日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルクリエイターの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。特にユニークな作品や技術力や企画力の高い作品、時事性のある作品などをさらに深掘りし、クリエイターの面白さ、頑張り、才能をキャッチしていきます!
『ふつうの軽音部』原作者・クワハリ先生にインタビューしてみた
超漫画通のピエロVTuber・ピエ郎。今回は飛ぶ鳥を落とす勢いで人気上昇し続けている『ふつうの軽音部』について、原作者クワハリにインタビューする動画をアップしています。
ピエ郎の質問内容は、作品全体に対するインタビューももちろんあるのですが、この漫画に精通しているだけあって非常に細かいディティールを掘り下げるものや、読み込んでいないとできないIF質問など、そういうのが聞きたかった!というファンの心を代弁してくれるものがとても多いです。
鋭く切り込むことに特化したインタビューです。『ふつうの軽音部』を読んだことがない人が聞くとなんのことかわからない+ネタバレ全開なパートだらけではあります。だからこそ深く鋭く、ピエ郎のインタビューでしか聴けない話題がバカスカ飛び出しています。それに対して「そんなことまでかんがえていたの!?」というクワハリの解答も、惜しげもなく公開されていますので、漫画既読者なら聴かないと損、と言い切れるレベルのコアな内容です。
言うなれば、公式ではあまり出さないレベルに濃いファンブック的な内容、とでもいうべきでしょうか。
原作未読の人は、まず先にこちらを是非御覧ください。「ふつう」の軽音部の話なのにこんなにも面白いのはなぜなのかがよくわかるレビューになっています。
【VRChat】夏!なワールドを31個紹介する配信
VRChatのいいところは、夏が終わっても夏を満喫できるところです。しかも涼しい。
芳井はじめが行ったのは、夏を体験できるワールドを31個も紹介するという、夏ワールド好きなら永久保存版な内容の配信です。
芳井はじめは正確には「バーチャルYouTuber」ではありません。というのも「バーチャルな世界に存在している女子高生」として、実在していることを重視しているからだそうです。なので普段のVRCめぐり投稿動画も、あくまでもVRC内でみんなで生活しているワンシーンを切り取って、スナップショットとして編集しているものがメインです。
今回は視聴者とのコミュニケーションを取りながら配信しているのでVTuber的に見えますが、あくまでも自身はVRC内にいる存在である、という点は一切ぶれていません。だからこそ、この配信を見ていると芳井はじめと一緒に夏を一緒に過ごしている感覚が、ごく自然に味わえます。この配信を見て心地よいと思ったら、ぜひとも普段の記録映像もご覧ください。
「澄夏町学校 プール開放日」や「ひなげし坂」のような夏の超定番ワールドから、風流な「川涼 -かわすずみ-」、元ネタを知っているとぐっと来る「サマーウォーズ【OZ】」「2012年、夏。埼玉県狭山市」のようなものまで幅広く扱われています。秋になっても冬になっても夏を味わえる場所だらけなので、是非ご自身の目で訪れてみてください。
【#かるび3Dお披露目】みんなおまたせ!3Dになったよ!🥩【4K】
赤見かるびの3Dお披露目がTwitch配信・YouTube動画で公開されました。Live2Dのかわいらしさがそのままに再現されているのも素晴らしいのですが、白眉なのは食べるシーンへの異常なまでのこだわりでした。

赤見かるびはハンバーガー大好きっ子として知られていますが、今回のお披露目でも開幕早々ハンバーガーを食しています。そのシーンはぜひとも動画で見てください。もぐもぐと噛むシーンの動きの滑らかさのみならず、口に頬張りながらしゃべっているときの口元の膨らんだ再現、口の開きの機微、下唇の膨らみ、食べているゆえの動きのおっとりさなど、食べるシーンだけのためにここまでこだわったキャプチャー再現をしているのかと驚かされます。食べるのが好きな赤見かるびを動かすなら、ここは絶対譲れない、という信念のようなものすら感じられる3D再現、圧巻です。
