画になっています。お酒の魅力を語り続けてきた今酒ハクノが、お酒を適度に楽しんでほしいと心から願っているのがよく伝わる、ポジティブな姿勢でお酒に向き合える一本です。

成人式の時期にアップされてきた今酒ハクノの、お酒初心者向けレクチャー動画は、いずれも新成人でお酒未体験の方には、最初のお酒選びをする参考としても、また危険を避けるためのの心構えとしても是非見てほしいもの揃いです。

そして今酒ハクノに多くの人が期待していたであろう「ドカ食いダイスキ! もちづきさん」再現料理動画も新作がアップされています。過去一でホラーに近い回だった18話の、食事を超越した何かをしっかり作成。今酒ハクノは食べ物を粗末に扱うことを決してしないスタンスで活動しており、今回も途中気絶を挟みつつ、創意工夫でおいしく完食していることに拍手を送りたくなります。

【#一条莉々華の限界飯】皆さんは、ペスカトーレを知っていますか???【一条莉々華/hololive DEV_IS ReGLOSS】

一条莉々華がかつてから配信などでも披露していた「限界飯」シリーズが、動画形式でアップされるようになりました。下調べなし、レシピなし、ノリと勢いと思いつきで料理していく様子は、見ていてハラハラさせられること間違いなし。
今回のテーマはペスカトーレですが、ペスカトーレが何なのか本人は一切知らず、当てずっぽうで調理開始。そもそもパスタ料理なのにパスタは使わず、いつも通り「サトウのごはん」で食べるあたりが、彼女の限界飯スタイルです。

「ペスカトーレ」が「漁師」であるという知識だけで、漁師といえばおじさん、おじさんといえばカレー、という無茶な連想でタイカレーを持ち出してきた時点で、すごい勢いで間違っていく様子は豪快。ほぼ1から10まで正しくない調理の綱渡り感はスリル満点。

一条莉々華の「限界飯」シリーズは、料理の仕方自体には無茶があるものの、食べ物を無駄にすることはせず、美味しいものが大好きだという精神は大切にしているのがポイント。今回もちゃんと、なんでかわからないけれども美味しそうな一条莉々華料理が発明されています。結局「ペスカトーレ」がなんなのかわからないまま終わっていますが、それはそれとして完成したものはきちんと食べてみたい魅力が備わっているあたり、才能が感じられます。

MoriCalliopeのSE演出と、高級レストラン風の音楽、テンポのいい編集でゴージャス感が高まっているのもユニーク。限界飯、とは言っても別に手抜き料理ではなく、彼女が徹頭徹尾楽しそうにして、しかも美味しくいただいているので、オールオッケー感あふれる絶妙なバランス感覚のエンタメシリーズです。

偽物

緑仙のチャンネルで行われた「偽物」とだけ名付けられた配信。一体何事かと思いきや登場したのは偽でびでび・でびる、偽笹木咲、偽加賀美ハヤト1と2、偽椎名唯華と偽家長むぎ。お面をつけた状態での、モノマネによるトークがスタートします。

良い意味で雑なノリで始める勢いのよさが楽しいこの配信。それぞれモノマネの度合いが似ている点で高ポイント。星川サラがモノマネをする笹木咲は一瞬本物かと勘違いするレベルの高さです。
1人のモノマネを2人でしているのと、2人分のモノマネを1人がしているというアンバランスさが、一般的なモノマネ配信を飛び越えた混沌感を産んでいます。加賀美ハヤトのモノマネを花畑チャイカとレオス・ヴィンセント2人でやっている時点で、会話の流れは予想以上にぐちゃぐちゃに。一方でえるは多彩なモノマネのレパートリーを誇っていることでも知られるライバー。シームレスに椎名唯華と家長むぎのモノマネを切り替えながら、高いトーク力で場の方向性を都度修正しながら会話を進めているのに驚かされます。

箱内メンバーが集まって無茶をするノリの良さと、投げっぱなしでやり逃げする勢いの良さを見て、長くにじさんじを追いかけているファンの中には、にじさんじSEEDsがあった時代の悪ノリの面白さを思い出した人も多かったようです。緻密に準備した企画が得意でありつつ、こういうフリーダムな企画もやって見せてくれるのが、緑仙コラボ配信の見逃せないところです。

【オリジナル楽曲】ウィマーマ・サーガ / しぐれうい(9) vs. しぐれうい (16)【IOSYS(まろん&D.watt)】

先日Kアリーナ横浜でのバースデーライブを発表した、個人で活動をしているイラストレーター・VTuberのしぐれうい。その規模の大きさにファンが驚愕していたとき、彼女が同じタイミングで発表した新曲は、今までの名曲・迷曲の数々と並ぶインパクト抜群の作品だったため、さらに騒然となりました。歌っているのは普段配信をしているしぐれうい(16)と、「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」で世界的にバズを起こしたしぐれうい(9)歳のふたり(あくまでも別人)です。

