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VTuber 2025.11.17

この動画がすごい! 今週のおすすめVTuber動画(~11月14日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルクリエイターの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。特にユニークな作品や技術力や企画力の高い作品、時事性のある作品などをさらに深掘りし、クリエイターの面白さ、頑張り、才能をキャッチしていきます!

1年前に出題したクイズに答えてみよう!!【本間ノ葛也】

月ノ美兎がアップした企画クイズ動画は、実に一年越しの長い規模で作られた大胆なものでした。集まるタイミング自体は多くないけれども集まると絶対面白くなるユニット「本間ノ葛也」こと、本間ひまわり、剣持刀也、葛葉、月ノ美兎の4人が2024年9月25日に「これから一年でどうなるか」を予想するクイズを収録、それを1年以上たった現在どうだったのか振り返る、という形式です。

「1年後までのギルザレンIII世の配信回数は何回?」「(年一で行われている)にじさんじの次に来るライブの名称は?」「1年後までにデビューする新人ライバーの似顔絵を描きなさい」「にじフェス2025のキャッチコピーは?」など、想像すればぎりぎり当てられそうで、でも意外と全然違うかもしれない…というラインを攻める質問がとてもユニーク。
一年前に4人が考えていた解答は、ガチな考察を含めつつ、やはりここはエンターテイナー。意表をついた解答が飛び出すのも楽しいです。
なによりもこの4人が「1年間は絶対辞めていない」という抜群の安定感を持って挑んでくれている、というのがファンにはとても嬉しい企画です。にじさんじのような、1年での激変と大成長がありうるグループを、この4人といっしょに振り返ることができるという点や、同じ質問を来年に向けて自分たちも考えてみたくなるバランス感も見事です。
当然ながら頻繁にできる企画ではありませんが、「来年の「クイズ!1年後」でお会いしましょう!」という月ノ美兎の発言に期待と安堵感を寄せてしまう、ファンにはとても嬉しい一本です。

【音楽は宇宙だ】バーチャルインド人の話が濃すぎて踊るしかない【#特化荘の住人たち Vol.1】#MadhavAditya

音楽学のレール先生こと琴笙レールシュペナーが、特化したジャンルで活動しているVTuberにディープな世界を見せてもらう新シリーズ「レールと!特化荘の住人たち」がスタートしました。
その第一回目のゲストは、バーチャルインド人としてインド特化の活動をしているMadhav Aditya。語られるテーマは「インド音楽」です。

インド音楽の基礎的な考え方や構造の話になると、たとえば楽譜がほぼない、などあまりにも西洋音楽理論とは別次元。音程や音階の感覚もまるで異なっており、驚くことだらけの解説になっています。
それこそ音楽理論以前の、音を鳴らすことに対する思想的部分やルーツや歴史まで、森羅万象色々な要素が詰まっているところも含めてディープに語られているので、聴き応え抜群。未知に触れる楽しさがこの25分の動画にぎゅっと詰まっています。
フリップが多く準備されており、インド音楽の仕組みを掴むための重要なパーツがわかりやすく説明されています。それを「知らない側」としてレール先生が習う形式でどんどん沼に突っ込んでいくスタイルの編集になっているため「ディープな世界にまずは触れてみたい」という人には最適な入門編動画になっています。
最後にはMadhav Adityaの演奏するシタールとレール先生の演奏するピアノでのインド×西洋のコラボ演奏まで披露されています。
「未知を知る」番組としての動画編集構成がものすごく工夫されており、そのまま教材としてテレビでも流せるクオリティの一本に仕上がっているこのシリーズ、続編にも期待が高まります。

恐竜は交尾で骨折していた!?化石に残る生殖行動の痕跡からオスメスを見分ける最新研究を徹底解説!【古知累すすむ/恐竜研究者/Vtuber】

科学誌「Nature」に研究論文が掲載された恐竜研究者VTuber古知累すすむ。今回彼がアップしたのは、化石の痕跡から恐竜がどのように交尾していたのかについてわかるかもしれない、という興味深い論文を、初心者向けに噛み砕いてわかりやすくした解説動画です。

結論として交尾のあり方に迫ることができたという部分にまでたどり着いているのですが、この動画の面白いところは恐竜の化石研究がどのように段階を踏んで、仮説を立てるまでに至っているかの過程がわかるところです。
そもそも雌雄差を見分けることすら難しいのが恐竜の化石研究。その上で化石に痕跡があるからといって、それがどのような理由による怪我なのかなどの理由も、少し見ただけで分かるものではありません。
時代を越えて集められた数多くのサンプル数、怪我の仕方から見る原因の分析など、あらゆる研究を蓄積してきた上で交尾のスタイルの仮説に近づいていく。古生物研究をする際の姿勢が伝わってくる一本として、わかりやすくかつ勉強になる内容でまとめられています。

興味深いテーマをわかりやすく、同時に本格的に深くまとめた動画が多数アップされている古知累すすむのチャンネル。一本一本の資料的価値はかなり高めで、短くまとめられていますが濃度は特濃。初心者から、専門的に深く掘り下げていきたいという方まで、満足できる要素盛りだくさんのチャンネルです。