序盤の「お肉の国のお姫様」にチェンジする変身バンクや、ラストのライブステージまで、かわいらしいとか歌がうまいとかを通り越した「これこそ赤見かるび」という魅力の詰め合わせになったお披露目配信でした。
先日公開された「フライドマリアージュ」も、赤見かるびの、美味しいもの大好き感覚がたっぷり詰まった一曲。ゆったりしたリズムにあわせて、揚げ物多めの茶色感強め、歌のキュートさも油っこさもカロリー激高な、聞いていてお腹が減りそうな、赤見かるびを象徴するようなこってりソングに仕上げられています。
ピーナッツくん – Stop Motion feat. 魔界ノりりむ (Official Music Video)
50’アメリカのような学校で、最大のイベントとも言えるプロムナードにパートナーと参加するのはハイスクール生の夢。だけどぼくは5歳、彼女は13歳。
ピーナッツくんのニューアルバムに収録されたfeat.魔界ノりりむの楽曲「Stop Motion」のMVが公開されました。
アーティスト・ラッパーとして大成しているピーナッツくんは、クレバーなキャラクターとしてもすっかり浸透していますが、実際は5歳です。
魔界ノりりむは13歳。数多くのVTuberのメンバーの中ではかなり年少の方で、幼い少女、妹的存在として扱われることが多いです。
ところが5歳のピーナッツくんからみたら、13歳の魔界ノりりむはこんなにもお姉さんで、魅力的なのです。彼の淡い憧れがMVと歌の掛け合いに溢れ出しています。
もちろんそういう「少年と少女の距離感」というストーリー仕立てで演じられている、というのは前提にはあります。しかしそれを押さえたうえでも2人のリリックがとても自然で、ところどころこれっていつもどおり普通に話しているのでは?と感じさせられるほどナチュラルなパートもあります。聞いていて「プロムに憧れる子どもたち」の世界に飲み込まれる、甘酸っぱくてちょっぴり苦い作品です。
JOHNNY HENRY – 怪人Y (Official Music Video)
ロカビリー・ロックンロールバンドのJOHNNY HENRYの新曲MVは、良い意味でB級ホラー好きならニヤリとするような、怪しげなストーリー仕立ての面白ムービーになっています。もちろんこの作品が面白いのは、根本的に曲がかっこいいからにほかなりません。
事前知識なしで見ても普通にイカしたロックナンバーなのでそのまま見ても問題ありませんが、一応「JOHNNY HENRYは人間のバンドだけどドラムのYUKIHATAだけエビ(?)」とだけ知っておくとちょっとMVの面白さが増します。生まれてしまった怪人としてのエビが、JOHNNY HENRYのライブに出会ってドラムの才能を披露し、狂気的な熱の渦を作っていく様子は不気味かつハッピーかつ残酷な狂乱。ユーモア&ペーソスの効いた映像作品としてかなり楽しめます。
ずっしりうねる大蛇のようなベース、跳ねるようにエネルギーを振りまくギター、渋みのあるプレイが魅力的なドラム、そしてブルースを感じさせるボーカルが魅力のバンド、JOHNNY HENRY。人生を歌うかっこいいものから、このような少しひねりの効いた作品まで、ロックが楽しくて仕方ないといったプレイスタイルが彼らの魅力です。
JOHNNY HENRY的ロカビリー色がもっと聞きたい方にはこちらの「TEENAGE DANCEHALL」もおすすめします。
MVのエモ&おもしろスタイルも魅力ですが、彼らの真骨頂はパワフルでハッピーで人間味(+エビ味)いっぱいのVRCでのライブにあるので、ぜひともログインしてライブパフォーマンスもチェックしてみてください。
【original anime MV】カラカラ!【 hololive/桃鈴ねね 】
今はもう9月、夏の終わり。でも夏のような熱い気持ちはまだまだ終われない! 桃鈴ねねがアップしたのは、体がうずいてしょうがない、もう誰にも止められない情動たっぷり青春度合い120点、清涼感抜群なオリジナル曲MV作品です。
一般的に青春ど真ん中ソングは、若者と大人の感覚に熱気の差がどうしても生まれてしまうのかもしれません。ただこの作品はそれをあえて許容したうえで、青春の中で火がついた熱を冷ますことを決してしません。だからこそ、万人の心を揺さぶる青春ソングとして完成されています。