リスナーたちをバッサバッサと切っていくしぐれうい(16)が「わたしはお前らのママじゃなーいッ!」と突き放すのに対し、リスナーを煽るのがうまいしぐれうい(9)は煽動者となって焚き付けていく…というふたりのコントラストが楽しい今作。電波ソングに定評のあるIOSYSのまろんとD.wattのコンビが作っただけあって、一度聞いたら忘れられないインパクトの歌詞とメロディになっていると同時に、ふたりのしぐれういの歌声によってそれぞれのソリッドなキャラクター性が巧みに盛り上げられています。

コール&レスポンスできるパートが非常に多く設けられている今作。リスナーたちが「マーマ!」とKアリーナ横浜の会場で叫べるかどうかの挑戦状的作品にもなっています。すでに配信初公開のライブのとき、コメント欄では「これをKアリーナで?」「これコールすんの?」などの戦慄の声も多数あがっていました。ライブ当日、アリーナが割れんばかりの「マーマ!」コールであふれかえることに期待が高まります。

メトロミュー「未来永劫ハピネス」 【Official Music Video】

宇宙を一人旅しながら曲を作り続けているメトロミュー。新作オリジナルMVは彼女が得意とする浮遊感あふれるフューチャーテイストを存分に味わえる、延々と聞いていられそうな心地よさいっぱいの作品に仕上がっています。

星空にキラキラときらめくようなメロディと、透明感抜群の囁くようなメトロミューの歌声のバランスが絶妙で、聞いていると頭の中で彼女の声が遥か遠くまで響き渡るような感覚に襲われます。
「未来のつづきを まだまだ見たいよ 気になるつづきはまだまだ」と歌う彼女の目には、宇宙空間同様に無限に広がる、未来の可能性が見えているのでしょうか。メトロミューの前向きなワクワク感が詰まっているからこそ、静かに響き渡る歌声からは未来永劫に楽しいことを探しそうなパワーがあふれていますし、聞く人をハピネスにする力が感じられます。
今回のMVでは左下にゲスト的に亜空間こねるがちょびっとだけ出演しているのも見どころ。なお昨年発売された彼女の登場するゲーム「CONERU DIMENSION GIRL」のゲーム実況も、メトロミューは実施しています。

【オリジナル楽曲】心臓サーカス【白兎ケイ】

白兎ケイのオリジナル新曲MVは、とってもかわいいのに安心できない、心をかきむしるようなゾワゾワ感がたまらないサーカスソング。アコーディオンのノスタルジックな音色が心地よいエレクトロスウィングスタイルの楽曲で、作詞とイラストと映像も白兎ケイ本人が手掛けています。

サビの「ふりっくらーふりっくらー」「どりふぃなすたにる ぐりむじゃむ」などの言葉の響きが、跳ねるメロディと絡まり合って不思議な光景を感じさせてくれる一曲です。白兎ケイの歌声はところどころ、笑いかけるような無邪気さを感じさせているにもかかわらず、聞いていると何処かに連れて行かれそうな不穏感を常に漂わせているのがとても魅惑的。
「幕上がるがると 嘘も現実(いま)になる」という歌詞の持つバーチャル感と、サーカス風味の不思議さが、彼女の歌声とイラストのキュートさでまとめられたことで、中毒性の高い作品に仕上げられています。

【オリジナル曲】MoManTai / 七篠さよ -Music Video –

2026年を元気な年にしたい人に是非聞いて欲しいのが、七篠さよの新作オリジナル曲MV「MoManTai」。正月明け、新年の生き方にブーストをかけてくれる、働く大人の背中を押すロックチューンです。

「さあ乾杯!」「モーマンタイ!」などのコーラス部分で、一緒に拳を振り上げて合唱したくなるエネルギッシュな楽曲です。七篠さよの歌声は活力に満ちており、ポジティブに皆を先導しているかのよう。夜に踊りながら飲み明かすときの楽しさに、聞く人をいざなうパワーに満ち溢れています。

「もう少し頑張ってみるかの一歩を踏み出せるキッカケになればと思って活動してます!」と語る彼女。今回の曲は激しめですし、歌声もパンチが効いていますが、誰かの背中を押したい、エールを送りたい、という人間のあたたかさのようなものも感じられます。「再生ボタン押せば何度でも始まる 僕らのアンセム」という歌詞にあるように、この曲もいつでもかけられるカンフル剤的アンセム曲として、すぐ再生ボタンを押せるようストックしておきたくなる一作です。

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