【祝40歳】新衣装お披露目のじかんだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ【舞元啓介/にじさんじ】

新衣装公開といえばVTuberの一大イベントのひとつですが、舞元啓介は3年前に考え温めていた新衣装をついにお披露目。それがあまりにも異色でバーチャルなものだったため、ファンも他のライバーも騒然となりました。まさかの全身タイツです。

 

3年前に思いついたネタを出す勢いとして、40歳のタイミングになった、という旨を話す舞元啓介。どうしようもなく今を生きている、年を経たエンターテイナーおじさんとしての気迫を感じさせてくれます。
この衣装のコンセプトは色を変えれば全身クロマキーにして合成ができる、いわばステルス迷彩スタイル。本人いわく「どんなライバーの新衣装も奪うことができる神衣装だぞ」とのこと。
本編では天開司のアバターを早速のっとって披露していますが、Xでもその「神衣装」っぷりを発揮、舞元啓介だからこそできる悪ふざけを見せてくれています。

 

ある意味においてとてもバーチャルな新衣装。ある意味においては昔のテレビ番組バラエティ的な新衣装でした。

それとは別に、新宣材写真のお披露目配信も別の枠で行っています。こちらは、多くの人が憧れそうなダンディズムあふれる姿です。成人男性の全力のはっちゃけと、決めるときには決めるかっこよさ。両側面をさらけ出せる男として、40歳男児、舞元啓介の突き進む背中をこれからも見ることが期待できそうです。

Majesty / 神来はる (Original)

耽美なメロディに乗せて歌われる荘厳な歌声にゾクリとさせられる神来はるのセカンドオリジナル新曲MVが公開されました。本人作詞の言葉選びのかっこよさと歌声の迫力の前に、平伏せざるを得ない…!

生のバイオリン演奏の音色が、カリスマ性の高い歌声とうまく絡み合って曲を見事に引き締めているのがとても印象的なこの作品。メロディの持つ緊迫感を、神来はるならではの世界観と歌詞で鮮やかに彩っています。
「これは 祝福の鎮魂歌(Requiem) 私の中で 抱かれたままで さあ お眠りなさい」というサビを歌う彼女の歌声には強い芯が通っており、手を差し伸べるような力強さに満ちています。楽曲の世界観を、有無を言わさぬほどの歌声の持つパンチ力で表現しきる歌唱力の高さに唸らされる一曲に仕上がっているこの作品、疾走感抜群であるがゆえにテンションもあがりますし、同時にうっとりと聞きながら目をつぶって堪能したくなるような心地よさも持ち合わせています。

【2nd Original】神月都 – yummy! (ヤミー) MV

心を気持ちよくしてくれる、ゴキゲンなシティ・ポップ。神月都のセカンドオリジナル曲「yummy!」のオリジナルMVが公開されました。歌詞は8月に曲がリリースされたときにXで公開されています。

非常にノリやすい曲の構成になっており、覚えやすいパートも多い、神月都のアンセム的な一曲に仕上がっています。
「見つけたYummy yum 出会えたのは奇跡なんかじゃないよね? 君を照らすMoonlight」という歌詞から自身の配信でリスナーとつながりあう楽しさをつづりながら、「君は私にとっての星なんだよ」とリスナー側への自身の思いも伝えているのがとても素敵。この曲自体がファンと自身の配信での交流を表現しているかのようです。
はつらつとした爽やかさがとても心地よい神月都の歌声。現在は自分磨きのために旅に出る決意をしたとのことで無期限休業中だそうですが、いずれまたこのポップな気持ちになれる曲で、ファンと彼女が交流する様子が見られるのを心待ちにしたいところです。

【オリジナル曲】ブライニクル/織姫はるか【nano.RIPE】

凍てつく海の底の質感を感じさせながら、その奥にある強い熱を感じさせてくれる、情熱的な一曲。 織姫はるかによる七枚目のオリジナル新曲「ブライニクル」のMVが公開されています。概要欄にあるように「海底の静寂を舞台に描く、解放の物語」が、歌声の温度感で表現された作品です。

サビの「冷たい海の底で呼吸を止めるように 見えない奥深くへ心を隠すように」と歌う声は、タイトルに示されている海中のつらら「ブライニクル」のようにとても鋭く、痛みも感じられます。そこからの「閉じ込めた声は居場所を探しているの どこへも行けないあなたの言葉を届けて」という解放を求める歌詞で、光を浴びて開けていくような歌声の表現になっていくのが見事。凍てついた海に光が差し込んでくるかのうような感覚を味あわせてくれます。
後半に向けて力強さを増していく織姫はるかの歌声。クライマックスで歌われる「吐き出した声は私が歌にするから あなたとよく似た私の言葉を信じて」というパートは、深海の中に輝く光のようなきらめきと希望を感じさせてくれます。
世界観を表現しながら、歌うことの力を信じ形にする織姫はるかの真骨頂を感じられる一曲です。

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