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VTuber 2025.09.01

この動画がすごい! 今週のおすすめVTuber動画(~8月29日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルクリエイターの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。特にユニークな作品や技術力や企画力の高い作品、時事性のある作品などをさらに深掘りし、クリエイターの面白さ、頑張り、才能をキャッチしていきます!

【ムズい】「手回しサイレン」の仕組みを想像して作ってみた【過去最難関】【ウ〜】

ヘアピンまみれがアップしたのは、楽器の仕組みを想像して作ってみたシリーズの新作。今回は手回しサイレン。そもそも形からしてイメージできないこの装置を、今回も知識とイメージと工作力で乗り越えています。

ヘアピンまみれの楽器シリーズの魅力は、わからないところを限界まで推理し、徹底して手作業で挑戦するところにあります。作りながら試行錯誤する中で、こうやったらさらにこうなるのではないか、という改良が(当たりかハズレかは別として)されていくあたりに、ワクワクさせられます。今回だとレゴブロックを使った展開は、創意工夫としての見どころのひとつ。
完成作品の確認をする際に、わざわざ本物を買って調べてしまうのもヘアピンまみれならでは。考える過程の面白さを最重要視している作りの動画だからこそ、答え合わせシーンが何倍も楽しくなります。
夏休みの自由研究を本気でやったらどこまでいけるのか追求するような、ヘアピンまみれのチャレンジの姿勢。細かな作業風景なども含め、観ているだけで格段の達成感を体験できる動画です。

【夏休みVlog】淡路島ぶらりドライブ二匹旅!【シーグラス探し】

笑々夜けいと浅桜あわねがアップしたのは、淡路島ドライブ旅のVlog。シーグラス探しに海水浴場を訪れた様子を撮影しています。キラキラとした砂浜や朝日、アウトドアリゾートでのイルカ、淡路島グルメなど、夏のエモーショナルを感じさせる映像が盛りだくさんです。

現実世界のVlogをVTuberが行う手段として、このふたりはぬいぐるみ、ドール、3Dアバターの3種類を駆使しています。ドールはきせかえができるということもあって夏服仕様での登場です。
3Dアバターでは、浜辺やハーブ園ではしゃいでいる様子が撮影されていますが、これが極めて自然体。実際にそこにいるように感じさせてくれる映像になっています。手ブレもスマホで撮影しているかのようでリアル。AR技術が個人撮影でフルに活用されています。
写真撮影風のカットなどを駆使することで、3通りの手段それぞれが表現として意義を持ち、笑々夜けいと浅桜あわねというふたりのVTuberの存在感を高めている動画です。

#138 Gunberry:平面から立体へ。VR空間にQvPenで絵を描き続けるきっかけとなったのは?

バーチャルで活動する人々にインタビューをするチャンネル・シルホドスキ。今回アップされたのは、Gunberryのインタビュー動画。VRChatによく設置されている空間に線を引けるペン「QvPen」を利用し、奥行きを感じさせる絵画をVR空間に描画するアーティストです。

なぜVRの空間で、QvPenで絵を描いているのか、という部分についての話題は興味深い部分が多いです。元々は絵をスケッチブックに書いていて、発表はしていなかったというGunberry。絵を発表することに対する心理的障壁があったものの、アバターをまとってVRChatの空間に描くことで匿名性を担保しながら発表できているという話は、VRChat内アートの可能性を一つ指し示しているようにも感じられます。
QvPenで描いた絵は、ワールドが閉じると自動的に消滅します。そのため描いた絵は写真として保存するしかありません。だからこそ感じられる、プレイヤーの生きた証のような輝きがあります。
Gunberryの、いろいろな場所で自由にQvPenでリアルタイムに描いていくライブペインティング的な手法は、実際にVRChat内で出会えればその場で見ることができます。シンプルなペンを用いて空間にダイナミックな絵を描いていく様子は、VRで見るとかなり立体的で巨大なため、見ごたえがあります。是非一度実物を見ていただきたいです。