「大人になればなるほど僕ら 心が動くことも減るのかな?」という歌詞は、成人側が聞いたら少しぎょっとさせられるものがあります。しかし桃鈴ねねは「後戻りなんて出来やしないから今すぐ」「ワクワクドキドキにいつだって踊らされて朝起きちゃうような そんな毎日でずっと!」と、不安することすらもふっとばします。ここは特に、大人になってちょっと苦い経験をした人にほど、刺さるものがあるはずです。自分の青春時代に芽生えたかつてのエネルギー、あるいは桃鈴ねねが持っているワクワクのエネルギーは、動かないと思った心を動かすだけの力が存分にあります。
冒頭から夏らしい熱量いっぱいのこの作品、最後の最後に鈴の音で締められるというエモーショナルさも素敵です。桃鈴ねねというアイドルが、ちゃんとみんなの思いをわかったうえで、いかに元気を与えてくれるかがよくわかる、パッションいっぱいの作品に仕上がっています。
白玖ウタノ『 Blessed Rain 』Official MV
6月14日には神田明神ホールでの3Dライブを成功させ、10月22日には2ndSingleリリースが決定しており、11月5日にはZepp DiverCityで2nd3Dライブが発表されている、絶好調邁進中の白玖ウタノ。
新作オリジナル曲は、しっとりしたバラード調のメロディに、やけどしそうなくらいの情熱を含んだ作品です。
小さく華奢な姿の白玖ウタノですが、ボーカルの力はその見た目から想像できないくらいにパワフル。感情の爆発の熱を直接伝えてくるような歌唱力を持ったVSingerです。音に乗った心の吐露の言葉は、直球であるがゆえに、聞いていて心に刺さるものがあります。
祈りのような、あるいはそれを超えて、心から自然と漏れ出てしまうような激しい「歌」への愛情が、歌声からよく伝わってきます。「もっと純粋な 憧れでいい 初めて胸が踊ったような 掴まれている喜び」という歌詞が、体の全てから溢れれてやまないように、それでいて言葉一つ一つを大切に、その意味を少しでも深く伝えられるように魂を込めて歌う様子が、こちらの心をも震わせます。
かなり情動的な作品ですが、これを聞いて感動させるだけの表現にしているのは、彼女の歌唱力がずば抜けて高いからに他なりません。抑揚のつけかた、言葉を発する際のニュアンスのさじ加減、好きだという気持ちを直球で伝えるために工夫された聞きやすいボーカルの技術など、聞き所満載です。
静かに染み入りながら、全身を揺さぶるタイプのこの作品。もしライブで歌った時、観客の心をどう掴むのか期待したくなってしまいます。
お返事まだカナ💦❓おじさん構文😁❗️ / covered by しぐれうい
歌声合成ソフトウェア「VoiSona」から生まれたバーチャルシンガー「雨衣」は、しぐれういの声を元に作られたものです。雨衣がリリースされてすぐに発表されたのが「お返事まだカナ💦❓おじさん構文😁❗️」という楽曲。これが雨衣の声質(つまり元になるしぐれういの声質)とキャラクター性にドンピシャで大バズり。現在2500万以上再生されているメガヒット曲になりました。
これを、声の提供者、本家本元のしぐれういがカバーし、MVをアップしました。
あくまでも歌っているキャラクターは雨衣(といってもそのキャラクター性すらも、二次創作的なもの。このあたりはボカロ文化と極めて近いです)寄せであって、しぐれうい本人の思いが乗っているものではありません。
しかししぐれういボーカルのカバーは声の柔らかみ、表現の機微などもあって、普段のしぐれういの配信のやりとりをつい連想させられてしまうのがユニークです。しぐれういの配信はファンのコメントがかなりプロレス的で、それをばっさばっさと一刀両断していくのが魅了のひとつ。おじさん構文ではないものの「おじさんと雨衣のやりとり」「ファンとしぐれういのやりとり」でシンクロする部分が大きいです。
この原曲は「おじさん構文」をバカにした歌ではありません。おじさんのアプローチは一応ガンガン跳ね返すものの、「恋を絵文字にできるのも才能かもです」と、自分の気持ちを表現する行動についてポジティブにとらえ、ラリーの相手をしています。けれども一歩踏み込もうとしたときは即ブロック。令和ならではのコミュニケーションを描いた原曲を、本人がカバーしたことでより生々しい、温かみが増した作品に仕上がっています。
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