【アドリブ】1コマ少女漫画家演じてみた【#轟はじめ演じてみた】

hololive DEV_IS ReGLOSSのチャンネルに「#轟はじめ演じてみた」シリーズの動画が2本アップされました。これは「設定だけを伝えられ何をするのか全く知らない轟はじめが、台本なし全てアドリブで◯◯を演じる物語」とのこと。一本目は一コマ少女漫画家・轟山はじ彦、二本目は轟塚音楽学校120期生の伝説の新入生・演大はじめを演じています。かなり突拍子もない設定をどう演じるのか…!?

キャラクター設定をその場でどんどん固めて形にしていく様子がユニークなこの2本、いずれも轟はじめの頭の回転の早さに驚かされます。漫画家の動画では、漫画の創作の秘訣、1コマ漫画であることの意義などを間髪入れずアドリブでネタを膨らませています。また「恋愛なんて惚れるか惚れないか」「埋めつくした結果余白になってしまうって事なんだよね」などの漫画家名言風のセリフのチョイス、かなり絶妙です。
伝説の新入生動画ではその語彙力がフルに発揮されているのみならず、彼女の高い身体能力を活かしてトップスター風の仕草をコミカルに、キレのある動きで見せてくれています。
かなり無茶振りな設定をその場で捌いていくこれらの動画は、エンターテイナーである彼女の能力の高さを知ることができるものになっています。可能であればさらにシリーズ化して、他にもいろいろな設定のキャラクターのアドリブ演技するところを観たくなる、クオリティの高い動画です。

【初海外ロケ】ROF-MAO遊牧民になる #ろふまおモンゴル

にじさんじの男性VTuber4人ユニットROF-MAOの初海外ロケ動画がアップされました。その場所はなんとモンゴル。実際に放牧された羊を馬で追いかけたり、テントであるゲルを1から組み立てたりなど、ガチンコでモンゴル遊牧民生活に体当たりするかなりパワフルな企画になっています。ROF-MAOファンだったら第一回目の無人島生活から始まっているチャレンジ精神が、ここでも一貫されているのを感じられるかもしれません。
ROF-MAOのロケ企画は、結構大胆に4人が外に飛び出して撮影をしています。VTuberは元々バーチャル側の存在ではありますが、ARなども駆使することで、現実にも4人は生きていると感じさせてくれる映像の作りが徹底されているのはみどころ。人間味あふれるモンゴルの遊牧民の家族との接し方や、厳しすぎる自然の中での彼らの戦いなど、テレビのドキュメンタリーレベルのクオリティの映像作品になっています。

X(旧Twitter)では遊牧民が飼っていた番犬の、地平線と平行な美しい体型が大バズりし、ファンアートが描かれるなどROF-MAOを知らない層の間で爆発的に話題になっています。そしてXで犬を見た人がこの動画に訪れ、初めてROF-MAOの動画を見ている、という流れができているのがコメント欄を見るとよくわかります。もちろん初めて見た人がしっかり満足できているのは、動画の内容が興味深いものだからに他なりません。

【#Vtuber偉人会】本日の偉人は樋口楓さんです【天開司/Vtuber】

数多くの活動を積み重ねてきた「偉人」VTuberに、天開司が年表を元にしながら対談していくシリーズ「VTuber偉人会」。今回はにじさんじ樋口楓がゲスト。VTuberとして、メジャーアーティストとしての活動を振り返っています。

2018年2月デビューのにじさんじ一期生にして、VTuber初期組の樋口楓。彼女が自分の行動力で、やりたいことや好きなことを切り拓いてきたのがよくわかる対談になっています。
特に音楽MV、ファンメイドソング、音楽ライブ、メジャーアーティストデビューという部分で最先端を走ってきた彼女。その裏にどんな思いがあったかが赤裸々に語られています。たとえば一番最初のライブのとき、当時では最先端だったけれどもまだ現在のように3D技術が進歩していなかった状況で、どのように舞台づくりをするか、当時のクリエイターたちの悩みとひりつきがあったことなども語られています。スタッフや音楽業界とのつながりの話は、VTuberの歴史としてもかなり貴重な話です。
今もトップを走り続けている樋口楓。「ビビらずに接してほしいですけどね」と冗談混じりに言う彼女は、こんなにかっこよいVTuberなんだと再認識させてくれる、まさに「偉人会」の名にふさわしい内容です。

♬ Recollection / 八瀬すずか 【 #Vtuber #Vsinger 】

八瀬すずかがアップしたのは、夏にぴったりな気持ちの良いメロディラインに、ハードかつ軽快なギターのリフが心地よいオリジナルソングMVです。大人びた落ち着きに一匙のエモを含んだ八瀬すずかの伸びの良い歌声は、耳に寄り添うように残ります。

歌われている「僕」「君」が誰を指すのかは聞き手の受け取り方次第だとは思いますが、強く願うようでありながらも晴れやかで前向きな歌声が、聞き終わった後味をとても心地よいものにしています。
特に「君がいる世界が愛おしいんだ」というフレーズの余韻の伸ばし方は、雨上がりの晴れやかさのような爽やかさがあり、このロックバラードの味わいをぐっと深めています。夏の終わりを味わえる今、聞いておきたいオリジナル曲です。

【Original】スタディ・ナイト・フィーバー / 北白川かかぽ【IOSYS】

北白川かかぽがアップしたオリジナル曲「スタディ・ナイト・フィーバー」は、バーチャルサイエンスコミュニケータな彼女ならではの、学ぶのってこんなに楽しい!という思いがいっぱいに詰まった軽快な作品です。

普段から何かを学ぶことに対しポジティブな北白川かかぽ。配信や動画のトークの際も「知」に対して常に楽しそうなしゃべり方をしていますが、この楽曲も隅から隅まで楽しそうに歌っているため、ワクワクさせられます。
周期表の覚え方や数学の公式などがたっぷり歌詞に織り込まれており、この歌を覚えれば「知」がぐっとまた深まるのも魅力です。また勉強をする際の心構えも歌にたっぷり詰まっており「こんなにも学ぶって楽しい!」というテンションが伝わってきます。学生も大人も、勉強する前に聞くとテンションがワンランクアップすること間違いなしな、アッパーチューンです。

トリコロール・ステップ 2025 / あおぎり高校(official)

あおぎり高校がアップしたのはオリジナル曲「トリコロール・ステップ 2025」。2020年に音霊魂子、石狩あかり、水菜月夏希が歌っていた「トリコロール・ステップ」(「VirtuaREAL.02」収録)から5年たってリニューアルされた作品です。

卒業したメンバーがいる寂しさもありつつ、人数が増えて元気に前に歩み続けている面々を観ていると、5年という歳月がもたらした変化にぐっと来るものがあります。
「三色の線が描いてく夢の軌跡 音に乗せてまだ見ぬ色を探してる」という歌詞にある通り、あおぎり高校はこの歌を歌うメンバーだけでなく多くの色鮮やかな仲間を集め、時に真剣に、時に破天荒に、時に和気あいあいと前に進んでいきました。
歌詞は基本的に、2020年版と2025年版ともに同じです。「二人ならどこまでも行けます でも三人なら、どんな場所にでも…!ひとっ跳びです!」という部分は2020年版はそのまま歌っている三人を指していたかもしれませんが、あえてそのまま残し、今の大勢のメンバーで歌っていることにメンバーとスタッフの意思を感じます。
全員が声を合わせる「壁を超え世界の果てを見よう いつまでもトリコロールな足並みで」「誰よりもトリコロールなステップ踏み出そう」という歌詞も一緒のままです。個性バラバラ、かつ集まるとひとつになるあおぎり高校らしさは、最初期から変わらぬこの歌詞でこそ表現できるのかもしれません。

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